【工具屋直伝】マキタのサンダーを選ぶときのポイントとは?オススメ機種も徹底解説!

材料を研磨する代表的な工具であるサンダーは、材料表面の仕上げを行うときなどで使用されます。建設現場ではもちろんDIYユーザーの方にも人気の工具で、多くのメーカーからサンダーが販売されています。

その中でもマキタのサンダーは種類も多く、性能バランスの取れた使いやすい機種が多いです。そのためマキタのサンダーは人気である一方、種類が多いためどの機種が良いのかわからないという方も多いと思います。

そこでこの記事では、マキタのサンダーを選ぶときのポイントについて解説し、記事後半からはオススメのマキタ製サンダーを厳選してご紹介します(^^)

もしサンダー選びで困っている方は、ぜひこの記事を参考にしてください!

サンダーとは?

まず、サンダーとは「研磨」をするための電動工具です。たとえば「錆び取り」や「バリ取り」に加えて塗装を剥がすときにも使用されます。言ってしまえば「やすり」の作業効率を飛躍的にUPさせた工具で、建設現場やDIYをするシーンでもよく使われる印象です。

さらに本体が比較的小さい機種が多いため、持ち運びもしやすく使い勝手も良い工具で、取り回しの良さも特徴の一つとなります。「サンダー」とよく似ている工具として「ディスクグラインダー」もありますが、「ディスクグラインダー」は、研磨の他に「切断」ができ、その点でサンダーと異なります。
ディスクグラインダーは「サンダー」と呼ばれることもあり、同じ呼称ではありますが異なる工具を指していることも多いです。

さて次章からは、大手工具メーカーマキタのサンダーを選ぶときのポイントについて一緒に見て行きましょう。

マキタのサンダーを選ぶときのポイント

マキタ製サンダーを選ぶときは、下記4つを基準に選ぶのがポイントとなります。

-特徴
-作業用途
-電源
-集塵機能


それぞれ見ていきましょう!

特徴

まず、マキタのサンダーの大きな特徴は種類の多さとパワフルな性能です。さすが大手工具メーカーと呼ばれるだけあり、DIYからプロ用まで幅広く機種がそろっています。

「ベルトサンダ」から「仕上げサンダ」に加えて「ランダムオービットサンダ・オービタルサンダ」までそろっており、あらゆる作業に対応しています。また「研削力」の高いサンダーが多く、パワフルな機種が多い印象です。

そのためマキタ製サンダーは「プロ・DIYユーザー」の方にもオススメで、パワーのある機種を探している方にもピッタリです

作業用途

サンダーと一言で言っても、研磨力や構造が異なるため作業用途にあった機種を選ぶのが大切です。

たとえば下記の機種は「9201」と呼ばれるサンダーで、保持が楽な縦型タイプです。そのため効率良く作業を行うことができ、作業中のストレスも軽減されます。
一方下記の機種は「BO3710」と呼ばれる機種で、カテゴリーは仕上げサンダーとなります。非常に握りやすい形状をしており、自己吸じん機能がついているため作業場所をクリーン状態に保つことが可能です。
上記のようにサンダーごとに特徴が異なるため、作業用途にあわせたサンダー選びがポイントとなります。

電源

サンダーには「電源コード式」と「充電式」の2つがあります。それぞれの特徴は下記のとおりです。
電源コード式or充電式 メリット デメリット
電源コード式 ・作業中に電源が切れることはほぼない
・パワフルな機種が多い
・電源を確保する必要がある
・コードが邪魔になる可能性がある
充電式 ・電源コードがないので取り回しが良い
・作業場所を選ぶ必要がない
・作業途中で電源が切れる可能性がある
表のとおり、電源コード式は電源を常に確保する必要があり、作業場所を選ぶ必要があります。ただし途中で電源が切れる可能性はほぼなく、パワフルな機種が多い印象です。

そのため作業場所が一定で、常に電源を確保できるのであれば「電源コード式」がオススメです。一方「充電式」はバッテリー式なので作業途中で電源が切れる可能性こそありますが、コードがないので取り回しも良く、作業場所を選びません。

それぞれメリットとデメリットがあるため、作業場所・環境にあわせてどちらにするかを選びましょう!

集塵機能

最後の選び方のポイントが「集塵機能」です!サンダーは研磨する工具なので、作業中に削られた粉が発生します。そのため作業場所が汚くなりやすく、粉が工具の中に入ったりする可能性もあります。

ただサンダーには粉塵などを吸い込む「集塵機能」がついている機種もあるため、作業場所を汚くしたい方などはこちらの機能がある機種を選びましょう。ここまでがマキタのサンダーを選ぶときのポイントとなるため、ぜひこちらを参考にしてあなたにピッタリのサンダーを選んでみてくださいね(^ ^)

また、次章からはオススメのマキタ製サンダーも紹介するので、あわせてご覧くださいませ。

オススメのマキタ製サンダーを厳選してご紹介!

ここからはアクトツールが厳選したマキタのサンダーを紹介します!もしここまで読んで...

選び方はわかったけど、どれを選べばいいかわからない...
とりあえずオススメ機種が知りたい

という方は、ぜひ参考にしてくださいね(^^)

ベルトサンダ

9903 / 9404

(引用:マキタ-カタログ

まず紹介したいのが吸塵装置がついている「9903」です。なお9903のベルト幅は76mmで、9404はベルト幅が100mmとなります。9903はパワフルさとコンパクトなサイズが特徴で、右側面がフラットになっています

そのため壁の際などでも使用ができ、木材から金属まで研削することが可能です。スピード調節ダイヤルがついており、DIYユーザーの方にも使いやすい一台となります。なお、もしベルト幅がもう少し欲しい方は「9404」がオススメです。

能力(m)(ベルト寸法) 76×533
ベルト速度(m/s) 3.5〜7.3(210〜440)
電源(V)/電流(A) 単相100/11
消費電力(W) 1,050
質量(Kg) 4.3

BS180DRG

BS180DRGは全長500mmで質量も2.0Kgとコンパクトな一方、ベルト速度が最大1,700(m/s)のハイパワーな機種です。先端のアーム角度を-5〜90°まで調整できるため、作業用途の幅も広がります

さらに先端が細いため、細く深い場所の研削もできるためプロ寄りのサンダーです。またハイパワーブラシレスモータを搭載しているため、AC機器同等の能率を実現。そのためバッテリー式でパワーのある機種が良い方にオススメの一台です
能力(m)(ベルト寸法) 9×533
ベルト速度(m/s) 600〜1,700
1充電あたりの作業量(目安) 木工:約15分 鉄工:約11分
本機寸法(長さ×幅×高さ)mm 500×96×116
質量(Kg) 2.0

仕上げサンダ

BO380DRG

BO380DRG

(引用:マキタ

BO380DRGは木材・家具の表面仕上げ・つや出しにぴったりの機種です。モータとバッテリを研削面の真上に配置しているため、本体のバタつきを抑えて均一な仕上げ作業が可能です。

また、「3段変速+低回転制御」を搭載しているため、「広い面の作業なら高速」「塗装落としなら低速」など作業ごとに変更し、作業にあわせて変速することもできます。なお、フロントグリップが着脱式で工具レスなのもポイントの一つ。

パッド寸法(mm) 93×185
ペーパー寸法(mm) 93×228
回転数(min-1) 低速:4,000 中速:8,000 高速:12,000
本機寸法(長さ×高さ×幅)mm 336×92×169
質量(Kg) 2.1

BO3710

BO3710は自己吸塵機能がついており、作業中に作業場所が汚れづらい機種です。また低重心ボディで安定感も抜群で、握りやすいため作業効率を上げることも期待できます。

また従来の機種はペーパーを交換するときクランプを抑えていましたが、レバー式クランプを採用しているためペーパー交換もカンタンに。口コミを見ると「振動も柔らかく手に対する負担が少ない」「作業音が小さい」というコメントも多いため、作業中のストレス軽減と静音性を重視する方にもピッタリです
パッド寸法(mm) 93×185
ペーパー寸法(mm) 93×228
回転数(min-1) 11,000
本機寸法(長さ×幅×高さ)mm 253×92×154
質量 1.5

9035N

(引用:マキタ-カタログ

9035Nはコーナーではストレート、広い面積ではオービタルに切り替えることができる機種です。往復と偏芯運動の切替えができ、グリップ部分は握りやすいフロントグリップ。

木工製品の表面仕上げや板材の木目出しにも使えますし、金属面のサビ落としにも。電源は単相100Vなので家庭でも使いやすく、DIYユーザーの方にもオススメの一台となります。

パッド寸法(mm) 93×185
ペーパー寸法(mm) 93×228
回転数(min-1) 7,000
電源(V)/電流(A) 単相100/1.7
質量 1.45

ランダムオービットサンダ・オービタルサンダ

BO180DRG / BO140DRF

BO180DRG

(引用:マキタ

ランダムオービットサンダというカテゴリーの「BO180DRG」は、回転しながら偏心運動をする機種です。そのため研磨力が強く、AC機器並みのパワーを持っています。

回転数は最大で11,000min-1(高速回転時)とスピーディーで、重心位置の調整を行い使用しやすくなっています。また、充電式なので取り回しも良く、作業場所を選ばずに作業をすることが可能です。

パッド寸法(mm) φ123
ペーパー寸法(mm) φ125
回転数(min-1) 低速:7,000 中速:9,500 高速:11,000
本機寸法(長さ×幅×高さ)mm 175×123×153
質量(Kg) 1.7

BO5030

 

(引用:マキタ-カタログ

こちらもランダムオービットサンダーの「BO5030」です。従来機に比べて研磨力が20%UPしており、パワフルかつスピーディーな作業を実現できるでしょう。

さらにボディ形状とソフトグリップが使いやすい形状になっており、作業中のストレスも軽減。手にフィットしやすく長時間の作業にも向いている一台となります。

パッド寸法(mm) φ123
ペーパー寸法(mm) φ125
回転数(min-1) 12,000
電源(V)/電流(A) 単相100/3.2
質量 1.3

9046

オービタルサンダの「9046」は、防振性が良く偏心運動が特徴の機種です。平らな底の部分にサンドペーパーを付けてやすり掛けをするため、木材などの柔らかい素材の研磨をするときに利用する機種です

重研磨タイプとなり、アイロンのような形状なので家具や壁などの広い面積を研磨するときにも活躍する一台となります。
パッド寸法(mm) 115×229
ペーパー寸法(mm) クランプ式:115×280 マジック式:115×232
回転数(min-1) 6,000
電源(V)/電流(A) 単相100/6
質量 3

ミニサンダ

BO480DRG(BO480DZ)

ミニサンダの「BO480DRG」は、木材や壁面の研削作業にぴったりのパッド面四角タイプの機種となります。

モータが前方配置されており、バッテリが斜め差し込みの設計なので後ろに倒れづらくなっており、変速は押しボタン式の2段変速。さらに自己吸塵機能がついているため、作業中もクリーンな環境で行うことが可能です。
パッド寸法(mm) 112×102
ペーパー寸法(mm) 面ファスナ式:114×102 クランプ式:114×180
回転数(min-1) 低速:11,000 高速:14,000
本機寸法(長さ×幅×高さ)mm 171×112×152
質量(Kg) 1.7

まとめ

いかがでしたか?マキタのサンダーは種類が多く、比較的パワフルな機種も多いためDIYユーザーからプロ用まで幅広く用意されています。さらにコンパクトな機種も多く、取り回しも良いサンダーが多い印象です。

とりあえず迷ったらマキタにしておけばOK」という職人さんもおり、もしサンダー選びで迷っている方はマキタ製がオススメです。ぜひ今回紹介したマキタ製サンダーの選び方とオススメ機種を参考にして、あなたにぴったりの一台を探してみてくださいね(^ ^)

ただ、サンダーをはじめと新品の電動工具は高価になりがちです。そのため「買い替えたいけど予算がない」「とりあえず今の機種を使うしかないかな...」と悩む方もいると思います。

そのようときはぜひ、アクトツールのオンラインショップをのぞいてみてください!アクトツールでは美品のマキタ製サンダーを多数ご用意しており、きっとあなたが欲しい一台もあるはずです。ぜひ下記のボタンから、チェックしてください(^^)

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