【徹底解説】鉄板・フッ素・アルミベースの違いとは?
丸ノコには、3種類のベースプレートがあるのをご存知ですか?
購入する際には3種類のうちのどれかを選んで購入することになります。
あまりそれぞれの違いがわかっていないと、どれを買ったらいいのかわからなくなってしまいますよね。
そんな方のために、今回の記事では丸ノコの3種類のベースプレートの違いや、アクトツールが選ぶおすすめのベースプレートについてを徹底解説いたします。
これから丸ノコを購入予定の方や、ベースプレートの違いを理解できてない方は必見です!
鉄板・フッ素・アルミベースの違いとは?
上記でも説明したように、丸ノコのベースプレートは3種類あります。
- 鉄板ベース
- アルミベース
- フッ素ベース
ちなみにベースプレートとは、丸ノコの刃のすぐ横に装着してある金属のプレートのことです。
このベースプレートと木材を密着させて、水平を保ちながら木材を切断します。
このベースプレートの違いで、板を切断する際の滑らかさ・耐久性・値段などさまざまな差が出てきます。
快適に丸ノコを使用するには、ご自身の状況や使用用途に合ったベースプレートを選ぶのが大切です。
一度買ったらなかなかすぐに買い替える工具でもないので、プレート選びは慎重に行いたいですよね!
以下の章で、それぞれのプレートの特徴を詳しく説明していきます。
鉄板ベース
(引用:ハイコーキ)
鉄板ベースは、以前まで最も主流となっていたベースプレートです。
材質は鉄でできています。
通常プレート部分が黒く塗装されているので、見た目で簡単に判別できます。
剛性があり、しっかりと安定した切断が可能です。
ですので、少々重量があり長時間の作業には腕に負担がかかってしまいます。
また、鉄なので錆びやすくもあり、定期的なメンテナンスも必要です。
鉄板ベースは、他のベースプレートの丸ノコと比べると比較的安価に購入できるのがメリットです。
参考までに、以下の表で鉄板ベースとアルミベースの丸ノコの値段を比べてみました。
▼丸ノコ 鉄板ベース値段一覧(Amazon価格)
型番 | 値段(税込) |
京セラ(旧リョービ) W-1710 | 10,366円 |
ハイコーキ FC6BB3 | 10,736円 |
ハイコーキ FC7BB3 | 11,130円 |
京セラ(旧リョービ) MW-46 | 7,155円 |
▼丸ノコ アルミベース値段一覧(Amazon価格)
型番 | 値段(税込) |
ハイコーキ FC6MA3 | 10,791円 |
マキタ M565 | 14,480円 |
京セラ(旧リョービ) W-500D | 19,800円 |
ハイコーキ FC7MA3 | 11,700円 |
上記のように、鉄板ベースの丸ノコであれば1万円以内で購入できるものも多くあります。 予算に限りがある際には、鉄板プレートの丸ノコがオススメです。
ただ近年は、ハイコーキのFC6MA3のように、アルミベースの丸ノコでも安価なものが出てくるようになってきました。
鉄板ベースとアルミベースの値段の差は年々縮まってきています。
一方、鉄板ベースには安く購入できるというメリットがありますが、黒く塗装された部分がはがれるとサビやすいというデメリットがあります。
また、誤って落としてしまうと鉄板が簡単に歪んでしまったり、滑りも良くないという傾向があります。
あまり頻繁に使わない場合はそこまで気にならないかもしれませんが、耐久性の悪さや滑りの悪さは購入前に理解しておきたいポイントです。
安価に購入できるというのが、鉄板ベースの最大の強みとなります。
アルミベース
(引用:マキタ)
現在最も主流となっているのが、アルミベースです。
材質はアルミでできています。
通常プレートは艶のあるシルバー色をしています。
アルミベースのプレートは鉄板ベースと比べても歪みにくく、滑りやすいのでより滑らかな切断ができます。
木材を切断する際もスムーズに、ストレスなく作業ができますよ。
頻繁に利用する場合や、仕事などで使用する場合は、快適に作業できる点は大切なポイントになります。
また、アルミで出来ているので、重量も多少鉄板ベースの丸ノコより軽くなります。
鉄には劣りますが、適度な強度と精度を兼ね備えています。
以下は、参考までにリョービ(RYOBI)のコード式丸ノコ;アルミベースと鉄板ベースの重さを比べた表です。
▼京セラ(旧リョービ) 丸ノコ アルミベース重さ一覧
型番 | 重さ |
W-568D | 2.6kg |
W-658D | 2.8kg |
W-145D | 2.2kg |
W-500D | 3.0kg |
▼京セラ(旧リョービ) 丸ノコ 鉄板ベース重さ一覧
型番 | 重さ |
W-1700 | 3.0kg |
W-1900 | 3.3kg |
京セラ(旧リョービ)のコード式丸ノコであれば、アルミベースのタイプは重さが3kg以下のものがほとんどです。
鉄板ベースと大きく差のないモデルもありますが、型番によっては1kg近く差が出るものもあります。
上記で説明したように鉄板ベースとアルミベースの値段の差は縮まってきていますし、
- ベースの滑りが良い
- 切断精度も良い
- 耐久性もある
- 比較的軽い
などの理由から、アルミベースの丸ノコが現状最もオススメできるといえます!
どの丸ノコを買えばよいか迷ったら、アルミベースのものを選べば間違いはないでしょう。
フッ素ベース
(引用:ハイコーキ)
最後は、近年になってハイコーキから販売が始まり、今注目されているフッ素ベースです。
材質はアルミで、フッ素樹脂コーティングがされています。
通常プレートの部分は灰色に塗装されています。
フッ素ベースは、アルミベースよりもさらにベースの滑りが良く、耐久性をUPしたベースです。
ベースにフッ素を塗装しているので、湿気を含んでいたり、または乾燥している木材にたいしても滑りやすいのが特徴的です。
樹脂やアルミがベースにくっつきにくいという利点もあります!
ベースが滑りやすければ、より切断精度と操作性が上がるので性能の良さでいえばフッ素ベースが一番でしょう。
ただ現状はハイコーキのみが販売をしているので、そこまで普及はしておりません。
値段も比較的高めに設定されています。
以下は、ハイコーキのフッ素ベース仕様の丸ノコの値段の例です。
▼ハイコーキ 丸ノコ フッ素ベース値段一覧(Amazon価格)
型番 | 値段(税込) |
C6MVYA2 | 26,199円 |
C6MBYA2 | 28,957円 |
ハイコーキは1万円前後の丸ノコも多く販売しているので、フッ素ベースはいまだ高級路線といえます。
とはいえ性能がいいので、今後他のメーカーからも販売される可能性が高いです。
今はあまり普及していないものの、今後はフッ素ベースが人気になりそうです!
まとめ
今回の記事では、違いのわかりにくい丸ノコのベースプレートについて解説をしていきました。
最後に、3種類のベースプレートの特徴のまとめがこちらです!
鉄板ベース | アルミベース | フッ素ベース | |
価格 | 割と安価 | 標準 | 高価 |
ベースの滑りやすさ | △ | 〇 | ◎ |
耐久性 | △ | 〇 | 〇 |
切断精度 | 〇 | ◎ | ◎ |
質量 | 標準 | 比較的軽め | 比較的軽め |
さらに上記で紹介した鉄板ベース・アルミベース・フッ素ベースの丸ノコの平均価格はこちらです。
- 鉄板ベース 9,846円
- アルミベース 14,192円
- フッ素ベース 27,578円
やはり使いやすさ・精度の良さや、値段の差が縮まってきていることを考慮すると、アルミベースの丸ノコが一番おすすめです!
アルミベースの丸ノコは使いやすく長持ちしますし、誤ってぶつけた場合にもプレートが曲がりにくく耐久性が高いです。
ただ、DIYや日曜大工でたまに使用するだけの場合は、安価な鉄板ベースの丸ノコでも良いかもしれませんね!
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いかがでしたか?
今回の記事が、みなさんのベースプレート選びの参考になれば幸いです。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!