【2022年最新】バンドソーの選び方&おすすめ機種

バンドソーは、木材・金属などの素材を切断するのが主な用途です。一定の方向に刃を回転させて切断するので、切断面が非常にキレイなのが大きな特徴です(^^)

他にも「帯鋸盤」「コンターマシーン」という呼び名もあります。 また、電動工具の中では作業時の振動が少ないのも特徴。周りにも配慮した工具となっています。

バンドソーは「糸ノコ盤」と形状が似ているので、よく比較されます。バンドソーは厚みのある素材を直線的に切断することに長けている刃。一方糸ノコ盤は、素材を円形など曲線的に切り抜くのが得意な工具です。

その為、切断用途としては一線を画すと言えます。 またバンドソーは切断スピードが早いので、切断の難しい素材を効率よく処理できるので重宝されます。

今回はそんなバンドソーを選ぶ際に、確認しておきたいポイントを3つだけ紹介していきます! それでは始めましょう(^○^)

バンドソーの選び方は?

バンドソーを選ぶ際に確認したいポイントは下記の3つです。
タイプ
切断能力
電源

タイプ

バンドソー には下記4つのタイプがあります。それぞれ特徴があるので、作業環境・用途に合ったタイプを選びましょう。
タイプ 特徴
卓上横型 ・一般的 ・様々な素材を切断できるバランスタイプ
・平板式、チェーン式がある
卓上縦型 ・木材、アルミなどの柔らかい素材の切断が得意
・複雑な加工も可能
・設置スペースがコンパクト
ポータルブルタイプ ・充電&コードレス
・電源の供給不要
・軽量
ハイブリッドタイプ ・卓上+ポータブルタイプ
・本体と卓上部分の切り離し可能

卓上横型

ロータリバンドソー:CB13FB

「卓上横型」は、バンドソーの中で最も一般的なタイプです。木材・金属など様々な素材を切断できるのでバランスが良いです。ブレードが上から下へ下りて切断するので、自重の力だけで切断作業ができるのもポイント(^^)

卓上横型は、材料を固定する方式が「平板式」と「チェーン式」の2つがあります。平板式は2枚の板で材料を挟むのが特徴で、切断角度の変更が可能。チェーン式はパイプなどの丸棒を切断する際に向いています。用途に合った固定方式を選びましょう!

卓上縦型

「卓上縦型」は、木材・アルミを始めとした柔らかい素材を切断する際に向いています。縦型の場合、自分で刃を材料に押し付けながら使用する必要はあります。しかしその分表面研磨や局面切断など複雑な加工も可能です。 縦型の場合、材料を切断する刃が縦長に配置されているので設置スペースをコンパクトにできるメリットもあります。

ポータブルタイプ

充電式&コードレスで持ち運びが可能な「ポータブルタイプ」もあります。素材自体が大きすぎて動かせないシーンに便利ですし、配管作業・高所作業など電源が供給できない場所でも活躍します。 軽量で持ち運びも簡単なので、非常に汎用性は高いと言えます。

ハイブリッドタイプ

ハイブリッドタイプとは「卓上タイプ」と「ポータブルタイプ」を組み合わせたものです。本体と卓上部分が切り離せるのが大きな特徴。作業場所を選ばないので利便性が高いです。

「据置タイプ」か「キャスタータイプ」かも選んでおこう!
据置タイプは、業務用で使われることが多い本格派のバンドソーです。縦型・横型タイプのどちらかで、大型の機種が多いです。

一方キャスタータイプは卓上縦型タイプにキャスターが付いているバンドソー。一人で運ぶことができるので機動性が良いです。ただ、階段を使って移動するのであれば「ポータブルタイプ」の方が便利です。

切断能力

バンドソーは、上記の「ソーブレード」の部分を使って素材を切断します。ただ、バンドソーの機種によって切断能力は大きく変わります。その為、切断する素材の厚みによって購入すべき機種は変わります。

一般的に「縦型・横型タイプ」の切断能力は高く、「ポータブルタイプ」はやや能力が劣るケースが多いです。 例えば京セラ(元RYOBI)のバンドソー 「TBS-50」を見ると、切断能力は下記のように記載されています。

上記の機種であれば、柔らかい木は80mm・硬い木は50mm。アルミは20mmの厚みまで切断できます。切断する素材によっても切断能力が変わるケースもあります。 もう一つ例を出しておきます。下記はHiKOKIの「CB22FA2」の仕様です。

 

こちらは、丸パイプ〜丸棒までの切断能力が記載されています。また、もう一つ注目して欲しいのが「切断角度」の部分です。上記の表だと「切断角度が45度の時はφ200の丸パイプが切れます」。

しかし「切断角度が60度の時はφ50の丸パイプまでしか切れません」という意味です。切断角度によっても切断能力が変わりますので、合わせて注意しましょう。 とにかく切断能力を上げたいなら「縦型・横型などの据え置き型」がおすすめ。切断能力よりも持ち運びなどの利便性を上げたいなら「ポータブル型」をおすすめします。

電源

タイプと切断能力が決まったら、最後は「電源」のタイプを決めましょう。バンドソー を動かす電源は、下記の3つがあります。
電源タイプ 特徴
単相100V ・一般家庭で利用できる電気交流
・配線の数が少なく比較的安全
三相200V ・工場などで使用される
・電力が大きいので、安全性は劣る
充電式 ・バッテリー電池で使用可能
・ポータブルタイプのみ
一般家庭で使用したい場合は「単相100V」「充電式」のどちらかを選ぶことになると思います。 「三相200V」は少ない電流で大きな電力を生み出せます。

その為、工場など大きな機械がたくさん置いてある場所では三相200Vの電源がおすすめです。 ただ、200Vの場合は必ず購入前に200Vが使用できるか確認しましょう。一般的な家庭の多くでは使用できないケースが多いです

バンドソーのおすすめ機種を厳選しました

ここからは、バンドソーのおすすめ機種をタイプごとに合計8機種紹介します(^^) 「まだどの機種が良いかちょっと悩んでる...」という方は、参考にしていただければと思います。 商品価格はAmazonを参考にしており、2022年1月18日現在の価格です。

1.卓上横型タイプ

CB13FB HiKOKI

ロータリバンドソー:CB13FB

「前面操作パネル」を採用しており、操作のしやすさを格段に上げているHiKOKIのCB13FB。小型&軽量なので、持ち運びも楽々。暗い場所でも作業ができるLEDライト付きです。4段階の荷重切替機構もついており、切断したい素材に合わせることも可能となっています。

製品サイズ ‎60.3 x 28.9 x 32.4 cm
電源 電源コード式
電圧 100V
重量 21.5 Kg

RB180FV 新ダイワ

RB180FV

丸パイプの最大切断能力120mmのワンランク上のバンドソー。コンター機能がついているので、突き切り・簡易角度切りにも使えます。フレームを垂直に立てることで、板材の切断、テーブル上での突き切りもできるので用途に合わせた切断が可能です。

製品サイズ ‎61.5 x 35.5 x 26 cm
電源 電源コード
電圧 100V
重量 22 Kg

2.卓上縦型タイプ

TBS-80 京セラインダストリアルツールズ(元リョービ)

木材、プラスチック、アルミ板、銅板などの切断ができるマルチバンドソー。RYOBIと記載がありますが、今は京セラインダストリアルツールズが販売しています。ただ、RYOBIとして販売されていることも多いので、両社名記載しています。消費電力320Wのハイパワーを持っており、帯ノコ刃の周速度を無段階に調節も可能。別売りで販売している集塵ホースをつなぐことで、クリーンな作業もできます。   

製品サイズ ‎31.7 x 62.2 x 62.2 cm
電源 電源コード
電圧 100V
重量 13 Kg

RBS-195A 高儀

卓上木工バンドソー EARTH MAN

価格は2万円台を切るバンドソーですが、素材が木であれば問題なく直線・曲線の切断が可能です。モーターの加熱を防ぐサーモスタットが搭載。右肩下がり傾斜のみですが、テーブルを0〜45度まで傾斜も可能。お手軽価格ですが、本格的な切断を実現してくれる機種です。   

製品サイズ ‎44.5 x 36.5 x 66.5 cm
電源 電源コード
電圧 100V
重量 16.3 Kg

3.ポータブルタイプ

PB180DRGX マキタ

ポータブルタイプでありながら、卓上タイプと同程度のパワーが出せるバンドソーです。Amazonのレビューでも単管パイプが楽々切断できるという意見もあり、大手マキタの信頼性も抜群。DIYでも使用できますし、持ち運びも可能なので利便性が高い一台と言えます。

製品サイズ ‎56 x 35.4 x 25.4 cm
電源 バッテリー式
重量 6.5 Kg

BH060 アサダ

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(引用:Asada公式サイト

配管工具トップレベルの「アサダ」から販売されているバンドソーです。3.5kgという超軽量なので、片手でも切断可能。静音なので住宅地でも安心して使用できます。また、火花・切粉も飛ばないので衛生的な機種と言えます。   

製品サイズ ‎18.5 x 19 x 35 cm
電源 バッテリー
重量 3.5 Kg

4.ハイブリッドタイプ

2107FW マキタ

コンター機能がついているので、テーブルタイプとしても使用できます。また正確な切断を実現する「トーションスプリング」も実装。(ライニング)鋼管、棒銅を始めアルミサッシや電力通信ケーブルまで切断可能。もちろんプラスチックもOKです!   

製品サイズ ‎78 x 42 x 41.3 cm
電源 電源コード(定着式)
電圧 100V
重量 26 Kg

CB12FA2

HiKOKI(旧:日立工機)から販売されているCB12FA2。HiKOKIのバンドソーは切断荷重が4段階変更でき、切断精度が向上するのが大きな特徴。ボディは軽量アルミベースなので、持ち運びも楽々です。Amazonのレビューでも単管パイプや電気工事で使用されている方もおり、プロも納得の一台です。

製品サイズ ‎75 x 30 x 35 cm
電源 電源コード式
電圧 100V
重量 21 Kg

まとめ

いかがでしたでしょうか? 今回はバンドソーを選ぶ際に確認すべきポイントと、私たちアクトツールがおすすめする8機種を紹介しました!参考になれば幸いです。

また、アクトツールでは2022年1月18日現在1万円台のバンドソーも取り扱っています!ぜひ、下記のボタンからチェックしてみてください。

アクトツールでバンドソーを見てみる!

それでは、最後までご覧いただき誠にありがとうございました!