(引用:ボッシュ)
高速回転する刃によって木材を素早く切断できるチェーンソー。 ノコギリと比べて格段に切断効率があがり、仕上がりも美しくなるチェーンソーは、山林業や製材業、土木関連の仕事には欠かせない道具です。 最近ではDIYブームもあり、一般の方にも浸透しつつある工具です。 今回の記事では、そんなチェーンソーの正しい選び方の解説と、アクトツールが選んだオススメ機種のご紹介をいたします! チェーンソーを探している方や、選び方がわからないという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
チェーンソーの選び方!
チェーンソーはさまざまなメーカーから販売されており、どれも似たように見えて実は種類が多いです。 動力源だけでも3種類、ガイドバーだけでも3種類あるので、使用用途や状況に合わせてご自身にあったタイプを選ぶのが大切です。 今回は、そんなチェーンソーの選び方を6つのポイントにわけて、詳しく解説していきます。- 動力源
- パワー
- ガイドバーの種類と仕様
- チェーンの種類と仕様
- メーカー
- プロ用とDIY用
動力源
チェーンソーの主な動力源は、エンジン式・充電式・AC電源式の3つです。エンジン式
チェーンソーのなかでも最もメジャーなタイプがエンジン式です。 エンジン式のチェーンソーは電源式や充電式では実現できないパワフルさが魅力です。 電源コードがないので、取り回しが楽でどこででも使用できます。 ただ、エンジンを搭載しているぶん重量が重い機種が多く、長時間使用し続けるとしんどくなることもあります。 燃料には、混合燃料と呼ばれるエンジンオイルとガソリンを混ぜたものを使用します。 農機具店や、林業機械、ホームセンターなどで購入するのが一般的です。 この燃料に関しても、車のガソリンのように適宜補給をしなければ動かないので、燃料の管理に慣れていない人は最初は面倒に感じるかもしれません。 また、エンジン式のチェーンソーを使用すると排気ガスが発生するので、環境への影響も懸念され始めています。 低燃費モデルや、排気ガスの発生量を抑えたモデルも多く販売されています。充電式
AC電源式
パワー
エンジン式の場合
排気量と取り付けられるガイドバーの長さの目安
排気量と取り付けられるガイドバーの長さにはある程度の目安があります。 排気量が30mlであれば、ガイドバーの長さは250~350mm程度、排気量が45mlならガイドバーの長さは400~500mm程度が適しています。 排気量が多いモデルほど長いガイドバーが使用でき、よりパワフルに大きな径の木も切断も可能です。充電式・AC電源式の場合
充電式・AC電源式の場合は、その電圧でパワーが変わります。 18Vや36Vなどがありますが、電圧の中では最大レベルの36Vでさえも、エンジン式の排気量30ml相当といわれています。 充電式・AC電源式のチェーンソーでもパワーのあるものも登場してきていますが、やはりエンジン式と比べるとかなり差があります。 充電式・AC電源式は、メンテナンスがしやすい・扱いが楽・環境に優しいなどがメリットとなります。 本格的に切断作業をする場合は、エンジン式のチェーンソーを選びましょう。電圧と取り付けられるガイドバーの長さの目安
電圧と取り付けられるガイドバーの長さにも、ある程度の目安があります。 14.4Vでは100mm程度、18Vでは100~250mm程度、36Vであれば250~400mm程度です。 より高電圧な機種で、かつ長いガイドバーを使用すれば、大きな木材でも切りやすくなります。ガイドバーの種類と仕様
チェーンソーのガイドバーには、スプロケットノーズバー・カービングバー・ハードノーズバーの3種類があります。スプロケットノーズバー
カービングバー
ハードノーズバー
チェーンの種類と仕様
ほとんどのメーカーは、オレゴン社製のチェーンを純正品として採用しています。 各チェーンメーカーのチェーンにオレゴン社の品番が入っているのはこのためです。 ※ハスクバーナは自社製造のチェーンを使っていますが、一部はオレゴン社製と互換性があります。 チェーンの品番を見れば、そのチェーンがどんな作業に向いているのかがわかるようになっています。 例えば、オレゴン社のチェーン品番が「91PX-68」となっているとします。 「91PX」はチェーンのタイプを、「68」はドライブリンクの数(チェーンの長さ)です。 「91PX」と「91VXL」など、タイプの数字が同じチェーンには互換性があるので、チェーンを交換して使用できます。(引用:オレゴン社HP)
例えばチェーンのタイプである「25AP」は、日本市場でも古くから支持されている、軽くて滑らかな使い心地のチェーンです。 「91PX」は、キックバックの軽減に重点を置いて作られた、一般の人でも使いやすいチェーンとなっています。 それぞれのチェーンには作業目的に合わせたタイプがあります。 さらに詳しく知りたい方は、ぜひオレゴン社のホームページを参考にしてみてください。
メーカー
プロ用とDIY用
▼ハイコーキ プロ用チェーンソーの例多くの有名工具メーカーは、プロ用の工具とDIY用の工具を販売しています。 プロ用とDIY用の大きな違いは、スペック・耐久性と値段です。 仕事などでハードに使う場合は、耐久性と精度の高いプロ用を選びましょう。 値段はプロ用とDIY用とでは、数千円から数万円の違いがでてきます。 そのため、DIYなど軽作業で使用するだけの場合は、DIY用を選んだほうがコストパフォーマンスが高くなります。 プロ用とDIY用の工具の多くは、色で見分けることが可能です。 例えば上記の写真のように、ハイコーキのプロ用の工具は緑+黒色であり、DIY用は青色をしています。 マキタの場合は、プロ用の工具は定番のマキタブルーと呼ばれる明るいブルー、DIY用は緑色をしています。
チェーンソーのおすすめ機種
ここからは、アクトツールが選んだオススメのチェーンソーの機種をご紹介していきます。エンジン式チェーンソー
電源 | エンジン式 |
排気量 | 43.1ml |
切断能力(ガイドバー長さ) | 380~450mm |
チェーン形式 |
H25-64DL/H25-72DL
|
本体質量 | 4.5kg |
新ダイワ トップハンドルソーE2125TS/250SPS
(引用:新ダイワ)
新ダイワのE2125TSは、エンジン式にもかかわらず2.3kgという圧倒的な軽さとパワーを備えたチェーンソーです。 あまりに軽いと扱いづらくもなりますが、2.3kgであればちょうど扱いやすく、長時間に及ぶ作業でも腕が疲れにくいです。 楕円のグリップは手に馴染みやすく、どんな姿勢でも握りやすいリアハンドルで負荷のかかる作業でも扱いやすいモデルです。 樹上での枝打ち作業も軽快にこなすことができます。 軽さとパワーと小回りのきく形状をあわせもった、プロ用のチェーンソーです。
電源 | エンジン式 |
排気量 | 25.0ml |
切断能力(ガイドバー長さ) | 200~250mm |
チェーン形式 | 25AP-60E |
本体質量 | 2.3kg |
充電式チェーンソー
18Vコードレスチェーンソー
電源 | 充電式 |
電圧 | 18V |
切断能力(ガイドバー長さ) | 200mm |
チェーン形式 | 25AP-52 |
本体質量 | 2.88kg |
36Vコードレスチェーンソー
ハイコーキ コードレスチェンソー マルチボルトシリーズ CS3630DA(XP)
電源 | 充電式 |
電圧 | 36V |
切断能力(ガイドバー長さ) | 300mm |
チェーン形式 | 91PX-45E |
本体質量 | 6.65kg |
まとめ
