【2022年版】チェーンソーのおすすめ機種・選び方

2022-2-18

ボッシュ チェーンソー(引用:ボッシュ

高速回転する刃によって木材を素早く切断できるチェーンソー。 ノコギリと比べて格段に切断効率があがり、仕上がりも美しくなるチェーンソーは、山林業や製材業、土木関連の仕事には欠かせない道具です。 最近ではDIYブームもあり、一般の方にも浸透しつつある工具です。 今回の記事では、そんなチェーンソーの正しい選び方の解説と、アクトツールが選んだオススメ機種のご紹介をいたします! チェーンソーを探している方や、選び方がわからないという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

チェーンソーの選び方!

チェーンソーはさまざまなメーカーから販売されており、どれも似たように見えて実は種類が多いです。 動力源だけでも3種類、ガイドバーだけでも3種類あるので、使用用途や状況に合わせてご自身にあったタイプを選ぶのが大切です。 今回は、そんなチェーンソーの選び方を6つのポイントにわけて、詳しく解説していきます。
  • 動力源
  • パワー
  • ガイドバーの種類と仕様
  • チェーンの種類と仕様
  • メーカー
  • プロ用とDIY用
それでは、以下の章で詳しく見ていきましょう。

動力源

チェーンソーの主な動力源は、エンジン式・充電式・AC電源式の3つです。
エンジン式
チェーンソーのなかでも最もメジャーなタイプがエンジン式です。 エンジン式のチェーンソーは電源式や充電式では実現できないパワフルさが魅力です。 電源コードがないので、取り回しが楽でどこででも使用できます。 ただ、エンジンを搭載しているぶん重量が重い機種が多く、長時間使用し続けるとしんどくなることもあります。 燃料には、混合燃料と呼ばれるエンジンオイルとガソリンを混ぜたものを使用します。 農機具店や、林業機械、ホームセンターなどで購入するのが一般的です。 この燃料に関しても、車のガソリンのように適宜補給をしなければ動かないので、燃料の管理に慣れていない人は最初は面倒に感じるかもしれません。 また、エンジン式のチェーンソーを使用すると排気ガスが発生するので、環境への影響も懸念され始めています。 低燃費モデルや、排気ガスの発生量を抑えたモデルも多く販売されています。
充電式
近年になって人気が出てきているのが、充電式のチェーンソーです。 電源コードがないので取り回しがしやすく、扱いやすさが魅力です。 エンジン式と比べるとパワーは多少劣りますが、圧倒的に低騒音かつ低振動で作業ができます。 バッテリーがあるぶん電源式よりは重量が重くなることと、バッテリーが切れてしまえば使えないところがデメリットとなります。 ただ、バッテリー切れに関しては、替えのバッテリーを持ち歩けば解決できる部分でもあります! 値段も、電源式に比べてハイスペックであるぶん高額なものが多いです。
AC電源式
最も手軽に使い始めることができるのが、AC電源式のチェーンソーです。 電源に接続するだけで使え、燃料補給やバッテリーの交換も必要ないので簡単に使うことができます。 重さもエンジン式やバッテリー式と比べて軽量で、価格も安い傾向にあります。 電源のある場所でしか使用できないので、コードがあるぶん取り回しは多少しづらく、特に屋外での使用の場合は場所が限られます。 屋外で使用する際には、ポータブル電源が一緒にあると便利です。 電源に接続しているので電池切れの心配はなく、安定した作業ができますが、エンジン式に比べるとパワーは劣ります。

パワー

チェーンソー おすすめ

チェーンソーのパワーの強さは、エンジン式の場合排気量で、充電式・AC電源式の場合電圧で判断できます。 また、ガイドバーの長さもパワーをはかる目安となります。

エンジン式の場合

エンジン式のチェーンソーは、その排気量によって回転数とパワーが変わります。 市販で一般的に売られているエンジン式チェーンソーの排気量は、だいたい30~35mlくらいです。 カジュアルチェーンソーまたは小型チェーンソーとも呼ばれ、DIYやライトユース向けとなっています。 排気量が35~60mlくらいのものは中型チェーンソーと呼ばれます。 ~45mlくらいであれば本格派のDIYユーザーにもオススメですが、45mlを超えてくるものであればプロ向けの機種が多いです。 さらに排気量が60~100mlくらいのモデルは大型チェーンソーと呼ばれ、プロの中でも高い切断能力を求めるユーザー向けとなっています。 主には林業従事者のプロが使用し、枝打ちはもちろん、大きな径の木も切り倒すことができます。
排気量と取り付けられるガイドバーの長さの目安
排気量と取り付けられるガイドバーの長さにはある程度の目安があります。 排気量が30mlであれば、ガイドバーの長さは250~350mm程度、排気量が45mlならガイドバーの長さは400~500mm程度が適しています。 排気量が多いモデルほど長いガイドバーが使用でき、よりパワフルに大きな径の木も切断も可能です。

充電式・AC電源式の場合

充電式・AC電源式の場合は、その電圧でパワーが変わります 18Vや36Vなどがありますが、電圧の中では最大レベルの36Vでさえも、エンジン式の排気量30ml相当といわれています。 充電式・AC電源式のチェーンソーでもパワーのあるものも登場してきていますが、やはりエンジン式と比べるとかなり差があります。 充電式・AC電源式は、メンテナンスがしやすい・扱いが楽・環境に優しいなどがメリットとなります。 本格的に切断作業をする場合は、エンジン式のチェーンソーを選びましょう。
電圧と取り付けられるガイドバーの長さの目安
電圧と取り付けられるガイドバーの長さにも、ある程度の目安があります。 14.4Vでは100mm程度、18Vでは100~250mm程度、36Vであれば250~400mm程度です。 より高電圧な機種で、かつ長いガイドバーを使用すれば、大きな木材でも切りやすくなります。

ガイドバーの種類と仕様

チェーンソーのガイドバーには、スプロケットノーズバー・カービングバー・ハードノーズバーの3種類があります。
スプロケットノーズバー
スプロケットノーズバーとは、先端のスプロケット(歯車)でチェーンをスムーズに回転させて、高速で切断ができるガイドバーです。 DIYからプロまで幅広い層に支持されている、ガイドバーの中では最もメジャーなタイプです。 写真のようにガイドバーの一部としてスプロケットが埋め込まれているものや、スプロケット部分を交換できるものもあります。 横方向からの折れ曲がりに弱い構造で、やや耐久性は低めです。 太い木材を切断する際に、抜けなくなって無理に引っ張ると簡単に曲がってしまうこともあります。 太い木を切断する際には、ハードノーズバーを選ぶほうがよいでしょう。
カービングバー
カービングバーとは、先端部が細く尖った形をしており、細かい作業にも向いている軽量のガイドバーです。 先端を細くすることで、キックバックが発生しにくい構造になっています。 繊細な作業にも向いているので、チェーンアートやチェーンソーカービング競技などでも使用されます。 回転抵抗は大きいため、切断スピードは遅めです。
ハードノーズバー
ハードノーズバーは、名前のとおりハードな作業に向いている耐久性の高いガイドバーです。 太い木材を切断する場合には、ハードノーズバーを選びましょう。 頑丈な仕様のため、重量は重くなります。 また、スプロケット部分がなく回転抵抗が大きいので、切断スピードは遅めになります。 先端を突っ込んで切る切断方法には最適なガイドバーです。

チェーンの種類と仕様

ほとんどのメーカーは、オレゴン社製のチェーンを純正品として採用しています。 各チェーンメーカーのチェーンにオレゴン社の品番が入っているのはこのためです。 ※ハスクバーナは自社製造のチェーンを使っていますが、一部はオレゴン社製と互換性があります。 チェーンの品番を見れば、そのチェーンがどんな作業に向いているのかがわかるようになっています。 例えば、オレゴン社のチェーン品番が「91PX-68」となっているとします。 「91PX」はチェーンのタイプを、「68」はドライブリンクの数(チェーンの長さ)です。 「91PX」と「91VXL」など、タイプの数字が同じチェーンには互換性があるので、チェーンを交換して使用できます。 

(引用:オレゴン社HP

例えばチェーンのタイプである「25AP」は、日本市場でも古くから支持されている、軽くて滑らかな使い心地のチェーンです。 「91PX」は、キックバックの軽減に重点を置いて作られた、一般の人でも使いやすいチェーンとなっています。 それぞれのチェーンには作業目的に合わせたタイプがあります。 さらに詳しく知りたい方は、ぜひオレゴン社のホームページを参考にしてみてください。

メーカー

メーカーも、チェーンソーを選ぶ際には大事にしたいポイントです。 チェーンソーの人気メーカーは、スウェーデンの農林・建設機器メーカーであるハスクバーナや、その傘下のゼノア、ドイツのチェーンソーメーカーであるスチールなど。 海外メーカーのチェーンソーは、パワフルさと耐久性、デザインの美しさが魅力です。 その他にも国内有名メーカーであるマキタ・ハイコーキ・共立・新ダイワ・リョービなども、高機能なチェーンソーを販売していて人気があります。 有名メーカーのチェーンソーを選ぶことは、価格が上がる代わりにメーカーの保証が手厚かったり、当たり外れがなかったりとメリットが多いです。 また、もし手放すことになったときでも、中古市場で高値がつきやすくなる傾向にあります。

プロ用とDIY用

▼ハイコーキ プロ用チェーンソーの例
▼ハイコーキ DIY用チェーンソーの例

多くの有名工具メーカーは、プロ用の工具とDIY用の工具を販売しています。 プロ用とDIY用の大きな違いは、スペック・耐久性と値段です。 仕事などでハードに使う場合は、耐久性と精度の高いプロ用を選びましょう。 値段はプロ用とDIY用とでは、数千円から数万円の違いがでてきます。 そのため、DIYなど軽作業で使用するだけの場合は、DIY用を選んだほうがコストパフォーマンスが高くなります。 プロ用とDIY用の工具の多くは、色で見分けることが可能です。 例えば上記の写真のように、ハイコーキのプロ用の工具は緑+黒色であり、DIY用は青色をしています。 マキタの場合は、プロ用の工具は定番のマキタブルーと呼ばれる明るいブルー、DIY用は緑色をしています。

チェーンソーのおすすめ機種

ここからは、アクトツールが選んだオススメのチェーンソーの機種をご紹介していきます。

エンジン式チェーンソー

ハスクバーナの543XPは、プロユーザーや熟練したチェーンソー作業者のために開発されたモデルです。 林業従事者や製材業者の方には最適な、大きな径の木も切り倒すことのできるパワフルなチェーンソーです。 ハスクバーナ社独自のX-Torqエンジン技術により、最大20%燃費を低減、従来モデルと比べて75%も排出ガスの削減が実現できています。 より長く使い続けられる、環境に配慮された設計です。 また、吸気の清浄化システムにより、エアフィルターが汚れにくくなっています。 フィルターの掃除の頻度が減るので、作業が長時間に及ぶ場合でもスムーズな作業が実現できます。
電源 エンジン式
排気量 43.1ml
切断能力(ガイドバー長さ) 380~450mm
チェーン形式
H25-64DL/H25-72DL
本体質量 4.5kg

新ダイワ トップハンドルソーE2125TS/250SPS 新ダイワ トップハンドルソーE2125TS/250SPS
(引用:新ダイワ

新ダイワのE2125TSは、エンジン式にもかかわらず2.3kgという圧倒的な軽さとパワーを備えたチェーンソーです。 あまりに軽いと扱いづらくもなりますが、2.3kgであればちょうど扱いやすく、長時間に及ぶ作業でも腕が疲れにくいです。 楕円のグリップは手に馴染みやすく、どんな姿勢でも握りやすいリアハンドルで負荷のかかる作業でも扱いやすいモデルです。 樹上での枝打ち作業も軽快にこなすことができます。 軽さとパワーと小回りのきく形状をあわせもった、プロ用のチェーンソーです。

電源 エンジン式
排気量 25.0ml
切断能力(ガイドバー長さ) 200~250mm
チェーン形式 25AP-60E
本体質量 2.3kg

充電式チェーンソー

18Vコードレスチェーンソー

マキタ 充電式チェンソー 18V MUC204DZ

マキタのMUC204DZは、コードレスの18Vながらもパワフルで粘り強い高速切断のできるモデルです。 軽量モデルながらも高回転+ハイパワーで、23mlのエンジン式同等の使用感があります。 太枝モード(直径10cm目安)と標準モードの2段階に簡単に切り替えができ、充電を無駄にすることなく効率よく作業が行えます。 高いところや、姿勢の安定しないような場所での枝打ち作業でも使いやすいのでオススメです。 重心バランスがよく、取り回しがしやすいプロユースにも最適なチェーンソーです。
電源 充電式
電圧 18V
切断能力(ガイドバー長さ) 200mm
チェーン形式 25AP-52
本体質量 ‎2.88kg

36Vコードレスチェーンソー

ハイコーキ コードレスチェンソー マルチボルトシリーズ CS3630DA(XP)

ハイコーキのCS3630DAは、コードレスの機敏性にパワフルさを兼ね備えた36Vマルチボルトシリーズのチェーンソーです。 1回の充電で、50mmの杉の枝であれば約190本切断できる目安です。 従来のモデルと比べて作業量は約35%UPし、約50本多く切断できるようになりました。 軽量かつサイズもあえてコンパクトに設計することで、軽やかに作業ができ取り回しがしやすくなっています。 木材や丸太の切断、庭木の枝打ちや伐採作業にも向いている、使いやすいモデルです。 パワーのあるチェーンソーを探しているけど、エンジン式のチェーンソーに抵抗がある方にはオススメです。
電源 充電式
電圧 36V
切断能力(ガイドバー長さ) 300mm
チェーン形式 91PX-45E
本体質量 ‎6.65kg

まとめ

いかがでしたか? 今回の記事では、チェーンソーの正しい選び方の解説と、オススメの機種をご紹介させていただきました。 チェーンソーはどれも似ているように見えて、実は種類や環境によって使い分けが必要だったり、使いやすさも大きく変わってきます。 状況に応じたチェーンソーを使用すれば、作業効率があがったり、思わぬケガを防止することもできます。 みなさんも、ぜひ今回の記事を参考に、ご自身にあったチェーンソーを見つけてみてくださいね。 それでは、また次回の記事でお会いしましょう!