電気カンナ(鉋)オススメの機種5選!選び方・使い方まで一挙ご紹介
手鉋には、
- 平鉋(ひらがんな):最も一般的なカンナ。木の平面部分を薄く削り、表面仕上げを行う。
- 反り台鉋(そりだいかんな):丸太や反った凹面や凸面を削るカンナ。
- 底取り鉋(そことりかんな):敷居や鴨居の類の凹の底面を仕上げるカンナ。
などを始め、たくさんの用途に対応した種類が存在します。
電動鉋は基本的に平鉋(ひらがんな)として使用する構造になっています。
電動なので作業効率は非常に高く、手鉋では1日がかりになるような仕事も数分で出来てしまいます。
熟練した技術も必要とせず、大量の仕上げ作業を簡単に行える電動鉋についてまとめてみました。
電動鉋は家庭向けDIY用も販売されており、プロだけの道具ではありません。
アマチュア木工ファンの方も、ぜひ最後までお付き合い下さいませ!
・電動鉋とは?
・電動鉋の選び方
・電動鉋おすすめ5選
電動の鉋とは?
電動鉋(カンナ)はプロの木工現場では当たり前の工具ですが、最近ではDIYの世界でも廉価版が普及しています。
プロの現場では、大量の表面仕上をスピーディーにこなす手段として。
DIYの世界では、技術的なハードルが高い手鉋よりも、手軽に手早く仕上げる手段として。
この項目では、そんなあらゆる木工作業者の味方、電動のカンナについてシッカリと基礎情報をインプットして頂きたいと思います。
電動鉋の種類
電動カンナは、その構造により大きく2種類に分けることが出来ます。
電気カンナ 電動鉋として一般的にイメージされるのが、こちらの電気鉋。
写真はAmazonで売れ線の、マキタ 82mm充電式カンナ(KP181DZ)です。
木工用の工具としては、小型・軽量で持ち運びも簡単。
手鉋と同じような要領で、木材の表面をスピーディーに削ることができます。
ただし、手鉋が奥から手前に削って行くのに対し、手前から奥に向かって削るのが電気式の特徴。
高速で回転する、本体底部の回転ドラムに取り付けた刃で、木材の表面を削る仕組みです。
自動カンナ 自動カンナは電気カンナと異なり、大型・据え置き型の電動カンナになります。
写真はAmazonで売れ線の、パオック(PAOCK) Power sonic PRO(パワーソニックプロ) 自動カンナ PP-330です。
最大の特徴は、幅のある木材の表面を一気に削ることが可能な点。
写真のパワーソニックプロは、最大330mm幅の木材を、最大で3mmの深さに削ることが出来ます。
毎分7.6mのスピードで、ローラーが自動で木材を送り込みますので、大量の木材を加工するときには大活躍してくれるでしょう。
電動カンナの主要メーカー
売れ筋のメーカー4つをピックアップしてみました。
マキタ(Makita) Amazon売れ筋ランキングでも上位に名を連ねる、マキタ。
1958年に、日本で初めて電気カンナを製造したメーカーでもあります。
電動工具市場では国内最大手であり、国内シェアは実に60%!
機種選びで困ったら、「取り敢えずマキタ」もアリかもしれません。
電気カンナ、自動カンナ、ともに幅広いラインナップを揃えています。
HiKOKI(ハイコーキ) HiKOKI(ハイコーキ)(旧日立工機)も人気電動カンナメーカーの一つで、電動工具の専門メーカーとなっています。
Amazonでは、マキタの次くらいに目立つ存在です。
ラインナップとしては、電気カンナを中心に展開中。
大型の自動カンナも製造していますが、主力としては扱っていないようです。
RYOBI(リョービ) RYOBIも、マキタやHiKOKIに負けない人気メーカー。
2018年にリョービから京セラインダストリアルツールズへ、電動工具(パワーツール)事業が継承されています。
RYOBIブランドは引き続き健在ですが、kyoceraブランドの工具も順次登場しているようです。
高儀 EARTH MAN EARTH MANは高儀が製造する電動工具のブランド名。
プロユースの製品もありますが、電動カンナは家庭用DIY向け製品のみの展開になります。
ですが、これが安価で家庭用としては十分な機能性があり、Amazonではベストセラー1位(調査時点)となっていました。
電動カンナの用途
電動カンナの用途についてまとめました。
平面削り 歪みのある木材の表面を平面に削ったり、古くなった表面を削ってきれいにしたり。
一番基本の用途になります。
一気に仕上げようとせず、深さを調節して粗削り→仕上げ削りという感じで削っていきましょう。
相じゃくり(合いじゃくり)
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引用:goo辞書
相じゃくり加工は、図のように木材を組み合わせるための加工を施すこと。
並行ガイドを取り付けて、カンナ本体を木材からはみ出るように構え、木材の端だけを削り取ります。
作業上、非常に不安定で危険を伴いますので、DIY初心者は避けるのが無難です。
面取り
安全対策や美観のうえで欠かせない面取り作業。
機種によっては、下の画像のように深さが選べる面取り溝がついているものもあります。
電動の鉋の選び方は?

選択する際に考えるポイントとしては、電源の種類・刃幅・刃の種類などの3つになるかと思います。
それでは、一つずつ見てみましょう。
電源の種類

が、作業する上で問題がないのであれば、コンセント式にしておいた方が無難かもしれません。
充電式はバッテリー・充電器が別売という製品が多く、使い方にもよりますがバッテリーは一つでは足らない場合がほとんどのようです。
刃幅
写真は電気カンナでは最大刃幅のマキタKP312、刃の幅は312mmになります。
定番の売れ筋サイズ、82mmと比べると、実に4倍弱の大きさ。
1尺材を一発切削出来るのが、ウリなのです。 他にも110mmも人気のサイズですね!
これがあれば仕事もはかどる!・・・のですが、重くて取り回しは大変です。
お値段も大型で、KP312 は標準小売価格23万円以上です、、、。
もしかすると82mmサイズの方が使い勝手は良いのかもしれません。
よく考えてご判断するのをオススメします!
刃の種類
問題は、刃を自分で研いで使うか、ダメになり次第どんどん刃を買い替えて使うか、になります。
自分のカンナなんだから自分で研ぐぞ!
という場合は、 「今まで刃物研ぎとかしたことないぞ?習慣にして手入れ出来るかな?」
と心配&疑問な方は、替刃式の方が無難かもしれません。
選び方まとめ
これら3点を頭に入れて、自分に合った一台を頑張って見つけましょう。
ただ、何を選ぶにも一度手で触れてみるのは大切なポイントです。
重さや持った時の感じは、ネット通販ではわかりません。
毎日使う仕事の道具となれば、そのあたりも大事にしたいところです。
後は値段との相談でしょうか?
安く抑えたいのなら、中古で程度の良いのを探す、というのも選択肢の一つですよ。
電動の鉋おすすめ機種5選!
ここからは安心してオススメ出来る、売れ筋電動カンナをご紹介致します。
ぜひ、電動カンナ選びの参考にして下さいね。
おすすめその1
マキタ(Makita) 82mm電気カンナ KP0800ASP
標準小売価格 | ¥26,500 |
電源の種類 | コンセント式 |
刃の種類 | 替刃式 |
最大切削幅 | 82mm |
最大切削深さ | 2.5mm |
相じゃくり深さ | 9mm |
性能的にもコスパ的にも文句の出ない、パワフルな売れ線電気カンナ!
やはりマキタの電動工具は安心感がありますね。
迷ったらこのあたりをチョイスしておけば良いのではないでしょうか。
ダストパックは別売で約1,500円、ノズルは100円少々。
この機種用の替刃は、ネット実売価格約800円~となっています。
おすすめその2
マキタ(Makita) 82mm電気カンナ KP0800A
価格相場 | ¥18,000~ |
電源の種類 | コンセント式 |
刃の種類 | 研磨式 |
最大切削幅 | 82mm |
最大切削深さ | 2.5mm |
相じゃくり深さ | 9mm |
オススメその1と同じ、82mmのマキタ製です。
基本スペックは変わりませんが、こちらの刃は研磨式。
刃を自分で研いで使いたいという、こだわり派の方はコチラをお選び下さい。
「砥ぎに抵抗が無いのなら、切れ味は替刃式よりも断然上!」
というご意見もあるようです。
おすすめその3
HiKOKI(ハイコーキ) 旧日立工機 かんな AC100V 刃幅82mm 替刃式P20SF
希望小売価格 | ¥29,900 |
電源の種類 | コンセント式 |
刃の種類 | 替刃式 |
最大切削幅 | 82mm |
最大切削深さ | 2.6mm |
相じゃくり深さ | 9mm |
トリガーを離すと止まる、安全設計。
この機種は、研磨式も用意されていますので、お好みで選ぶことが可能です。
また、刃幅も82mmの他に、
- 120m
- 136mm
- 156mm
などもラインナップされています。
相じゃくり作業の際に便利なガイド組が別売で準備されていますので、作業する機会の多い方は同時購入をオススメします。
ダストパックは別売で約1,200円、ノズルは200円少々。
この機種用の替刃は、ネット実売価格約600円~となっています。
おすすめその4
髙儀(Takagi) 替刃式 電気かんな EARTH MAN 82mm PLA-110
価格相場 | ¥5,000~ |
電源の種類 | コンセント式 |
刃の種類 | 替刃式 |
最大切削幅 | 82mm |
最大切削深さ | 1.6mm |
相じゃくり深さ | 18mm |
DIY用に電気カンナをお探しなら、これで間違いありません。
何しろ安い。
実売価格5,000円~のお値段で、替刃式電気カンナが買えてしまう。
しかも、一般的に別売の多いダストバッグがこのお値段で標準装備。
刃が2回使える両刃式なのも泣かせます。
コスパ的には満点の製品です!
DIY用とはいえ、ソコソコハードな使い方でも頑張ってくれたという口コミも多数。
スパナ、六角棒レンチなどもちゃんと付いてますので、これ一個買えば削れます!
おすすめその5
マキタ(Makita) 自動カンナ 替刃式 定盤固定分決め専用 304mm 2012NB
価格相場 | ¥80,000~(ビルディ参照) |
電源の種類 | コンセント式 |
刃の種類 | 替刃式 |
最大切削幅 | 304mm |
最大切削深さ | 3.0mm(木材幅による) |
最大切削材厚さ | 155mm |
一番売れている(と思われる)、自動カンナ。
値段で言えばもう少し安いのもあります。
が、プロの過酷な現場で選ばれるのは、少々高くてもやっぱりマキタ、ということなのでしょう。
本体は27kgで可搬型。
これ1台あれば、現場で大活躍ですね。
定寸ストッパを活用して、3~100mmの間での定寸切削も可能になっています!
電動の鉋 販売店おすすめ紹介!
電動カンナについて、色々とお話してまいりました。
購入したいカンナのイメージは出来ましたでしょうか?
次に問題になるのが、どこで買うのか?
この項目では、電動カンナの販売店の選び方、オススメ販売店を紹介します!
新品を買うなら!
「長く使いたいし、中古は不安なので新品を購入したい!」
そんなあなたには、Amazon、ビルディの2つをオススメします。
Amazonは言わずとしれた、巨大ショッピングサイト。
使ったことがある方も多いかもしれませんが、工具の品揃えも恐ろしいレベル。
新品なら欲しい電動カンナは、まずあります。
ビルディは工具通販の専門オンラインストア。
こちらの品揃えもかなりのものがあります。
両者に共通するのは、新品が安い、ということ。
欲しい工具が決まっていて、新品で購入されるなら、この2ヶ所で問題ありません。
中古を買うなら!
「中古工具を手軽にキッチリ選んで買いたい!」
ということなら、手っ取り早いのはメルカリかヤフオクでしょう。
購入される場合は、両方で検索するのがマスト!
出品は一般の方が多いので、思わぬ掘り出し物の可能性もあります。
ただし、気になることはキッチリと確認をしたうえで。
まれのこと、とは思いますが、どうしてもトラブルは発生しやすいようです。
プロ用途で使用された中古品は、やっぱりピンきり。
本当のことを言えば、直接商品を見て、信頼の出来る店舗から購入したいところです。
(引用:アクトツール)
国内最大量の中古工具取集扱いを誇る弊社なら、安心して電動カンナをお選び頂けます。
アクトツールでは専門知識を持ったスタッフが、買取を行います。
買取した電動工具は、しっかりと修理・メンテナンスを行ってから販売していますので、プロからの信頼も厚いです。
そんなアクトツールには、アクトツールオンラインショップという通販サイトがございます。
お近くに店舗がない方や、お店に行く時間がなかなかとれない方にもオススメです!
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