高速切断機・チップソーカッター・丸ノコの違いとは?【徹底解説】

 切断能力の高い工具として名の上がる高速切断機チップソーカッターそして丸ノコ
みなさんはそれぞれ3種類の違いをご存知でしょうか?
形や見た目も近いこの3つの工具ですが、実は構造や使用用途に違いがあります。

今回の記事では、そんな混同しやすい高速切断機・チップソーカッター・丸ノコの違いを徹底解説いたします。
3つの工具について詳しくない方や、違いが曖昧な方は、ぜひ参考にしてみてください!

この記事でわかること
・高速切断機・チップソーカッター・丸ノコの違い
・高速切断機とは?
・チップソーカッターとは?
・丸ノコとは?

高速切断機・チップソーカッター・丸ノコの違いとは?

(引用:マキタ)

  まずはそれぞれの違いを簡潔に説明します。

高速切断機・・・金属を切断するために切断工具
切断用の砥石を高速で回転させて、金属を切断します。
高速カッターともよく呼ばれます。
大きな素材の切断に適していて、素早い切断が可能です。

チップソーカッター・・・金属を切断するために切断工具
高速切断機とは違い、丸ノコなどに使用されるチップソーを用いて切断します。
火花が少ない・切断時の音が小さいなどの利点があります。

丸ノコ・・・木材を切断するために切断工具
木材用のチップソーを用いて切断します。
ノコギリで木を切るのと比べると、圧倒的に速く正確に切断ができます。

どれも似ているようで少し違うのがわかりましたか?
以下の章でさらに具体的に説明していきます。

具体的に高速切断機とは?

(引用:ハイコーキ)

まずは、高速切断機についてです。
高速切断機は、金属(鋼材・ステンレス・鋳物・ワイヤーロープ等)を切断する際に使用する切断工具です。
金属の切断といえばチップソーカッターも同じなので、混同されることがよくあります。

高速切断機の場合は、チップソーは利用せず、切断用の砥石を使用します。 ▼BOSCH 切断用砥石

(引用:ボッシュ)

砥石なので、刃は金属で出来ていません。
砥粒という、サラサラの砂状の物質と結合剤に混ぜ、型に入れて焼き固めて作られます。
とても堅い素材であるため、チップソーと比べると砥石は摩耗しづら、刃を頻繁に替えずともより多くの素材を切断できます

高速切断機もチップソーカッターも、どちらもパワフルに金属製のパイプや棒、板などを切断できますが、刃の交換の手間などを考えると高速切断機のほうがオススメです。

用途は?

建設現場ではよく利用される工具です。
特に太いパイプなども切断できるので、インフラ関係の現場作業でよく目にします。
最近ではDIYブームもあり、ご家庭で使用する人もいます。

主要メーカー

マキタ 日本を代表する電動工具メーカーであるマキタ。
特に充電式のマキタの高速切断機は、コードレスにも関わらずパワフルに動いてくれます。
地面のコードがごちゃごちゃになりやすい現場作業では、コードレスでパワフルな高速切断機は重宝します。
足にコードが引っかかって転倒する恐れもないので安心です。

ハイコーキ 日本を代表するもう一つの工具メーカーといえばハイコーキです。
ハイコーキもスペックの高い高速切断機を多く販売しています。
価格帯は多少マキタよりも低いです。

人気型番

マキタ 355mm 切断機 LW1401

標準小売価格:34,700円(税抜)

(引用:マキタ)

マキタのLW1401は使いやすさを追求されたシンプルなモデルが特徴です。
電線管や、チャンネル鋼・アングル鋼・軟鋼丸棒などの切断に向いています。
最大切込み深さは127mmで、最大切断能力は90度で丸パイプ127mm、角パイプなら119mmです。
軽くて慣れていない方でも使いやすく、安心して使えるのはマキタならではでしょう。

具体的にチップソーカッターとは?

(引用:ハイコーキ)

続いては、チップソーカッターです。
チップソーカッターは、主に金属を切断するために使用される切断工具です。
鉄などの金属を切断する際には発熱を伴うので、通常チップソーカッターには耐熱性・耐久性を兼ね備えた部品が使用されます。
また、金属の焼けを防止するために、丸ノコよりも回転数が低いのが特徴です。

チップソーカッターは、高速切断機に比べて切断する際の音が小さく、かつ火花と粉じんを抑えて素早く切断ができるのが強みとなります。
ただし、刃が磨耗しやすく頻繁に交換しなければならないので、ランニングコストがかかってしまうのがデメリットです。

用途は?

建設現場ではごく一般的に使用される工具です。
切断スピードが速いことから、建築現場でも特に軽量の鉄骨などを切断する際にも使用されます。
高速切断機には向いていないアルミや塩ビなどの切断にも利用できますが、焼き入れ鋼には使用できません。

主要メーカー

ハイコーキ ハイコーキはさまざまな種類のチップソーカッターを発売しています。
軽量かつコンパクトなデザインながら、過負荷時にもしっかりと耐えられる耐久性の高い仕様が強みです。

マキタ マキタのチップソーカッターは値が少し張るものもありますが、高速切断かつ長寿命という性能の良さが魅力です。
サーメットチップ材を採用することにより、高耐久・長寿命を実現しています。

人気型番

ハイコーキ コードレスチップソーカッター マルチボルトシリーズ CD3605DB(XP)

   

希望小売価格:85,500円(税抜)

(引用:ハイコーキ)

ハイコーキのマルチボルトシリーズCD3605DBは、重負荷時でも楽に切断ができるハイパワーなチップソーカッターです。
軽量・コンパクトなモデルなので持ち運びも楽です。
サイレントモードを使用すれば、低騒音で作業が可能になるので、DIYや日曜大工などでの使用にも最適です。
チップソーカッターを使用する際に怖いのがキックバックですが、こちらのモデルはキックバック軽減システムを採用。
より安全性が向上されているので、安心して作業に集中できます。

具体的に丸ノコとは?

(引用:マキタ)

最後は丸ノコです。
丸ノコは、主に木材を切断するために使用される切断工具です。
ノコギリで木を切るのと比べると、圧倒的に速く正確に切断ができます。
チップソーカッターの木材用と考えると、わかりやすいかもしれませんね!
基本は木材用とはいえ、丸ノコにはプラスチック用・金属用・コンクリート用・レンガ用などさまざまな替刃が存在します。
切断する素材によって刃を替えれば、幅広く使用することができるのが魅力です。

用途は?

建築現場木工関係の仕事では一般的に目にする工具です。
木材をノコギリよりも簡単に切断できるので、一般家庭でも普及しています。

主要メーカー

ハイコーキ ハイコーキの丸ノコは、切断スピードの速さ・粘り強さ・音がマイルドさなどが特徴です。
コードレス式タイプでもハイパワーなので、快適に作業ができます。 住宅建築やDIYなどでも幅広く利用できます。

マキタ マキタの丸ノコは、お馴染みのハイパワーと1台あれば型枠やきざみ・造作作業まで幅広く使える汎用性の高さが特徴です。
新開発の特殊印刷技術により、刃の摩耗を低減しながら切れ味を維持できるので耐久性が強いです。

人気型番

ハイコーキ 丸のこ 奥行27.6×高さ23×幅210cm FC6MA3

希望小売価格:17,900円(税抜)

(引用:ハイコーキ)

ハイコーキのFC6MA3は、プロでも納得する機能を備えたリーズナブルな丸ノコです。
各種木材や化粧板、薄物樹脂板・質新建材などの切断に向いています。
切込み調整ワンタッチレバーで、誰でも切込み深さの調整がスムーズにできます。
別売りのダクトアダプタを装着すれば、集じん機能も追加できます。

まとめ

いかがでしたか?

今回の記事では、混同しやすい高速切断機・チップソーカッター・丸ノコの具体的な違いを解説しました。
それぞれ似ているようで、切断する素材や使用用途に違いがあります。
なにかものを切断する際は、そのものに応じて適切な切断工具を選ぶようにしましょう。

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それではまた、次回の記事でお会いしましょう!