【工具屋解説】ハイコーキのチェーンソーを買う前に読むべき記事!選び方とオススメ機種を徹底解説

木材の切断や剪定を行うときに大活躍するチェンソー。園芸工具として使われるケースも多く、バッテリーで動く機種からエンジンや電気を動力源としたチェンソーまで種類も豊富です。

さまざまなメーカーからチェンソーを販売されていますが、その中でも「ハイコーキ製チェンソー」は種類が多く、性能バランスの取れている機種が多い印象です。

そこでこの記事ではハイコーキ製チェンソーを選ぶときのポイントに加えて、オススメのハイコーキのチェンソーを厳選して紹介します(^ ^)
今チェンソー選びでお悩みの方や、選び方がわからないという方はぜひ参考にしてください!

ハイコーキ製チェンソーを選ぶポイント

マルチボルト(36V)コードレスチェンソー:CS3625DC
(引用:ハイコーキ

ハイコーキ製チェンソーを選ぶときのポイントは下記のとおりです。

-電源方式
-パワー
-有効切断長さ
-ガイドバーの形状
-ハンドルの形状
 

上記5つがポイントとなります。
それぞれカンタンに紹介するので、一緒に見ていきましょう!

電源方式

チェンソー選びでもっとも大事なのが「電源方式」となり、言い換えれば動力源を何にするかということです。チェンソーの電源方式は、

-充電式
-エンジン式
-電気式


の3つがメインで、それぞれ特徴があります。
電源方式 特徴
充電式 ・バッテリーで動くため、取り回しが非常に良い
・排気ガスが出ず、屋内で使用しやすい
・エンジン式よりも騒音が比較的小さい
・作業途中でバッテリーが切れる可能性がある
エンジン式 ・パワフルな機種が多く大規模な作業に適している
・燃料があれば使用でき、比較的長時間の作業が可能
・エンジンの重量が重く、作業中に重さを感じる可能性がある
・音や振動が大きい
電気式 ・コンセントに接続して使用
・燃料や充電が不要なのでその点のコスパが良い
・エンジン、バッテリーがない分軽量の機種が多い
・電源を確保できないと使用できない
そのため作業場所がよく変わるのであれば、取り回しが良い「充電式」がオススメ。一方で太い径の材木を切断したり大規模な作業を行うのであれば「エンジン式」を検討しましょう。

一方作業場所近くで電源を確保できるのであれば「電気式」も良いのですが、コードが邪魔になって取り回しが悪くなるケースもあり、注意が必要です

パワー

チェンソー選びで次に大事なのが「パワー」です。当然のことになりますが、大規模な工事を行う方や径が太い素材を切断する場合は、その分パワーも強い機種を選ぶ必要があります。

パワーが強い機種というのは、エンジン式チェンソーの場合「排気量」がパワーです。排気量が大きければ、その分パワーも強くなります。

一方バッテリー式チェンソーの場合は「バッテリーの電圧(18V・36Vが一般的)」によってパワーが異なるため、切断する材料や作業量に合わせて選びましょう。

有効切断長さ

次に「有効切断長さ」です。有効切断長さとはガイドバーの長さを指し、「切断する材料の直径」よりもガイドバーの方が長い機種を選ぶ必要があります。

逆に「切断する材料の直径」の方がガイドバーよりも長いと、チェンソーに負荷がかかり故障の原因になる可能性も大きいです

たとえば下記の「CS1825DC」のガイドバー長さは「250mm」となっており、直径が250mm以下の材料を切断するのに向いています。
18V コードレスチェンソー:CS1825DC
(引用:ハイコーキ
1充電あたりの作業量 木材切断(杉角材):約160カット
ガイドバー長さ 250mm
チェンスピード 12.1m/s
寸法(全長×全高×全幅) 514×194x184mm
質量 2.7Kg

ガイドバーの形状

ハイコーキのチェンソーを選ぶときに意外と大事なのが「ガイドバー」の形状です。ガイドバーはソーチェーンと一緒に使用する金属製のプレートで、実は種類があります。下記をご覧ください。
形状 特徴
カービングバー ・ガイドバーの先端が細い
・安全性が高い
・枝や細かい材木のカットに適している
スプロケットノーズバー ・先端に歯車がついている
・スピーディに材木の切断が可能
・耐久性は低め
ハードノーズバー ・耐久性が高い
・突っ込み切りなどに適している
・プロが現場でよく使用する
安全性が高く、細かい材木のカットしかしないようであれば「カービングバー」を、耐久性が高く突っ込み切りなどを行う場合は「ハードノーズバー」を選びましょう。

また、耐久性は低いものの先端についている歯車でスピーディに切断ができる「スプロケットノーズバー」もあるので、作業内容や切断する材料によって使い分けることが大切です。

ハンドルの形状

チェンソーには2種類のハンドル形状があります。こちらも下記をご覧ください。
ハンドルの形状 特徴
トップハンドル ・本体上部にハンドルがついている
・持ち運びがしやすい
・枝の剪定や細い材木の切断に向いている
リアハンドル ・本体の後ろにハンドつがついている ・力を入れやすく安定して持つことができる
・枝打ちから立っている木を倒す作業に適している
取り回しがよく、比較的細い素材の切断作業を行う場合は「トップハンドル」を、太い径の材木を切断する場合であれば「リアハンドル」のチェンソーを選ぶのがポイントとなります。

ハイコーキのオススメチェンソーを徹底紹介!

ここからはオススメのハイコーキ製チェンソーを厳選して「7機種」紹介します!ここまで読んで...
選び方はわかったけど、どの機種がいいか逆にわからなくなった
とりあえずオススメの機種が知りたい!

という方はぜひ参考にしてくださいね。

18Vコードレスチェンソー CS1825DC

18V コードレスチェンソー:CS1825DC
(引用:ハイコーキ

CS1825DCは従来機より「寸法」「質量」がよりコンパクトになっており、取り回しの良い機種です。一方で高トルクモーターを搭載しているため、太い枝でも止まりづらく作業ストレスを低減させることも期待できるでしょう

また、「ブラシレスモーター+ダイレクトドライブ方式」が採用されており、低振動&高耐久を実現。

サイドカバーを外すときにナットが落ちづらい形状になっており、ナットの紛失も防ぎます。なお、作業用途と季節に合わせてオイル吐出量の調整ができる「チェンオイル流量調整機構」付きです。

一方18Vではややパワー不足ということであれば、下記で紹介するCS3625DCもおすすめとなります。

1充電あたりの作業量 木材切断(杉角材):約160カット
ガイドバー長さ 250mm
チェンスピード 12.1m/s
寸法(全長×全高×全幅) 514×194x184mm
質量 2.7Kg

マルチボルト(36V)コードレスチェンソー CS3625DC

マルチボルト(36V)コードレスチェンソー:CS3625DC
(引用:ハイコーキ

C3625DCは先ほど紹介したCS1825DCの36Vバージョンとなります。ガイドバーの長さは18Vと36Vどちらも同じですが、1充電あたりの作業量が増えており、完全にプロ向けの機種です。一方サイズと重量はやや大きくなるため、取り回しの良さも考えつつ選びましょう。

1充電あたりの作業量 木材切断(杉角材):約390カット
ガイドバー長さ 250mm
チェンスピード 12.6m/s
寸法(全長×全高×全幅) 528×194×184mm
質量 3.1Kg

マルチボルト(36V)コードレスチェンソー CS3630DB / CS3635DB

マルチボルト(36V)コードレスチェンソー:CS3630DB
(引用:ハイコーキ

CS3630DBはガイドバーが300mmのチェーンソーです。そのため少し大きい素材を切断する場合はCS3630DBを選ぶか、ガイドバーが350mmのCS3635DBを選択しても良いでしょう。

モーターのトルクが高くなっており「高負荷切断」をするときでもソーチェンが止まりづらい機種となり、負荷の大きい丸太を切断するときもあまりストレスを抱えずに作業をすることが可能です。

1充電あたりの作業量 約400カット
ガイドバー長さ 300mm
チェン形式 90PX-45E
寸法(全長×全高×全幅) 704×247×214mm
質量 4.5Kg
※上記画像はCS3630DB

電気チェンソー CS30SB/CS35SB/CS40SB

電気チェンソー:CS30SB
(引用:ハイコーキ

CS30SBは消費電力1,430Wの強力チェーンソー。枝打ちからログハウス造りなど大掛かりな作業にも最適で、電源コード式なので作業途中で止まる可能性はほぼありません。また大型テンションダイヤルを採用しており、ソーチェン交換・調整もツールレスです。

なお「オイルポンプアジャスター」「ブレーキレバー」も搭載されているので、自動給油されるチェンオイル流量調整、不意に起こるキックバック時にソーチェンをストップさせることができます。

電圧・消費電力 100V・1,430W
バーサイズ(最大切断長さ) 300mm
ソーチェンスピード 13.5m/s
寸法(全長×全高×全幅) 445×270×198mm
質量 4.5Kg
※上記画像はCS30SB

電気チェンソー CS35Y/CS40Y HiKOKI(ハイコーキ)

電気チェンソー:CS35Y
(引用:ハイコーキ

CS35Yは最大出力が1,700Wもあるパワー重視の電気チェンソーとなります。そのため「パワーの強い機種がいい!」という方にオススメです。ソーチェンの交換や調整がツールレスでカンタンにできます。

また、縦置きモーターを採用しているためバランスが良く「オイルポンプアジャスター」「過負荷保護回路」も搭載。なおソフトスタートなので起動時の反動も抑えることが可能です。

電圧・消費電力 100V・1,430W
バーサイズ(最大切断長さ) 350mm
ソーチェンスピード 14.5m/s
寸法(全長×全高×全幅) 490×217×220mm
質量 5.4Kg

300mm エンジンチェンソー CS33EDTP (30)【廃番】

今は廃盤になっているエンジン式のCSSEDTPですが、「低振動」&「軽量」が特徴でエンジン式の中でも取り扱いがしやすい機種となります。

防振スプリング方式ハンドルを採用しており、作業中の振動を低減させて作業ストレス軽減が期待でき、1.2kwの出力があるため効率よく剪定や枝落としなどの作業が可能に。

質量も3.4kgと軽く、エンジンの始動が楽にできる「かるがるスタート」も搭載。そのため「扱いやすいチェンソーがいい!」という方にCSSEDTPはオススメです。

排気量・出力 32.3ml・1.2kw
ガイドバー長さ 300mm
ソーチェン形式・オイルタンク容量 オレゴン 91PX-45E・0.18L
寸法(長さ×幅×高さ) 277×255×220mm
質量 3.4Kg

HiKOKI(ハイコーキ) エンジンチェーンソー CS33EB(35SP)【廃番】

CS33EB(35SP)は上記で紹介した「CS33EDTP (30)」からガイドバーの長さが50mm増えた機種です。なお、排気量は同じで「寸法」と「質量」はやや大きくなっているのが特徴。CS33EBにも「かるがるスタート」機能がついており、エンジンの始動が楽にできます。

また「チェンブレーキ」が搭載されており、キックバックが発生したときにソーチェンを停止させる安全機能も。プライミングポンプもついており、エンジンの始動性を高め作業効率を上げることも期待できます。

排気量・出力 32.2ml・1.2kw
ガイドバー長さ 350mm
ソーチェン形式・オイルタンク容量 オレゴン91VG/91PX-52E・0.25L
寸法(長さ×幅×高さ) 389×226×280mm
質量 4.0Kg

まとめ

いかがでしょうか?今回はハイコーキのチェンソーを選ぶときのポイントに加えて、オススメの機種を厳選して紹介しました(^ ^)最後にハイコーキ製チェンソーを選ぶポイントをまとめておくと、下記のとおりです。

-電源方式
-パワー
-有効切断長さ
-ガイドバーの形状
-ハンドルの形状
  

上記5つのポイントを軸に選ぶことで、きっとあなたにピッタリのチェンソーが見つかるでしょう!ただ、ご存じかと思いますがチェンソーをはじめ電動・エンジン工具は新品で買うと非常に高い買い物になります

価格は性能や電源方式によっても異なってきますが、中には3万円を超えるチェンソーも。そのため「チェンソーを買い替えたいけど、予算がない...」「とりあえず今の機種を使い続けるしかないかな」と悩む方も多いかと思います。そのような場合は、ぜひアクトツールのオンラインショップをチェックしてください!

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