ハイコーキのディスクグラインダーで失敗しないおすすめ機種&選び方
プロからDIYユーザーまでニーズの幅が広いため、多くのメーカーがディスクグラインダーを販売しています。その中でも今回は「ハイコーキ」にスポットを当ててご紹介(^^)
ハイコーキは日本の工具ブランドで、多くのシェアを抱えます。建設現場で誰か一人はハイコーキの製品を使っているイメージですね。
ただ、ディスクグラインダーにも種類があり機種によって使用用途は異なります。
そこでこの記事ではハイコーキ製ディスクグインダーの選び方に加えて、オススメのディスクグラインダーをピックアップします。
これからディスクグラインダーを買う方は、ぜひこの記事を参考にしてくださいね(^^)
ハイコーキのディスクグラインダーの特徴は?
(引用:ハイコーキ公式サイト)
ハイコーキ製ディスクグラインダーの特徴は、種類が多くあらゆるニーズに対応できる機種がそろっていることです。
またほとんどのバッテリー式ディスクグラインダーは「マルチボルトバッテリー」も使用でき、他の工具と使い回しも可能です。
さらにもう一つの特徴が、付加機能の多さです。キックバック防止やスーパーワッシャなど機能が豊富で、技術力の高さも特徴の一つ。
ハイコーキは元々日立グループにいたこともあり技術力が高く、電動工具へ独自の技術を吹き込むのがうまいメーカーとしても知られています。
ハイコーキのディスクグラインダーの失敗しない選び方は?
ハイコーキ製ディスクグラインダーを選ぶときのポイントは、下記の4つです。
-電源
-回転数
-用途
-替刃
それぞれ次章からカンタンに紹介します(^^)
電源
ハイコーキ製ディスクグラインダーには「充電式」「AC電源式」と2種類の電源方式があります。充電式
充電式はバッテリーで動くので電源コードが不要。
そのため屋外など電源を確保できない場所で活躍します。
ハイコーキのバッテリーは「14.4V・18V・36V」に分かれますが、現在主流のバッテリーは18Vです。どこにでも持っていける利便性から、多くの建設現場で採用されています。
ただ、バッテリーがなくなると作業が止まってしまうので、その点はデメリットと言えるでしょう。
AC電源式
そのため作業場所が変わらず、常に電源を確保できるならばAC電源式を検討しても良いと思います。
バッテリー式よりコスパが良い機種も多いのですが、電源を確保できないと使用できない点がデメリットです。
回転数
ディスクグラインダーは、機種によって回転数が大きく異なります。回転数は大きく分けて、
-高速回転型
-低速高トルク型
-無段変速型
の3つです。
「高速回転型」はポピュラーなディスクグラインダーで、回転数は12,000min-1前後。つまり1分間に12,000回転します。多くの素材を切断・研磨できるため、迷ったら高速回転型がオススメ。
ただ、石材やコンクリートなど硬い素材を切断するときは、専用のディスクが必要になるので注意しましょう。
次に「低速高トルク型」は、トルクが高い機種です。
回転数は9,000min-1前後と高速回転型に劣りますが、パワーが強いため石材・コンクリートなどの切断に向いています。
最後の「無段変速型」は、素材や作業に応じて回転数を使い分けできる機種です。回転数は3,000〜 11,000min-1前後で、切断・研削・研磨などあらゆる作業で使うことが可能。
ただ、その分価格も高くなることが多い印象です。
用途
(引用:ハイコーキ公式サイト)
ディスクグラインダーの用途は、主に下記の通りです。
-切断
-研磨
-研削
-サビ落とし
-塗装剥がし
1台で多様な仕事をこなせるのがディスクグラインダーの魅力です。 ディスグラインダーを使うときはスイッチをいれるだけの簡単設計なので、初心者の方でにもおすすめとなります。
ちなみに先端のディスクを交換すれば、堅い金属やコンクリートの切断もでき、石材の研磨なども可能です。
注意点としてディスクを替えずに無理やり作業すると、刃が欠けたり、破片が飛ぶ可能性があり大変危険です。無理な使用はしないようにしましょう。
替刃
ディスクグラインダーは、刃を交換することでさまざまな材料を加工することができます。ディスクを大きく分けると「切断用」「研磨用」の2種類です。
切断用の砥石は1〜2mm程度の薄い作りになっており、鋼材・丸棒など金属を切断するときに便利です。
一方研磨用はさまざまな形があり、「金属系」「塗装剥がし」「コンクリートの削り」など用途に合わせて使い分けることができます。
ハイコーキのディスクグラインダーのおすすめ機種を厳選しました!
ここからはオススメのハイコーキ製ディスクグラインダーを紹介します。電源別・外径別に分けて紹介するので、使用用途に合わせて選びましょう!電源別
14.4V充電式おすすめ機種
G14DSL2
(引用:ハイコーキ公式サイト)
「14.4Vでごちゃごちゃした機能はいらない!」という方にオススメなのがG14DSL2。
回転数は6,800min-1と一定で、1充電あたりの作業量は「鉄筋切断(φ10):約46本」「コンクリートの筋付け:約15mm」となっています。
そのためカンタンな作業で使うだけならG 14DSL2でも問題ないでしょう。
ただ、半日以上使用し続ける方は次に紹介する「G14DBBVL」をオススメします。
砥石寸法 | 100×6×15mm |
無付加回転数 | 6,800min-1 |
機体寸法(全長×ギヤカバー全高) | 302×60mm |
質量 | 1.8kg |
G14DBBVL
(引用:ハイコーキ公式サイト)
14.4Vで「オートモード・変速モード」が付いている唯一(※)の機種です。パワフルモーター採用で、最大で「9,000min-1(無負荷)」の回転数を誇ります。
キックバック軽減・再起動防止機能・ダイヤル式無段変速もついており、機能性重視ならばG14DBBVLがオススメ。
1充電あたりの作業量は「鉄筋(φ10)切断」で約115本と、先ほど紹介した「G14DSL2」より性能も上です。
※:もう1機種オートモード・変速モードが付いている14.4V型の「G14DBVL」が販売されていますが、現在在庫が少ないこともありG14DBBVL唯一と記載しています。
砥石寸法 | 100×6×15mm |
無付加回転数 | オートモード:5,500min-1 変速モード:4,700〜9,000min-1 |
機体寸法(全長×ギヤカバー全高) | 326×60mm |
質量 | 2.1kg |
18V充電式おすすめ機種
G18DSL2
(引用:ハイコーキ公式サイト)
18V製でシンプル機能をお求めの方は、G18DSL2がオススメ。従来機よりも「約1.6倍」過負荷耐力がアップしており、負荷のかかる作業に向いています。
18Vでありながら重量は2kgと軽量。ハイコーキお得意のマルチボルトバッテリーにも対応しており、使い回しも可能です。
無負荷回転数は9,000min-1と十分ですが、「変速」モードを使用したい方は次の機種の方が良いでしょう。
砥石寸法 | 100×6×15mm |
無付加回転数 | 9,000min-1 |
機体寸法(全長×ギヤカバー全高) | 303×60mm |
質量 | 2.0kg |
G18DBBVL
「1〜6」までダイヤル設定があり、数字に合わせて無負荷回転数も変化します。そのため「ステンレスの研磨」ならばダイヤル「1(4,700min-1)」に、「切断作業」ならダイヤル「6(9,000min-1)」にすることが可能です。
さらにスライドスイッチ+ブレーキ付きなので、不意の事故も防止。
次の作業に取り掛かるスピードも早くなることが期待でき、効率も上がるでしょう。
砥石寸法 | 100×6×15mm |
無付加回転数 | オートモード:5,500min-1 変速モード:4,700〜9,000min-1 |
機体寸法(全長×ギヤカバー全高) | 326×60mm |
質量 | 2.2kg |
36V充電式おすすめ機種
ハイコーキからは36Vのディスクグラインダーも販売しています。ちなみにライバルメーカーマキタからは40Vmaxという機種を販売していますが、実質36Vと同様となるためバッテリーで大きな差はないでしょう。
G3610DA
(引用:アクトツールオンラインショップ)
変速モードではなんと大台の「10,000min-1」まで回転。
過負荷作業のときでもこう回転数を確保するモーター・制御回路を採用しているため、タフな作業に向いている一台となります。
再起動防止・キックバック軽減機能もついており、付加機能も充実。集塵機と連動も可能で、作業中に出たゴミの処理も楽々です。
「とにかく性能が最強クラスのディスクグラインダーが良い!」という方にオススメ。
砥石寸法 | 100×6×15 |
無付加回転数 | オートモード:5,500min-1 変速モード:3,000〜10,000min-1 |
機体寸法(全長×ギヤカバー全高) | 357×60mm |
質量 | 2.6kg |
G3610DB
(引用:ハイコーキ公式サイト)
上述の「G3610DA」にパドルスイッチを採用しているG3610DB。
オフロックレバーを同時に操作しないとスイッチが入らない構造になっており、安全性を重視した一台です。
その他回転数・質量・砥石寸法などは変わらないため、好みで使い分けましょう。
砥石寸法 | 100×6×15mm |
無付加回転数 | オートモード時:5,500min-1 変速モード時:3,000〜10,000min-1 |
機体寸法(全長×ギヤカバー全高) | 357×60mm |
質量 | 2.6kg |
外径別
ここからは外径別にオススメのハイコーキ製ディスクグラインダーを紹介します。また、「電気ディスクグラインダー(AC電源式)」を中心に紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね(^ ^)100mmクラス
G10SH6
(引用:アクトツールオンラインショップ)
分割コアモーターを採用しているため、最大出力の数値が増えています。また、コイルエンドを薄く長くしたことで冷却効率もUP。2アクションスライドスイッチ採用で、不意なスイッチONも防ぐので安全性も◎。
またG10SH6(SSS)に限りますが、ソフトスタート・再起動防止機能も付いています。外径100mmの電気ディスクグラインダーで迷ったら、ぜひ検討して欲しい一台。
砥石寸法 | 100×6×15mm |
電圧 | 100V・200V |
無負荷回転数 | 12,000min-1 |
最大出力 | 1,100w |
質量 | 1.7kg |
G10ST
(引用:ハイコーキ公式サイト)
とは言っても無負荷回転数は12,000min-1と十分で、出力も880w。
鉄筋などのサビ落としやバリ取り・仕上げなどで活躍が期待できます。
砥石寸法 | 100×3.5/5×15mm |
電圧 | 100V |
無負荷回転数 | 12,000min-1 |
最大出力 | 880w |
質量 | 1.5kg |
125mmクラス
G13SH6

分割コアモーター・冷却効率もアップしており、切断・塗装剥がしなどにも対応します。
ボディもφ56mmで握りやすく、作業効率UPも期待できます。
砥石寸法 | 125×6×22 |
電圧 | 100V |
無負荷回転数 | 9,000min-1 |
最大出力 | 1,100w |
質量 | 1.9kg |
G13SQ2
(引用:ハイコーキ公式サイト)
もう一つオススメしたいのがG13SQ2で、回転数は10,500min-1と大台。
そのためよりパワーが欲しい方は、こちらの機種を検討しても良いでしょう。パドルスイッチ採用で、安全性も◎。
砥石寸法 | 125×6×22 |
電圧 | 100V |
無負荷回転数 | 10,500min-1 |
最大出力 | 1,060w |
質量 | 2.0kg |
150mmクラス
G15YE2
(引用:Amazon)
G15YE2は電圧降下時でも安定した作業ができ、あらゆる環境に対応する一台です。エンジン発電機とつないで使用もでき、インバーター制御がなくてもOK。
回転数の低下が少ないため作業効率も◎。
回転数は8,000min-1と一定なので、変速不要の方にオススメです。もちろんキックバック軽減・再起動防止機能もついており、安全性にも優れいています。
砥石寸法 | 150×22mm |
電圧 | 100V |
無負荷回転数 | 8,000min-1 |
最大出力 | 1,400w |
質量 | 1,9kg |
G15SP
G15SPは200V対応モデルも販売している(受注生産モデル)サイドハンドル・スーパーワッシャを採用。
200V(外径:150mm)で使用する可能性がある場合は、G15SPを検討しても良いでしょう。
砥石寸法 | 150×6×22 |
電圧 | 100V・200V |
無負荷回転数 | 8,000min-1 |
最大出力 | 1,650w |
質量 | 3.2kg |
180mmクラス
G18BYE
(引用:Amazon)
従来製品より研削性能は25%アップしており、タフな現場でも活躍する一台となっています。ACブラシレスモーターでメンテナンスも不要で、ブレーキ&再起動防止機能付きで安全性も◎。
工具を使わずにホイルガードの調節が可能で、製品状態もランプで確認できます。
砥石寸法 | 180×6×22mm |
電圧 | 100V・200V |
無負荷回転数 | 6,600min-1 |
最大出力 | 100V:2,400w 200V:2,800w |
質量 | 3.7kg |
G18SWA
(引用:ハイコーキ公式サイト)
先ほど紹介した「G18BYE」と性能はほぼ同じですが、「大型スイッチ」「エラストマ」「ロックレバー付きスイッチ」を追求し、より操作性がアップしている一台です。
ただ、キックバック低減・再起動防止が採用されていないため「G18BYE」の方がコスパはよいです。
コスパを優勢したい方にオススメの一台。
ちなみにハイコーキ製G18SWAにはツールレスホイールガードなどの部品もついています。
砥石寸法 | 180×6×22mm |
電圧 | 100V・200V |
無負荷回転数 | 6,600min-1 |
最大出力 | 100V:2,700w 200V:3,000w |
質量 | 5.3kg |
まとめ
ハイコーキのディスクグラインダーは種類が多く、DIYからプロ用まで幅広く対応しています。
作業用途に応じて、あなたにピッタリのディスクグラインダーを選びましょう!また、ディスクグラインダーケースの有無なども一緒に確認しておくことも大切です。
ただ、電動工具は高い買い物です。たとえば18Vの「G18DSL2」を新品で買うと、5万円は超えてきます。そのため
「ここまで高いと手が出ない」
「もう少し安ければ買うんだけど...」
と悩む方もいると思います。
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