【工具屋直伝】ハイコーキのドライバドリルを買う前に見ておきたいポイントとオススメ機種!
そのため需要も高く、さまざまなメーカーからドライバドリルが販売されています。その中でも「ハイコーキ(HiKOKI)」から販売されているドライバドリルは市場でも人気が高く、ユーザー数も多いメーカーです(^^)
そこでこの記事ではハイコーキのドライバドリルを選ぶときのポイントに加えて、オススメの機種を徹底的に解説します!今ドライバドリル選びで迷っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
ドリルドライバとは?
記事冒頭でもお伝えしたとおり、ドリルドライバは「ドリル」と「ドライバ」の機能を組み合わせた工具です。ネジ締めや穴開けをすることができます。似ている工具でインパクトドライバもありますが、こちらは回転+打撃で素材の加工を行う一方、ドリルドライバは「回転」のみで加工を行います。インパクトドライバは回転と打撃によって素材加工を行うため、音が比較的大きくなる傾向にあります。
ハイコーキのドライバドリルを選ぶときの大事なポイント!
ハイコーキ製ドライバドリルを選ぶときのポイントは、下記のとおりです!-電源
-用途
-取付チャック能力
-締め付けトルク
-振動機能
-サイドハンドル
どれもわかってしまえばとてもカンタンなので、次章から一緒に見ていきましょう(^ ^)
電源
ドリルドライバは電動工具なので、当然ですが「電源」を確保する必要があります。電源を確保する方式には「コード式」と「バッテリー式」があり、それぞれの特徴は下記のとおりです。コード式
コード式はコンセントにつないで電源を確保する方法です。常に電源を確保できるため、作業の途中で電源が切れることはないため、長時間の作業に向いています。さらにパワーも持続するため、負荷のかかる作業にもオススメ。一方で作業中にコードが邪魔になる可能性があり、その点がデメリットと言えます。また、作業場所近くで電源を確保する必要があるため、取り回しが良くないケースも。
バッテリー式
バッテリー式はドライバドリルにバッテリーを取り付けて電源を確保する方法です。そのため電源を確保する必要がなく、取り回しの良さが大きな特徴です。持ち運びもしやすいため、作業場所が変化していく場合はバッテリー式がオススメ。一方でバッテリーには限りがあるため、作業途中で電力が足らず作業が中断する可能性があります。そのため比較的短時間での作業ならばバッテリー式に軍配が上がります。どちらかというと現在は「バッテリー式」の機種が多く販売されています。
用途
ドリルドライバには「ピストル型」「ペン型」があります。それぞれ得意な作業場所があるので、下記から紹介します。仕事
DIY
もう一つ「ペン型」のドリルドライバもあります。ストレート型・スティック型とも呼ばれます。 本体の折り曲げ・伸ばしができるタイプで、形状変更が可能。 その為、上向きでの作業シーンでは活躍しますが、構造の問題上トルクを強くできません。つまりネジを締める強さを一定以上強くできません。仕事として本格的に使うのであれば物足りなく感じますが、ちょっとしたDIYなどはコンパクトなペン型がおすすめです。
取付チャック能力
「チャック」とは、ビット(先端工具)を挟むときの大きさです。チャック能力はドライバドリルごとに異なりますが、基本的にチャックの大きさは「6.5mm・10mm・13mm」となります。たとえばDV14DBL2のチャック能力を見ると「キーレスチャック容量:最大把握径13mm」と記載されています。つまりDV14DBL2の場合、ビットが13mm以上になるとチャックの取り付けができないことになります。 その為、使用したいドリルのビットが機種に取り付けられるかを確認しましょう。
締め付けトルク
「締め付けトルク」と言うのは、ドライバドリルがネジ締めをする際のパワーを指します。トルクの強さは「N・m」で表します。トルクの強さは機種によってそれぞれですが、たとえばトルクが「125N・m」ともなると、建設工事など本格的な工事で使用します。トルク能力に応じて、どの程度のサイズの素材をネジで締め付けられるかが分かる表もあります。あくまで目安とはなりますが、作業用途に合わせたトルク能力の機種を選びましょう(^^)
ちなみに「ペン型」のトルク能力は最大でも8N・m程度となります。なので、ネジ締めのパワーが必要な方はピストル型がおすすめです。
振動機能
ドリルドライバは機種によって「振動機能」が付いている機種と付いていない機種があります。振動機能がついている方が良いケースは、コンクリートへ穴あけをする場合です。逆にコンクリートへ穴あけをする予定がないならば、振動機能はなくても良いでしょう。ただ、振動機能がついていないことでドリルチャックの精度は上がるので、その点のメリットとデメリットを吟味した上で検討してください(^^)
サイドハンドル
サイドハンドルはドリルドライバを支える「取っ手」の役割を持つ部品で、サイドグリップと呼ばれることも。とくに振動機能がついているドリルドライバの場合、作業をするときに本体が大きく動きます。そのためサイドハンドルで支えることで、手からドリルドライバが落ちないようにしてくれます。サイドハンドルは付いている機種と付いていない機種があるので、できれば付いている機種を選ぶようにしましょう!
オススメのハイコーキ製ドライバドリルを徹底解説!
ここからはオススメのハイコーキ製ドライバドリルを厳選して「6機種」紹介します。ここまで読んで「とりあえずオススメの機種が知りたい!」という方は、ぜひ参考にしてくださいね(^^)マルチボルト(36V)コードレスドライバドリル DS36DA
DS36DAはクラス最速の穴あけスピード性能を持つプロ向けのドリルドライバです。18Vクラスの「DS18DBL2」よりも穴あけスピードが約30%UPしており、スピーディな作業を実現することが可能に。
一方サイズは18V製品と同一となるため、性能と取り回しを両立した一台となります。バッテリーが36Vと高電圧なので、連続で作業をしても止まりづらい設計に。クラッチダイヤルが大形で使い込んでも文字がハッキリと見やすいのも嬉しいポイント。毎日現場でバリバリ使う方にオススメの一台です。
最大トルク | 低速:138N・m 高速:80N・m |
無負荷回転数 | 低速:0〜500min-1 高速:0〜2100min-1 |
能力 | 鋼材:20mm アルミ:16mm 木材:102mm |
寸法(全長×全高×全幅) | 204×262×78mm |
質量 | 2.3Kg |
マルチボルト(36V)コードレス振動ドライバドリル DV36DA
DV36DAも建設現場で毎日使用する方にオススメしたいプロ用の機種です。鉄工や木工の穴あけはもちろん、「モルタル・サイディング」まで対応しているため、作業用途の幅が非常に広いドリルドライバとなります。穴あけスピードも早く、連続作業性能も従来機より向上。18Vと同一サイズのコンパクトボディで、取り回しも◎です。
最大トルク | 低速:138N・m 高速:80N・m |
無負荷回転数 | 低速:0〜500min-1 高速:0〜2100min-1 |
能力 | 鋼材:20mm アルミ:16mm 木材:102mm モルタル:20mm |
寸法(全長×全高×全幅) | 204×262×78mm |
質量 | 2.3Kg |
コードレスドライバドリルDS14DBL2/DS18DBL2
DS14(18)DBL2は「サイディング・木工・座掘り・鋼材」の穴あけができるドリルドライバとなります。DS18DBL2は18V型バッテリーでありながら、最大トルクは136N・mと強く、ハイコーキのHPにも「クラス最強トルク」と記載があります。作業スピードも速く、全長は204mmとコンパクト設計。「36Vまではいらないけど18Vは欲しいな」という方にDS18DBL2はオススメです。なお、14.4V型のDS14DBL2もあるので、用途に合わせて選び分けてください(^^)
最大トルク | 低速:136N・m 高速:80N・m |
無負荷回転数 | 低速:0〜500min-1 高速:0〜2,100min-1 |
能力 | 鋼材:13mm アルミ:13mm 木材:76mm |
寸法(全長×全高×全幅) | 204×257×78mm |
質量 | 2.2Kg |
コードレスドライバドリル:DS14DBSL/DS18DBSL
DS14(18)DBSLは、全長175mmとコンパクトな設計になっているのが特徴の一台です。「回転数フィードバック制御機能」が搭載されており、低速域でのトルク低下を抑制し、安定した作業が期待できます。また追い締めや穴あけ作業を行うときの位置決めにも最適で、プロからDIYユーザーまで幅広い層に支持されています。
最大トルク | 低速:70N・m 高速:45N・m |
無負荷回転数 | 低速:0〜400min-1 高速:0〜1,800min-1 |
能力 | 鋼材:13mm アルミ:13mm 木材:50mm |
寸法(全長×全高×全幅) | 175×253×78mm |
質量 | 2.0Kg |
コードレス振動ドライバドリル:DV14DBL2/DV18DBL2
DV14(18)DBL2は「サイディング・木工・コンクリート・座堀り・鋼材」の穴あけができ、幅広い作業を実現してくれる一台です。作業スピードとトルクもクラスではトップレベルで、大形クラッチダイヤルを採用しているため、磨耗しても文字が見やすいのも特徴の一つ。ダイヤル形状なので握りやすく、作業ストレスの低減にも一役買ってくれます。全長は204mmとコンパクトで、回転数フィードバック制御が搭載されているので、安定した作業も期待できます。
最大トルク | 低速:136N・m 高速:80N・m |
無負荷回転数 | 低速:0〜500min-1 高速:0〜2,100min-1 |
能力 | 鋼材:13mm アルミ:13mm 木材:76mm コンクリート:16mm |
寸法(全長×全高×全幅) | 204×257×78mm |
質量 | 2.2Kg |
コードレス振動ドライバドリル:DV14DBSL/DV18DBSL

最大トルク | 低速:70N・m 高速:45N・m |
無負荷回転数 | 低速:0〜400min-1 高速:0〜1,800min-1 |
能力 | 鋼材:13mm アルミ:13mm 木材:50mm コンクリート:13mm |
寸法(全長×全高×全幅) | 184×253×78mm |
質量 | 2.0Kg |
まとめ

最後にまとめておくと、ハイコーキのドリルドライバを選ぶときのポイントは下記の6つです。
-電源
-用途
-取付チャック能力
-締め付けトルク
-振動機能
-サイドハンドル
上記6つを軸にすることで、きっと選びやすくなるはずです(^^)
ただ、ドリルドライバをはじめ電動工具というのは高いお買い物です。多くの電動工具は新品で購入すると数万円かかってくるケースも多く、「買い換えたいけど予算がなくて変えられない...」「今の機種をとりあえず使い続けるしかないかな...」と悩む方も多いかと思います。
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