【工具屋解説】ハイコーキの集塵機を選ぶときのポイントとおすすめ機種&選び方

集塵機は床・空気中に飛び散っているゴミを吸い取る工具です。建設現場で内装工事が完了した後や、ホテルで客室を掃除するときにも利用されている印象です。

形状は掃除機と似ていますが、集塵機は「水などの液体」を吸い取ることができる機種もあり、吸い込む対象が異なります。集塵機は多くのメーカーから発売されていますが、その中かでもハイコーキの集塵機は市場でも人気で、信頼性も高い機種が多くそろっています(^ ^)

しかし一言で「集塵機」と言っても種類が多く、初めて購入する方にとっては「どれがいいんだろう...」と迷ってしまう方も多いはず。そこでこの記事ではハイコーキ製集塵機の選び方について解説し、記事後半からはオススメのハイコーキの集塵機を厳選して紹介します。

きっと参考になるので、ぜひご覧ください!

ハイコーキ製集塵機の選び方

(引用:ハイコーキ

ハイコーキの集塵機を選ぶときは、

-乾湿or乾式
-電動工具との接続
-電源
-容量

上記4つが非常に大切なので、次章からそれぞれ見て行きましょう!

乾湿or乾式

(引用:ハイコーキ

集塵機選びでもっとも大事なのが「乾湿」タイプにするか「乾式」タイプのどちらにするかです。 それぞれの大きな違いは、吸い込めるものとなります。 乾湿は「乾燥した粉塵」に加えて「液体」を吸い込むことができ、乾式は「乾燥した粉塵」のみ吸い込むことが可能です。

そのため液体を吸い込む可能性がある場合は「乾湿」を、それ以外は「乾式」タイプの集塵機を選びましょう。 とくにベランダ掃除などを行う場合は、液体が混じることもあるため乾湿タイプがオススメです。

なお「乾湿」と「乾式」の形状の違いについてですが、乾式タイプの方がホースが比較的長めとなります。

乾湿タイプのデメリット

乾湿タイプの集塵機は「乾いているゴミ」に加えて「液体」も吸い込むことができるため、なんとなく乾式タイプよりお得な感じがしますよね。 そのため「液体を吸い込むかはわからないけど、いろいろ吸い込める乾湿タイプにしとこうかな...」と思う方もいるかと思います。

しかし乾湿タイプにはデメリットがあり、それがフィルターの目です。 乾湿タイプはいろいろなゴミを吸い込むためフィルターの目が粗く、細かい木の屑を吸った場合、フィルターを通り抜けてモーターまで到達する可能性があります結果、モーターが壊れてしまうことも考えられます

そのため、水など液体を吸わないのであれば、乾式タイプがおすすめです。吸い込む対象によって「乾湿」or「乾式」の集塵機を選びましょう。

電動工具との接続

(引用:ハイコーキ

二つ目が電動工具と接続をするかどうかです。ご存知の方も多いと思いますが、集塵機は電動工具と接続することのできる機種があります。 「連動付き」の集塵機の場合、電動工具と接続が可能。

カンタンに言えば、電動工具のスイッチがオンになると、集塵機もオンになります。(もちろん工具の電源をOFFにすれば、集塵機もOFFに。)例えば集塵機と電動ノコギリを接続すれば、電動ノコギリのスイッチをONにすると集塵機のスイッチも自動的にONになります。

DIYをする方には「連動付き」の集塵機がおすすめです。そのため作業中に出たゴミをすぐに集塵機が吸ってくれます。掃除が効率的になり、利便性は高い機能と言えるでしょう「できるだけ掃除は楽に終わらせたい」という方に「連動付」はおすすめです。

一方、電動工具とは接続をしないのであれば「連動なし」の集塵機がおすすめとなります。

コンセント or Bluetooth

先ほど紹介した「電動工具との接続」に関わる部分として、連動方式を「コンセント」にするか「Bluetooth」も選ぶ必要があります。「コンセント」は今までからある連動方式となり、連動コンセントの消費電力の中であれば集塵機の機種を考える必要なく使用できます。

なおコストパフォーマンスの面から見ても「コンセント」の方が良いと言えるでしょう一方デメリットはコードが邪魔になりやすく、取り回しが悪くなりやすいことです。一方「Bluetooth」はコンセントが不要で、コードが邪魔にならず取り回しも良いのが大きな特徴。

唯一のデメリットとして、Bluetoothはコンセント型の連動方式よりもコストが割高になりやすいこととなります。

容量

集塵機の容量は「8L」か「15L」が基本的なサイズです。用途に合わせて15L以上の大容量集塵機もあります。シンプルなことですが、容量が大きくなればなるほどゴミをたくさん集めることができる集塵機です。

つまり、中に溜まったゴミを捨てる頻度は少なくなります。「とにかくゴミをたくさん集めたい」「何度も捨てるのは面倒」という方は、大型容量の集塵機がおすすめです。

基本的なサイズである8Lと15Lでは容量がほぼ2倍違いますが、本体のサイズを見るとそこまで大きな差はありません
RP80YB(L) 容量:8L 本体寸法:331×364×361mm
(幅×奥行×高さ)
RP150YB(L) 容量:15L 本体寸法:331×364×418mm
(幅×奥行×高さ)
8Lも15Lも幅と奥行きは同じです。15Lの方が「高さ」が57mm高くなるだけなので、大幅にサイズ感が変わるとは言えません。サイズ感はそこまで変わらないのにも関わらず、タンク容量はほぼ2倍

また、8Lと15Lの価格差ですが「RP80YB(L)」「RP150YB(L)」はそこまで大きくありません。そのため容量が大きい方が良いという方は、迷わず15Lを選ぶ方が良いでしょう。

オススメのハイコーキ製集塵機を厳選紹介!

ここからはオススメのハイコーキ製集塵機を厳選して紹介します(^^)機種選びで迷っている方は、下記から紹介する機種の中から選ぶのもアリです!

集じん機 RP80YB(SC)(乾湿両用)

(引用:ハイコーキ

最初に紹介したいのが、Bluetooth連動型のRP80YB(SC)です。ゴミを溜めておくタンクの部分がストレート形状になっており、ゴミが内部に残りづらい設計となっています。

また、床用吸込み裏面の形状を見直したことで、軽い力で操作をすることも可能に。そのため作業時間が長くても疲れづらい機種です。なお作業時の騒音は「60db」と比較的静かですが、吸込仕事率は300Wあるパワフルさも魅力の一つです。

集塵容量 8L
フィルタの種類 布フィルタ
連動機能 あり
消費電力 1,140W
質量 6.8Kg

集じん機 RP150YB(SC)(乾湿両用)

(引用:ハイコーキ

RP150YB(SC)はタンク容量15Lあるため、一度に溜めることができるゴミの量が多いです。そのため一度の作業で大量のゴミを吸い取るのであれば、こちらがオススメ。

さらにBluetooth接続なので、コードが邪魔になりづらいのも特徴の一つとなります。なおこちらの機種は「AC100V」製品と連動することもでき、AC連動用コンセントに電動工具のプラグを差し込むことで連動します。

集塵容量 15L
フィルタの種類 布フィルタ
連動機能 あり
消費電力 1,140W
質量 7.0Kg

集じん機 RP80SB(L)(乾湿両用)

(引用:ハイコーキ

RP80SB(L)は、容量8Lの乾湿両用タイプです。タンク内形状ストレート化によってゴミ捨てがスムーズなのと、カーベットへの吸い付きが低減されているため作業ストレスも大幅に低減してくれるでしょう。

また、薄暗い場所でも作業ができるよう「LEDライト」がついており、吸い込み力は「強・中・弱」の3段階で選ぶことが可能。パイプホルダがついているため、パイプハンガーを引っ掛けるだけでパイプの収納もできます。

集塵容量 8L
フィルタの種類 布フィルタ
連動機能 なし
消費電力 1,140W
質量 6.7Kg

集じん機 RP150SB(L)(乾湿両用)

(引用:ハイコーキ

タンク容量15Lの布フィルタ型「RP150SB(L)」です。「連動機能は要らないけど、容量が大きくて乾湿タイプが良い」という方にオススメ。運搬時に本体の固定ができるストッパ付きキャスタも搭載されており、作業効率UPが期待できるでしょう。

集塵容量 15L
フィルタの種類 布フィルタ
連動機能 なし
消費電力 1,140W
質量 6.9kg

集じん機 RP80YD(SC)(粉じん専用)

(引用:ハイコーキ

RP80YD(SC)は、フィルターに「新トリプルフィルタ」を採用している機種です。粉塵用フィルターとプレフィルタ部分が改良されており、吸込み持続力がUP。従来のトリプルフィルタに比べて「吸込み持続力:34%UP」しており、一度の吸い込み作業が長くなっています。

またホースの柔軟性も向上しており、作業時の取り回しも良くなっています。その他「タンク内形状ストレート」によるスムーズなゴミ捨て、カーペットへの吸い付きも軽減。「液体は吸わないけど、作業時間が長くなりがち...」という方は、こちらの機種を選ぶのもアリです。

集塵容量 8L
フィルタの種類 新トリプルフィルタ
連動機能 あり
消費電力 1,140W
質量 7.2Kg

集じん機 RP150YD(SC)(粉じん専用)

(引用:ハイコーキ

先ほど紹介した「RP80YD(SC)」の容量が15Lになったのが、こちらの「RP150YD(SC)」です。新トリプルフィルタの集塵機を使いたい方、タンク容量が大きい方が良い方はこちらを選びましょう。

重量も8L型と比べてそこまで大きな差はありません
寸法も「 RP80YD(幅×奥行×高さ) :331×364×361mm 」「RP150YD(幅×奥行×高さ) :331×364×418mm」と大きさもあまり変わらないため、予算が許すのであればこちらの方が良いかと思います。

集塵容量 15L
フィルタの種類 新トリプルフィルタ
連動機能 あり
消費電力 1,140W
質量 7.5Kg

小形集じん機 R40YA

R40YA
(引用:ハイコーキ

こちらは小形集塵機の「R40YA」です。小型といいつつ容量は「18L」あるため、容量も十分。標準付属品としてついているダストバッグ内にゴミを溜めていくため、取り回しの良い集塵機となります。

また、吸い込み力は「ターボ(85W)・標準(46W)・eco(16W)」に切り替えが可能で、吸い取るゴミの量や大きさによって使い分けることが可能です。さらに各種の操作スイッチは独立しており、LED表示なので操作性も◎。
小形集塵機でありつつ、なんとBluetoothとの連動もできるため、対応している電動工具との接続もできます。

集塵容量 18L
吸込仕事率 ターボ:85W 標準:46W eco:16W
無線連動機能 あり
質量 2.4Kg
消費電力 560W

小形集じん機 R30Y3(SC)

(引用:ハイコーキ

もう一つハイコーキには小形集塵機があり、それがこちらの「R30Y3(SC)」となります。ホースの柔軟性が向上しており、引っかかりが低減されいることで作業中のストレスも軽減されるでしょう。

また集塵機の中では軽量の2.2Kgなので取り回しも良く、再使用可能な紙フィルタ方式。連動コンセント付きなので、180〜1,050Wまでの電動工具と接続することも可能です(3Pプラグ対応)。

集塵容量 18L
消費電力 450W
電源 単相100V
質量 2.2Kg
コード 3心・5m

まとめ

いかがでしょうか?今回はハイコーキの集塵機を選ぶときのポイントに加えて、オススメの集塵機を厳選して紹介しました!なお、最後にまとめておくとハイコーキの集塵機を選ぶときは、「乾湿or乾式」「電動工具との接続」「電源」「容量」の4つが大切です。

水などの液体を吸い込むのであれば「乾湿」タイプを選び、電動工具と集塵機を接続する場合は「連動あり」の機種を選びましょう。その他吸い取るゴミの量に応じて「容量」を選べば、あなたの理想の集塵機が見つかるはずです!ぜひあなたにピッタリの集塵機を探してみてくださいね(^ ^)

ただ、集塵機というのは高い買い物です。新品で購入すると、中には4万円を超える商品もあります。そのため...
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