ハイコーキのインパクトレンチのおすすめ機種&選び方をご紹介!

タイヤのホイール交換では必須のインパクトレンチ
建設現場でも使われており、幅広いニーズがあります。

インパクトレンチは多くのメーカーが販売していますが、その中でも今回はハイコーキ製にスポットを当てて紹介します。

ハイコーキは電動工具のトップメーカー。

国内外で多くのシェアを抱え、ヘビーユーザーも多いことで知られています。
今回はハイコーキ製インパクトレンチの特徴を紹介し、選び方もあわせてご紹介(^^)

その後、オススメのハイコーキ製インパクトレンチを厳選して「5機種」紹介します

ハイコーキ製でインパクトレンチを選びたいけど、どれが良いのか迷っている...

という方は、ぜひこの記事を参考にしてください!

ハイコーキのインパクトレンチの特徴とは?

ハイコーキのインパクトレンチにはと2つの特徴があります。

マルチボルトバッテリー

ハイコーキ最大の特徴であるマルチボルトバッテリー
18Vと36Vどちらの電動工具にも装着することが可能です。

さらにマルチボルトバッテリーは18Vバッテリーで充電することが可能なため、新しく36Vの充電器を買う必要はありません。

ちなみにライバルメーカー「キタ」は、原則バッテリーに互換性はありません。もし「18Vのバッテリー」しかないのに36Vの丸のこを買った場合、新しく36Vのバッテリーを買う必要があります。

しかし「マルチボルトバッテリー」一台あれば、18V・36Vどちらも対応可能という優れものです。

作業性

2つめの特徴が作業性の良さです。

ハイコーキ製インパクトレンチ新型の「WR36DA」のトルクは1,100N・mと業界でも最強クラス。

さらに防じん・防水機能もついており、作業性が圧倒的に良いと言えるでしょう。後述もしますが、ハイコーキのインパクトレンチは付加機能も多いです。

ハイコーキとマキタはどちらを選ぶべきか?

よく比べられる「ハイコーキ」と「マキタ」ですが、結論として購入するインパクトレンチに何を求めるかによって変わります

とにかくトルクが強い機種が良い」という場合は、
マキタの「TW001G(40Vmax)」がオススメ。

トルクが1,350N・mと現行最強
ただ、前述の通りマキタはバッテリーの互換性がありません

TW001Gはバッテリーが「40Vmax」なので、18Vのバッテリーしかない場合新しく買う必要があります。

逆に、

18Vと36Vどちらも使いたい
付加機能がたくさんついている機種が良い

場合は、ハイコーキ(hikoki)のインパクトレンチ方がオススメでしょう。

最新のハイコーキ製インパクトレンチ「WR36DD」では、スマホと連動も可能。回転数やオートストップ時間を調整できるので、カスタマイズ性でハイコーキを選ぶ方も多い印象です。

ハイコーキのインパクトレンチの選び方や種類を解説!

ハイコーキのインパクトレンチを選ぶときは、下記がポイントです。

  • トルク
  • 充電式orコード式
  • 付加機能

トルク

インパクトレンチを選ぶとき、よく参考にするのがトルクです。

トルクの数値が高ければ、ボルトを締めたり緩めるときの回す力が強くなります

まずハイコーキのインパクトレンチとトルクはそれぞれ下記のとおり。
機種(コードレス) トルク
WR36DA 1,100N・m
WR36DD 630N・m
WR18DSHL 420N・m
WR14DSHL 340N・m
WR36DC 300N・m
WR18DBDL2 280N・m
WR14DBDL2 265N・m
WR18DBAL2 165N・m
上記の表はトルクが高い順番です。

結論として、一般家庭・DIYで使用するなら280N・mあれば十分でしょう。表と照らし合わせると「WR18DBDL2」が該当します。

よりカンタンな作業であれば「WR18DBAL2(165N・m)」もアリ。

タイヤ交換でよく使われるインパクトレンチですが、

普通自動車や軽自動車なら「90N・m」
トラックならば「400N・m」以上

のインパクトレンチが使われるのが一般的。

ただ、メーカー・機種によって大きく異なるためディーラー等に確認してください(^^)

もしプロ用として使うなら280N・m以上のトルクを検討しても良いでしょう。

トルクが高ければいいというわけではない

よくわからないからとにかくトルクが高い機種にするかというのはオススメできません

というのはトルクが強すぎると、ボルトを締めつけ過ぎてしまうことが考えられるためです。そのため作業用途によって適切なトルクの機種を選ぶことが大切です。

前述の通り、一般家庭・DIYならば「280N・m」あれば問題ありません。

では、280N・m以上必要な作業とはどのような場合でしょうか?

下記はあくまで参考ですが、それぞれどのような作業でどのくらいトルクが必要になるかをご紹介します。

281〜349N・m

建設現場で足場の設置や車のサスペンション・ブレーキ周りのカスタムをする場合は、281〜349N・mのトルクが必要になるケースが多いです。

350〜649N・m

ここまで来ると建設機械や大型トラックの整備などでも利用されます。普通自動車のホイール交換ならば、ここまでのトルクは不要です。

650N・m〜

650N・mを超えると、産業機械の据付工事や電車保線作業などで使用することが多いです。DIYユーザーならここまでのトルクは不要でしょう。

充電式orコード式

次に充電式かコード式です。

作業場所の近くにコンセントが常にあるならば、コード式を選ぶのもアリです。ただ、コードの長さに限りがあります

たとえばWR22SEはコードが2.5m。
そのため電源を確保できない場所で作業する可能性があるならば、充電式を選ぶ方が良いでしょう。

充電式はバッテリーで動くため、電源を確保する必要はありません。

とは言っても、コード式にもメリットがあります。
コード式は常に電源を確保できるので、電池切れがありません

充電式は長時間作業をすると、いつかは電源が切れる点はデメリットです。
作業環境と時間を考慮した上で、充電式かコード式かを選びましょう

付加機能

ハイコーキは技術力が高く、付加機能が多いメーカーとしても有名です。用途に合わせて打撃力を変えることができる「締め付けモード切替」を搭載している機種も多く、幅広い作業に対応します。 (引用:ハイコーキ公式サイト

他にも「フリクションリング」と呼ばれるソケットの仮保持機能。この機能があることで、ピン・Oリングの取り付けもカンタンに。

(引用:ハイコーキ公式サイト

他にも重心位置をハンドル握り付近にして使いやすくしたり、低速回転域を幅広くしてスイッチの微調整も可能です。

上記のように、付加機能が豊富に付いている機種を選ぶ基準にしても良いでしょう。

ハイコーキのおすすめインパクトレンチ5選!

ここからはオススメのハイコーキ(hikoki)製インパクトレンチを5機種紹介します!14.4V・18V・36Vの順番で紹介するので、参考にしてくださいね。

選び方はわかったけど、どれも良く見えてきた
結局どの機種が良いのかわからなくなってきた

という方は、今回紹介する5機種の中から選ぶのもアリですよ(^^)

コードレスインパクトレンチ WR14DSHL

14.4Vコードレスインパクトレンチ:WR14DSHL
14.4Vのインパクトレンチをトルクの強さで選ぶならWR14DSHLがオススメ。一方で付加機能にこだわるなら「WR14DBDL2」の方が良いでしょう。
最大締め付けトルク 340N・m
回転数 0〜1,500min-1
打撃数 0〜2,000min-1
質量 3.2kg
機体寸法(全長×高さ) 264×290mm
14.4Vのハイコーキ製インパクトレンチは「WR14DSHL」「WR14DBDL2」の2機種なので、下記の比較表を参考に決めるのもアリです。
WR14DSHL WR14DBDL2
最大締め付けトルク 340N・m 265N・m
回転数 0〜1,500min-1 0〜2,700min-1(強モード)
打撃数 0〜2,000min-1 0〜3,600min-1(強モード)
質量 3.2kg 1.8kg
機体寸法(全長×高さ) 264×290mm  145×244mm
付加機能 ・LEDライト ・正転・逆転切り替えスイッチ ・電池残量表示付き ・締め付けモード切り替え機能 ・フリクションリング採用 ・LEDライト

ちなみに下記が「WR14DBDL2」です。
コードレスインパクトレンチ:WR14DBDL2
トルク自体は「WR14DSHL」が高いものの、質量・寸法は「WR14DBDL2」の方がコンパクトに

また、付加機能に「締め付けモード切り替え機能」も追加されています。そのため

シンプル機能が良い
トルクの高い機種

が良ければ「WR14DSHL」を、

340N・mもトルクはいらないけど機能がたくさんついている方が良い
「コンパクトな方が良い

という方は「WR14DBDL2」を選びましょう。

コードレスインパクトレンチ WR18DBDL2

280N・mなので配管支持金具・足場取付にも十分対応できる一台。
軽作業ならラックや家具の取り付けも可能。

付加機能としては締め付けモード切り替えと防じん・耐水機能のシンプル機能。全長145mmとコンパクトボディです。

18V機種の中でトルク・付加機能のバランスが良い一台
初めての18Vインパクトレンチにもオススメです。
最大締め付けトルク 280N・m
回転数 0〜2,700min-1
打撃数 0〜3,600min-1
質量 1.8kg
機体寸法(全長×高さ) 145mm × 244mm

コードレスインパクトレンチ WR18DBAL2

コードレスインパクトレンチ:WR18DBAL2
先ほど紹介した「WR18DBDL2 」ほどのトルクは不要という方は、WR18DBAL2を検討しても良いでしょう。締め付けモード切り替えなど基本機能は付いています。ちなみに、2022年8月現在Amazonを参考にするとコスト的には「WR18DBDL2」の方が安いです。
最大締め付けトルク 165N・m
回転数 0〜2,900min-1
打撃数 0〜3,200min-1
質量 1.5kg
機体寸法(全長×高さ×センターハイト) 145×238mm

コードレスインパクトレンチ WR36DC(XP)

締め付け能力の高さと付加機能の多さが特徴のWR36DC。

1充電あたり約200本のボルト締め付けができ、300N・mとトルクも十分です。グリップが細く握りやすいため、握り心地も◎。

締め付けモードが「弱・中・強・単発」に加え「木工」と5つのモードがあり付加機能も豊富です。防じん・防水はIP56で、粉の舞やすい現場や小雨などあらゆる環境に対応。汎用性の高さと十分なパワーがあるためオススメです
最大締め付けトルク 300N・m
回転数 0〜3,000min-1
打撃数 0〜4,000min-1
質量 1.9kg
機体寸法(全長×高さ×センターハイト) 145×244×31mm(蓄電池装着時)
 

コードレスインパクトレンチ WR36DA

ハイコーキで現行最強トルクのWR36DA。AC100V並みの強力トルクで、作業スピードも大幅アップが期待できます。締め付けモードは「弱1・2」「中」「強」と4つあり、鉄骨継手の組み立てからナットの締め付けや緩め作業など幅広い作業に対応。

1,000N・mを超える作業は限定されますが、「とにかくトルクが高い機種を買いたい」という方にオススメです。

ただ、トルクと比例して3.7kgと重くなるので長時間の作業はややキツイかもしれません。
最大締め付けトルク 1,100N・m
回転数 0〜1,500min-1
打撃数 0〜2,900min-1
質量 3.7kg
機体寸法(全長×高さ×センターハイト) 221×290×42mm(蓄電池装着時)

まとめ

ハイコーキのインパクトレンチは、コンパクトで取り回しが良く性能バランスが取れているのが特徴

さらにスマホと連携してカスタマイズも加えることができるので、自分だけのインパクトレンチを作り上げることが可能です

ぜひ今回紹介したハイコーキ製インパクトレンチの中から、お気に入りの一台を見つけてくださいね(^^)

とは言っても、インパクトレンチは高く、3万円程度はかかってきます。
そのため...

ハイコーキのインパクトレンチを買いたいけど高すぎる...
もう少し安ければ買えるのに...

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