【2023年版】ハイコーキ製ピンネイラの選び方&オススメ機種

ピン釘を打ち込み化粧剤の仮止めなどに使用されることが多いピンネイラ。打ち込んでも痕が目立ちづらいのが特徴で、建設現場でもよく使われているイメージです。

その中でもハイコーキ製のピンネイラは需要が高く、市場でも人気の高い機種がたくさんあります。

しかしピンネイルとは言っても種類はさまざまあり、はじめてピンネイラを購入する方にとっては...

どの機種が良いのかわからない
間違えて購入したくない

など悩みも多いはず。そこでこの記事ではハイコーキ製ピンネイラを選ぶときのポイントに加えて、オススメのハイコーキ製ピンネイラを厳選して紹介します。ぜひこの記事を参考に、あなたにぴったりのピンネイラを選びましょう!

ハイコーキのピンネイラの選び方

ここからはハイコーキのピンネイラの選び方について紹介します。とは言ってもそこまで難しくなく、意識するポイントは下記の4つだけです。

-エア式or充電式
-常圧or高圧
-使用する釘
-用途


となり、それぞれ一緒に見ていきましょう!

エア式or充電式

まずピンネイラ選びで大事なのが「エア式」にするか「充電式」にするかです。それぞれ必要なものは下記のとおり。
電源 別途必要なもの
エア式 コンプレッサー
充電式 バッテリー&充電器
あわせてエア式と充電式のメリット(特徴)・デメリットは下記のとおりです。
エア式or充電式 メリット(特徴) デメリット
エア式 ・軽量&コンパクト
・長時間の使用向き
・パワーが強い
・木工DIY向き(常圧) ・建設現場などプロ向き(高圧)
・エアコンプレッサがー必要なので取り回しは△
充電式 ・木工DIY向き
・建設現場などプロ向き ・充電式なので取り回しは良い
・充電器が必要なので比較的重くなりやすい
・パワーはエア式と比べて弱い
エア式と充電式はどちらも建設現場などプロ向きですが、エア式は別途エアコンプレッサーが必要なので取り回しはあまり良くありません

ただパワーが強いため、作業用途にあわせて使い分けましょう。一方充電式は取り回しの良さがメリットですが、パワーはエア式の方が強いです。

そのため作業場所が固定されているならばエア式がオススメ。一方場所を移動してピンネイラを使う場合は、取り回しの良い充電式の方が良いでしょう。

常圧or高圧

もしエア式を選択した場合は、「常圧」か「高圧」どちらかを選ぶ必要があります。それぞれ特徴をまとめたので、作業用途・環境にあわせて使い分けてください。
常圧or高圧 メリット(特徴) デメリット
常圧 ・DIY向き
・長時間の使用に優れている
・価格が安い
・比較的大きく重量がある
・パワーは高圧の方が強い
・プロ向きではない
高圧 ・建設現場などプロ向き ・軽量&コンパクトで取り回しが良い
・パワーが強い
・長時間の使用には向かない
・価格が高い
基本的に「常圧=DIY向き」「高圧=プロ向き」となり、常圧は高圧に比べてパワーは弱い一方価格は安く長時間の使用に向いています。高圧は性能の高さが大きな特徴ですが、その分価格も高くなる傾向にあるのでデメリットです。

使用する釘

ピンネイラは、機種によって使用できる釘の長さが異なります。たとえば高圧ピン釘打ち機の「NP55HM」の仕様表を見てみましょう。

(引用:ハイコーキ

一方、別機種である「NP18DSAL/NP14DSAL」の仕様表は下記のとおりです。

(引用:ハイコーキ

「NP55HM」の釘は「15mm〜55mm」となり、「NP18DSAL/NP14DSAL」は「15mm、19mm、25mm、30mm、35mm」と書かれていることがわかります。


つまり機種によって使用できる釘の長さは異なるため、どのくらいの釘の長さが必要な作業をするかによって、機種を選び分けてください。

用途

コードレスピン釘打機:NP18DSAL画像

(引用:ハイコーキ

最後に「用途」ですが、ピンネイラは主に住宅の内装工事で使用されます。たとえば巾木や化粧材の取り付け作業に使用し、細い溝や隅に打ち込むことが多いです。

使用する釘はピン釘と呼ばれ、軸径が非常に細く頭部もないのが大きな特徴。そのため釘が目立ちづらく、仕上がりは非常にキレイです。ただしピン釘は細いため、保持力が低く接着剤と併用するのが一般的

そのため保持力が欲しいなどの用途で使用する場合は、ピンネイラではなくフィニッシュネイラがオススメです。下記からピンネイラとフィニッシュネイラの違いについて解説するので、あわせて参考にしてくださいね(^^)

ピンネイラとフィニッシュネイラの違い

フィニッシュネイラは、ピンネイラと同様、巾木や化粧材の仮止めなど、内装作業によく利用されます。

ピンネイラとよく似ていますが、フィニッシュネイラのほうが打ち込み力が強いです。ちなみに、“フィニッシュネイラ”という名前は、工具のジャンルではなくマックスの商品名なので、他のメーカーは使うことが出来ません。

HiKOKIでは“仕上釘打機”、マキタでは“仕上釘打”などの名前が使われていますが、すべて同じ工具です。フィニッシュネイラには仕上げ釘(フィニッシュネイル)と呼ばれる釘を使用します。

仕上げ釘には小さいネジ頭があるので、打ち込み跡はピンネイラに比べて目立ちますが、保持力は強くなります。カラーバリエーションも豊富なので、打ち込む素材の色に合わせて選べばさらに目立たなくすることもできます。

ピンネイラと(フロア)タッカーの違い

ピンネイラと似ている電動工具として、(フロア)タッカーもあります。こちらもピンネイラと用途が異なるため、違いについてカンタンに解説します。タッカーとは大きなホチキスのような工具で、使用する釘(ステープル)は下記のようにコの字型です。
H10型ステープル SK-11

(引用:モノタロウ

2本の足で固定するので、固定力が強いです一方、打ち込み跡が目立ってしまうのがデメリットとも言えます。目に見えない場所を固定するさいによく使用され、断熱材・防音シート留めなどで利用することが多いです

なおフロアタッカーとは、フロア打ちに特化したタイプです床に木材などを貼るときに使用されます。エアタッカーではカバーできないような部分で利用されます。

たとえばフロアのひび割れや膨らみの防止、打ち込んだステープルの引き抜け防止などは、フロアタッカーを使うことで効率良く仕上げることが可能です。

オススメのハイコーキ製ピンネイラをご紹介!

ここからはオススメのハイコーキ製ピンネイラを厳選して紹介します!そのため...

ここまで読んで選び方はわかったけど、どれがいいのかわからなくなってきた

とりあえずオススメ機種が知りたい

という方は、ぜひ参考にしてくださいね。

高圧ピン釘打機 NP55HM

NP55HMは、55mmピン釘まで打ち込めるピンネイラです。そのため厚みのある巾木・回り縁や石膏ボード2枚重ねにもしっかり対応。さらにスマートプッシュ機構が搭載されており、先端部がスッキリしているので打ち込み場所が見やすく、作業効率UPも期待できるでしょう。

また0.6mmピン釘とドライバ先端形状を見直したことで、ドライバ跡が目立たないキレイな仕上がりを実現。なお、エアダスタも付加機能でついているので、内装作業での床面掃除や合わせ部の掃除にピッタリです。
使用空気圧 0.98~2.26MPa(10~23kgf/cm2)
空気消費量 1.2L(ℓ)/本(1.96MPa(20kgf/cm2)時)
打ち込み速さ 3本/秒
使用釘 装填数:100本(一連) 長さ:15〜55mm 頭径:0.6×0.6mm
質量 1.2Kg
機体寸法(長さ×高さ×幅) 241×228×58mm

高圧ピン釘打機 NP35H

NP53Hは機能を最小限に抑えたシンプルな一台です。ボディが162mmとコンパクトで取り回しが良いのが大きな特徴。調圧器が搭載されているので部材に適した打ち込み力に手元でカンタンに調整が可能です。

さらに釘の残量を確認する窓がついており、空打ちによるキズ付けも防ぎます。付加機能として「大形プロテクト」「ライト付きフック」があり、置いた時などに部材を傷つけるのを防いでくれます。また、薄暗い場所でも作業できるようライト付き。
使用空気圧 1.76~2.26MPa(18~23kgf/cm2)
空気消費量 0.5L(ℓ)/本(1.96MPa(20kgf/cm2)時)
打ち込み速さ 最大3本/秒
使用釘 装填数:100本(一連) 長さ:15mm〜35mm 頭径:0.6×0.6mm
質量 1.0Kg
機体寸法(長さ×高さ×幅) 270×162×47mm

ピン釘打機 NP55M 18V/14.4V

NP55Mも55mmピン釘の打ち込みができ、厚みのある巾木や回り縁・石膏ボード2枚重ねもしっかりと留めることができます。スリムな先端形状なので狭い場所に打ち込むことができ、取り回しも◎。

スマートプッシュ機構も搭載されており、先端部分がスッキリして打ち込みやすい設計になっています。さらに0.6mmピン釘とドライバ形状が見直されたことで、ドライバ跡も目立たないキレイな仕上がりを実現できるでしょう。

そのほか「エアダスタ」「回転式大形フック」「空打ち防止」「大形残量確認窓」「ダイヤル式打ち込み深さ調整」などの機能も搭載されており、より効率的な作業を実現できます。
使用空気圧 0.44~0.69MPa(4.5~7kgf/cm2)
空気消費量 0.7L(ℓ)/本(0.69MPa(7kgf/cm2)時)
打ち込み速さ 3本/秒
使用釘 装填数:100本(一連) 長さ:15〜55mm 頭径:0.6×0.6mm
質量 1.3Kg
機体寸法(長さ×高さ×幅) 248×243×61mm

コードレスピン釘打機 NP18DSAL/NP14DSAL

コードレスピン釘打機:NP18DSAL画像

(引用:ハイコーキ

コードレスピン釘打機 NP18DSAL/NP14DSAL」は、「反動低減機構」がついている機種となります。打ち込みの際にスプリング両端に設置したブランジャ・ウエイトが逆方向に動き、打ち込み時の反動を抑えて本体のブレを防ぐます。

さらにハイコーキ独自の「スマートプッシュ」機構がついており、最後まで釘をガイドしてキレイな仕上がりを実現できます。さらに先端形状がスリムなので、幅木の溝に対して正面・横向きどちらでも打ち込みが可能に。

そのため隅打ちもしやすく、あらゆる作業に応用することができます。高輝度LEDライト付きで薄暗い現場でも打ち込み箇所を照らすため、夕方でも作業効率を落とさず作業ができます。

そのほか「ダイヤル式打ち込み深さ調整(アジャスタ)」「空打ち防止機構」もついており、性能バランスの取れた一台となっています。

使用釘 装填数:100本(一連) 長さ:15mm、19mm、25mm、30mm、35mm 線径:φ0.6mm
機体寸法(全長×高さ) 262×227mm
質量 2.2Kg
蓄電池 マルチボルト(BSL36A18):充電時間約25分 6.0Ah(BSL1460):充電時間約30分
標準付属品 急速充電器(冷却機能付)・ノーズキャップ(平打ち用、溝打ち用)・六角棒スパナ3mm・保護メガネ・ケース・電池カバー

まとめ

いかがったでしょうか?ハイコーキのピンネイラは基本的な仕様はもちろん、付加機能の多さも特徴の一つです。特にスマートプッシュ機構は最後まで釘をガイドし、キレイな仕上がりを実現します。

さらに隅打ちもしやすく、あらゆる環境で使用できる機種です。その他「ダイヤル式打ち込み深さ調整」や「空打ち防止機構」などかゆい所に手が届くような機種が多いい印象です。

ぜひこの機会に、ハイコーキ製のピンネイラを検討してみてはいかがでしょうか?とは言っても、ピンネイラをはじめ電動工具は高い買い物です。新品で購入すると数万円かかってくるため...

ピンネイラを買い替えたいけど、予算がない
とりあえず今使っている機種を使うしかないかな...

と悩む方もいると思います。そんなときはぜひ、アクトツールのオンラインショップをチェックしてください!アクトツールではハイコーキ製ピンネイラをはじめ、マキタなどの大手メーカーのピンネイラをお求めやすい価格で販売しております。

ご興味がある方は、ぜひ下記のボタンから見てみてくださ(^^)  

アクトツールでハイコーキのピンネイラを見てみる!

なお、アクトツールでは上記のような電動工具の選び方やオススメ機種に関する記事を多数公開しております!ぜひこちらから、他の記事も参考にしてください。それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!また他の記事でお会いしましょう。