【2022年版】インパクトレンチ(おすすめ機種・選び方)

建設現場だけでなく、日曜大工やDIYシーンなどでも一般的に使われる工具となりつつあるインパクトレンチ。 車のタイヤ交換などの際にはとくに欠かせない便利な電動工具ですよね!

普通のレンチでは手間と時間のかかる六角ボルトやナット回しも、インパクトレンチがあれば楽に素早く作業がこなせます

今回の記事では、そんなインパクトレンチの選び方のポイントや、アクトツールが選んだオススメ機種のランキングをご紹介します。

インパクトレンチについてよく知らない方や、これからインパクトレンチを買おうか悩んでる方は、ぜひ参考にしてみてください!

インパクトレンチの選び方は?

インパクトレンチはあらゆるメーカーからさまざまな機種が販売されています。 いざ購入するにしても、どんなタイプが自分に合っているかわかりづらいですよね。 インパクトレンチを選ぶ際には、以下の5つのポイントに気をつけて選んでみましょう!
  1. 電源
  2. メーカー
  3. 用途(仕事 or DIY)
  4. トルク
  5. 角ドライブ
以下でそれぞれのポイントを詳しく説明していきます。

電源

左(上)AC電源式インパクトレンチ 
右(下)コードレスインパクトレンチ

まずは、電源についてです。 電動工具であるインパクトレンチには、コード式(AC電源式)コードレス式(充電式)があります。 それぞれの主な特徴は以下の通りになります。

コード式
  • 充電切れの心配なく使い続けられる
  • パワーが強い
  • バッテリーが無いぶん重量が圧倒的に軽い
  • コードが邪魔になるので、取り回しが悪い
  • 電源のある場所でしか使えない
コードレス式
  • 屋内でも屋外でも、場所を選ばずどこでも使える
  • コード式より多少パワーが劣る
  • 充電が切れれば使えない
  • バッテリーがあるぶん重量が重い
  • コード式より値段が高い
以上のように、コード式にもコードレス式にもそれぞれ良さと悪さがあるので、どちらかが優れているというわけではありません。 使用目的や、使用環境・価格帯などを考慮して、ご自身にあったタイプを選びましょう。

ちなみに最近は各メーカーのバッテリーの性能があがってきているので、コードレス式といってもパワーが十分にあるものが多いです。 自宅の電源のある場所で作業をする分には、コード式で事足りるでしょう。

屋外も含めてがっつり使用する場合は、コードレス式のほうが使い勝手がいいのでオススメです!

メーカー

マキタ

ハイコーキ

ボッシュ

続いては、メーカーについてです。 マキタ・ハイコーキ・ボッシュ・パナソニックなどが売れ筋のメーカーとなります。 人気のメーカーのものは値段は高くなりますが、購入後のメリットが多いです。

例えば、マキタのほうに全国に支店があるので困ったらすぐにサポートを受けられたり、ハイコーキのように2年保証がついていたりと購入した後も安心です。 もちろん質もとてもいいものばかりになります。

無名メーカーのものは、値段が圧倒的に安いのがメリットです。 ただ、保証がなかったり、当たり外れがある(すぐに壊れてしまうことも)ことは購入する前に頭に入れておくべきでしょう。

また、人気のメーカーのものを選べば、いつかインパクトレンチを手放すことになった際にも高値で売れやすくなります。 人気メーカーのインパクトレンチはいつの時代でも需要があり、仕入れてもすぐに売れるので、中古市場でも高値が付きやすくなります。

初めからいつか売ることを見越して、インパクトレンチを選ぶという選択の仕方もありです!

用途(仕事 or DIY)

コードレスインパクトレンチ:FWR18DGL

(引用:ハイコーキ公式サイト

左(上)DIY用インパクトレンチ 
右(下)プロ用インパクトレンチ

続いては、使用用途についてです。 大きくわけて、DIYなどで普段使いする用か、仕事で毎日頻繁に使うかで判断しましょう。 DIY用のものでも基本的なスペックはすべて十分に揃っています。

ただ、プロ用のものは防じん・防水機能が優れていたり、バッテリーのもちが長かったり、トルクが強かったりとより耐久性とパワーに優れた仕様になっています。 価格はDIY用のほうが安く、プロ用のほうが高いのが一般的です。 (例)販売価格の差

ハイコーキDIY用インパクトレンチ (写真左) 19,332円(税込)
ハイコーキプロ用インパクトレンチ (写真右) 63,426円(税込)
各メーカー、DIY用とプロ用とで色分けしていることが多いので、簡単に見分けられます。 例えば、上記の写真のようにハイコーキは左のブルーがDIY用で、鮮やかなグリーンはプロ用のカラーです。 マキタの場合はグリーンがDIY用で、有名なマキタブルーはプロ用となります。

トルク

続いては、トルクについてです。 トルクとは、締め付け能力の強さを表し、N・m(ニュートンメートル)という単位が使われます。 N・mが高ければ高いほど締め付け能力が強くなります。

ほとんどのインパクトレンチはもともと十分にトルクがあるので、DIYや日曜大工で使用するのであればあまりトルクは意識しなくても大丈夫です。 プロが仕事で使用する場合なら、強いトルクのあるインパクトレンチを選ばないと特定のボルトが締められなかったり、作業に時間がかかりすぎてしまうこともあります。

インパクトレンチの締め付け能力は、ボルトのサイズによって...
  • 締め付け能力 普通ボルト:M8~M14
  • 締め付け能力 高力ボルト:M12~M16
というように、通常どのサイズまでのボルトを締め付けられるかが記載されています。 使用するインパクトトレンチが締めたいボルトの仕様に対応できるのかは、購入前に確認しておきたいところです。

角ドライブ

最後は、インパクトレンチの角ドライブについてです。 インパクトレンチに使用されるソケット取り付け角ドライブは、全部で5種類ります。
  • 6.3sq
  • 9.5sq
  • 12.7sq
  • 19.0sq
  • 25.4sq
ソケット取り付け角ドライブのサイズが大きくなればなるほど、より大きなボルトを締められます。 注意したいのは、この5種類には互換性がないことです。 そのため、それぞれの角ドライブにあったインパクトレンチ用のソケットが必要にあります。

インパクトレンチには必ず角ドライブ寸法の規格があるので、それは購入前にきちんと確認しましょう。 (参考)ソケット取り付け角ドライブのサイズと適合するボルトサイズ
ソケット取り付け角ドライブ ボルト
6.3sq M5~M10
9.5sq M5~M14
12.7sq M6~M22
19.0sq M10~M30
25.4sq M22~M30

インパクトレンチのおすすめ機種を厳選!

インパクトレンチの選び方のポイントがつかめましたか? ここからは、そんなインパクトレンチのオススメ機種の紹介です。 工具のプロのアクトツールが選んだオススメのインパクトレンチを、ランキング形式で5選発表していきます!

1位 マキタ 18V インパクトレンチ TW181DRFX

TW181DRGX

1位は、マキタの充電式インパクトレンチTW181DRFXです。 1.4kgの軽量・コンパクトサイズで取り回しのしやすいモデルです。 「逆転オートストップモード」を搭載しており、ナットが緩んだら約0.2秒後に自動停止し、ナット等の不要な落下を防止してくれます。

そのまま軽くトリガーを引き直せば、簡単に取り外すことができます。 ボルトやナットなどの不意の落下を防止して、安心と作業効率を追求された設計です。
やはり信頼のマキタの商品は、使っていて安心感が違います!

プロの方にはもちろん、本気でDIYに取り組んでいる方にもオススメです。

電圧 18V
最大トルク 180N・m
最大回転数(min-1) 2,400
最大打撃数(min-1) 3,600
角ドライブ sq12.7mm
締付け能力 普通ボルト:M8〜M16/高力ボルト:M6〜M12
質量 1.4kg(バッテリーの重量除く)

2位 ハイコーキ 36Vマルチボルトインパクトレンチ WR36DC(2XP)

2位は、ハイコーキの充電式インパクトレンチWR36DCです。 36Vマルチボルトシリーズのこちらの商品は、なんといってもパワフルさが魅力です。 最大トルクはなんと300N・m!

プロでも納得の強さでボルトの締め・緩め作業が効率よく行えます。 新しく追加された「木工モード」で、木材に対しても効率よく最速で締め付けをしてくれます。 バッテリーには安心のメーカー2年保証がついているので、思う存分使い込みましょう!

電圧 36V
最大トルク 300N・m
最大回転数(min-1) 2,800~3,000
最大打撃数(min-1) 3,800~4,000
角ドライブ sq12.7mm
締付け能力 普通ボルト:M10~M20/高力ボルト:M10~M16
質量 1.9kg(バッテリーの重量除く)

3位 パナソニック インパクトレンチ EZ75A3LJ2G-H デュアル (14.4V/18V対応)  

3位は、パナソニックの充電式インパクトレンチEZ75A3LJ2G-Hです。 こちらは、1台で14.4Vとしても18Vとしても使えるデュアルモデルです。 リテーナリング(Cバネ)採用しており、ソケットの落下を防止しピンが差し込みやすい設計になっています。

仮保持ができ、ソケットの交換もスムーズに行えます! ほこりや雨・水しぶきに強い防じん・耐水設計であるIP56を取得。 耐久性もバッチリなので、とくに屋外での仕様の際に向いています。

電圧 14.4V/18V
最大トルク 14.4V:200N・m/18V:205N・m
最大回転数(min-1) 2,300
最大打撃数(min-1) 3,500
角ドライブ sq12.7mm
締付け能力 普通ボルト:M6~M8/高力ボルト:M10~M16
質量 1.65kg(バッテリーの重量除く)

4位 ボッシュ 10.8V インパクトレンチ GDS10.8V-EC

 4位は、ボッシュの充電式インパクトレンチGDS10.8V-ECです。 12.7mm角ドライブが最も一般的ですが、こちらはかゆいところに手が届く9.5mm角ドライブのインパクトレンチです。

それでもトルクは115N・mで、十分な強さを発揮してくれます。 高効率のECモーター(ブラシレスモーター)を採用することにより、作業量・パワーがUPし、また長く使用してもメンテナンスフリーという利点があります。 0.9kgという小型・軽量モデルなので、長時間使用しても疲れにくいです。

電圧 10.8V
最大トルク 115N・m
最大回転数(min-1) 2,600
最大打撃数(min-1) 3,100
角ドライブ sq9.5mm
締付け能力 普通ボルト:M4~M12/高力ボルト:M4~M10
質量 0.9kg(バッテリーの重量除く)

5位 リョービ(京セラ) インパクトレンチ ソケット IW-2000 657200A

5位は、リョービ(現・京セラ)のコード式インパクトレンチIW-2000です。 こちらはコード式のインパクトレンチになります。 1.9kgという軽量モデルで長時間使っても疲れにくく、力のない方や女性にもオススメのモデルです。

軽量・コンパクトながらも最大トルク200N・mというパワーは十分にあります! 用途に応じて、High/Lowワンタッチ2段階切換で、効率よくボルトの締め・緩め作業ができます。 電源のある場所でないと使用できないので、とくに屋内での使用にオススメです。

電源 単相100V
最大トルク 200N・m
最大回転数(min-1) 3,100
最大打撃数(min-1) 3,200
角ドライブ sq12.7mm
締付け能力 普通ボルト/高力ボルト:M10~M16
質量 1.5kg

まとめ

いかがでしたか? 今回の記事では、インパクトレンチの選び方のポイントや、オススメの機種を紹介させていただきました。

種類が多くて選ぶのに迷ってしまいがちなインパクトレンチですが、メーカーを重視するのかトルクを重視するのか人によって選び方は異なると思います。 ぜひ今回の記事を参考に、ご自身にぴったりのモデルを見つけてみてくださいね!

アクトツールでも、マキタやハイコーキなど人気メーカーのインパクトレンチを多く販売しています。 購入をお考えの方は、ぜひアクトツールの通販サイトも覗いてみてくださいね!

アクトツールでインパクトレンチを見る!

それでは、また次回の記事でお会いしましょう!