マキタのクリーナーのおすすめ機種&選び方【徹底解説】

マキタが販売する中で、家庭でもかつやくするものがあります。それがクリーナー(掃除機)です電動工具の技術が豊富にあるマキタはその技術をクリーナーにいかし、幅広い性能を持ったクリーナーを多数販売しています

マキタのクリーナーは種類が多く、ある程度ポイントをしぼって選ぶのが効率的です。そこでこの記事では、

  • マキタのクリーナーについての基礎知識
  • マキタのクリーナーを選ぶポイント
  • マキタのオススメクリーナー

の順番で紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね(^^)

マキタのコードレスクリーナーの特徴は?

CL102DW

マキタのコードレスクリーナーの特徴は「軽量」「バッテリー式」「集塵方式の違い」の3つです。

軽量

マキタのクリーナーの重さは「1〜1.6kg」となります。一方標準的な掃除機は3.5kgのため、マキタ機がかなり軽量でコンパクトなことがわかります。軽量なので家庭用としても実用的で、力の弱い方でも使用できるのが大きな特徴です。
ちなみにマキタはコンパクトに電動工具を作るのも得意です。

バッテリー

マキタ製のクリーナーは、バッテリーで動きます。
コンセントを挿しながら作業しないため、持ち運びもカンタンです。
また、バッテリーにも種類があり「7.2V〜40Vmax」まであります。

V数が高くなることで、その分クリーナーの稼働時間も伸びます。 バッテリー数が多いため、掃除をする時間に適したクリーナーを選ぶことが可能です。

集塵方法

特徴的なのが、集塵(じん)方法です。 クリーナーの中にゴミを溜めるのですが、その方法が「カプセル」か「紙パックタイプ」となります。

カプセルタイプは、クリーナーの中にそのままゴミを溜めるタイプです。 紙パックタイプは、市販の紙パックをクリーナーにセットし、その中にゴミを溜めます。

後述もしますが、「紙パック」はランニングコストがかかります。 一方「カプセル」はコストはかかりませんが、ゴミを捨てるときにやや面倒です。

マキタのコードレスクリーナーの選び方は?

マキタのクリーナーを選ぶポイントは、下記の4つです。

マキタのクリーナーの選び方 どのように選ぶ?
バッテリー マキタのバッテリーには種類があり「7.2V・10.8V・14.4V・18V・40Vmax」の5種類です。 数字が高くなるにつれ、クリーナーで掃除できる時間が伸びます。そのため掃除する広さによって、適したバッテリーのクリーナーを選びましょう。
集塵方法 集塵方法はクリーナーにゴミを溜めるタイプの「カプセルタイプ」、クリーナー内部にゴミを溜める紙パックを取り付ける「紙パックタイプ」があるため、コスパの良さや作業時の手間を考えつつどちらにするかを選択してください。
本体の重さ マキタのクリーナーは本体のみだと非常に軽量な機種も多く、長時間クリーナーを使用するのであれば軽い機種がオススメです。
スイッチタイプ 電源を一度押したら継続してスイッチオンになる「ボタン式」か、トリガーを引いている時だけスイッチオンになる「トリガー式」があるので、好みによって使い分けてください。

それでは 次章から一つずつチェックしましょう(^^)

バッテリー

マキタ製のクリーナーは、バッテリーを取り付けることで動きます。マキタのバッテリーには種類があり「7.2V・10.8V・14.4V・18V・40Vmax」の5種類です。 数字が高くなるにつれ、クリーナーで掃除できる時間が伸びます。

ただ、コストも上がります。家の広さによって作業時間は変わるため、どのバッテリー数がいいのかを一概に言うことはできません。

ただ、一人暮らしでワンルーム等であれば「7.2〜10.8V」がオススメです。 一度の作業時間が40分を超えるならば「14.4〜18V」を検討しても良いでしょう。

ちなみに「40Vmax」は作業時間が80分とケタ違いに長いため、1時間以上なら40Vmaxのクリーナーもアリです。

集塵方法

前述したとおり、マキタ製クリーナーは「カプセル式」「紙パック式」の2つがあります。

カプセル式

直接クリーナーにゴミを溜める「カプセルタイプ」です。メリットは取り外すだけでゴミを捨てることができる手軽さと、ランニングコストがかからないことです

一方デメリットはメンテナンスとなります。 クリーナーに直でゴミを溜めるため、クリーナー自体をクリーンにしないといけません。また、ゴミ捨て時にホコリ等がまいやすいのもデメリットと言えるでしょう。

紙パック式

CL072DSH

クリーナーにゴミを溜める紙パックをセットするのが「紙パックタイプ」のクリーナーです。ゴミがいっぱいになったら紙パックを捨てるだけの楽々仕様が特徴。

デメリットはランニングコストです。 定期的に紙パックを購入する手間・お金がかかりますただ、クリーナーで吸い取ったゴミ・ホコリを、できる限り見たくない・触りたくない方にはオススメです

ちなみに再利用可能のダストバックを取り付けることもできます。 とは言ってもダストバック自体をまた掃除するので、やはり手間はかかってきます。

本体の重さ

冒頭で軽く紹介しましたが、マキタのクリーナーは最大でも1.6kgと軽量です。 中には1kgを切るクリーナーも販売しており、家庭用として扱いやすいと言えます。

スイッチのタイプをチェック

マキタ製クリーナーは「ボタン式」「トリガー式」の二つです。 スイッチの入れ方が2パターンあります。 下記がそれぞれの特徴です。
ボタン式 電源を一度押したらずっとスイッチオン
トリガー式 トリガーを引いている時だけスイッチオン
  今はボタン式が主流で、一度ボタンを押したらバッテリーが切れるまで動きます。 トリガー式はずっとトリガーを引くため、やや面倒な点かと思います。

マキタのコードレスクリーナーのおすすめ

マキタ製クリーナーの特徴と選ぶポイントについてわかったところで、ここからはオススメのマキタ製クリーナーを紹介します。
クリーナー選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてください(^^)

7.2V

充電式クリーナ 7.2V バッテリー付 CL070DSH

パワーよりも軽さ!」という方は、CL070DSHがオススメです。マキタ製クリーナーの中でも軽量の0.81kgで、カプセル式となります。軽量な分構造もシンプルで、吸込仕事率は14Wと控えめです。

稼働時間は約8分程度となります。 小さい部屋を掃除するときや、サブ機として活用するのがオススメ。 T型ノズルに付け替えも可能で、ソファー・床下のクリーニングにピッタリです。
吸込仕事率(W) 14
集塵方法 カプセル式
容量(mL) 600
運転時間(分) 8
重量(Kg) 0.81
スイッチ トリガー式

充電式クリーナー7.2Vバッテリー付CL072DSH

CL072DSH
7.2Vクリーナーで、先ほど紹介した「CL070DSH」よりも稼働時間が長いCL072DSHです。 運転時間を標準にすると約16分まで作業可能となります。
吸込仕事率(強/標準)(W) 14/5
集塵方法 紙パック式
容量(mL) ダストバック:500 紙パック:330
運転時間(強/標準)(分) 8/16
重量(Kg) 0.98
スイッチ ボタン
  下記は、CL070DSHとCL072DSHの比較表です。  
CL070DSH CL072DSH
吸込仕事率(強/標準)(W) 14 14/5
集塵方法 カプセル式 紙パック式
容量(mL) 600 ダストバック:500 紙パック:330
運転時間(強/標準)(分) 8 8/16
重量(Kg) 0.81 0.98
スイッチ トリガー式 ボタン
7.2Vでクリーナーを選ぶなら、下記の基準で選ぶのがオススメです。
  • 「性能よりもとにかく軽量な機種」→「 CL070DSH
  • 「7.2Vの中でより性能が良い機種」→「CL072DSH」
CL070DSHは軽量ですが、トリガーなので作業中にずっと引いておくのがやや難点でしょう

10.8V

充電式クリーナー10.8Vバッテリー付CL102DW

CL102DW
(引用:マキタ公式サイト
7.2Vから10.8Vのクリーナーになると、作業時間がやや伸びます。 7.2Vだと最大でも16分ほど、10.8Vになると約21分(標準モード)の作業時間です。 そのため20分はかならず掃除をする方は、10.8Vクリーナーを選ぶ方がストレスフリーでしょう。

一方吸込仕事率は7.2Wと変わらないため、コスト重視なら7.2Vの中から選ぶ方がお財布にも優しいです。
吸込仕事率(強/標準)(W) 14/5
集塵方法 紙パック式
容量(mL) ダストバック:500 紙パック:330
運転時間(強/標準)(分) 13/21
重量(Kg) 1
スイッチ ボタン

充電式クリーナー10.8Vバッテリー付CL106FDSHW

10.8Vでシンプル構造が特徴のCL106FDSHW。 運転時間が16分と短めですが、吸込仕事率は19Wとやや高めです。 また、シンプル構造でありながらサイクロン付き・フィルタ+プレフィルタと機能面も充実。
吸込仕事率(W) 19
集塵方法 カプセル式
容量(mL) 600
運転時間(分) 16
重量(Kg) 0.98
スイッチ トリガー

充電式クリーナ 10.8V バッテリー 付CL107FDSHW

「CL107」になると、パワフルモードが搭載されます。 吸込仕事率は最大で32Wと申し分なく、運転時間は約25分(標準モード)と長め

マキタが電動工具によく搭載する「LEDライト」が付き、バッテリ容量が少なくなった時にライトでお知らせします。 薄暗い場所の掃除にも役立つので、10.8Vで「コスパ・性能」のバランスを重視する方はCL107FDSHWがオススメです。
吸込仕事率(パワフル/強/標準)(W) 32/20/5
集塵方法 紙パック式
容量(mL) ダストバック:500 紙パック:330
運転時間(パワフル/強/標準)(分) 10/12/25
重量(Kg) 1.1
スイッチ ボタン式

充電式クリーナ10.8Vバッテリー付CL108FDSMW

CL108FDSMW
上記で紹介した「CL107FDSHW」のカプセル式が「CL108FDSMW」です。 吸込仕事率・容量・運転時間・重量は「CL108FDSMW」と「CL107FDSHW」どちらもほぼ変わりません。

もっとも違う点は「集じん方式」だけなので、こちらは好みです。「CL108FDSMW」と「CL107FDSHW」のコストも数百円の差となります。
吸込仕事率(パワフル/強/標準)(W) 30/20/5
集塵方法 カプセル式
容量(mL) 600
運転時間(パワフル/強/標準)(分) 10/12/25
重量(Kg) 1
スイッチ ボタン
  10.8Vの性能比較表は下記のとおりです。
CL102DW CL106FDSHW CL107FDSHW CL108FDSMW
吸込仕事率(パワフル/強/標準)(W) 14/5 19 32/20/5 30/20/5
集塵方法 紙パック式 カプセル式 紙パック式 カプセル式
容量(mL) ダストバック:500 紙パック:330 600 ダストバック:500 紙パック:330 600
運転時間(パワフル/強/標準)(分) 13/21 16 10/12/25 10/12/25
重量(Kg) 1 0.98 1.1 1
スイッチ ボタン トリガー ボタン式 ボタン式
  今後価格の変動はあるかもですが、上記4機種の価格はどれも数千円以内の差です。 数千円のコスト差を気にしないのであれば、CL107もしくはCL108機種が性能的にオススメとなります。

18V

18Vのクリーナーになると、一気に性能が上がります。 メインクリーナーとして30分以上の作業時間をしたい方は、18Vがオススメです。

充電式クリーナー18Vバッテリー付CL181FDZW

CL181FDRF / CL181FDRFW
18VのCL181機になると、吸込仕事率37Wで運転時間も約40分(標準モード)まで伸びます。 広範囲に散らばったゴミ収集もできるため、仕事としても利用可能でしょう。 「作業時間40分は欲しい」という方は18Vクリーナーの中から選び、その中でもコストを抑えたい方はCL181がオススメです。
吸込仕事率(強/標準)(W) 37/10
集塵方法 カプセル式
容量(mL) 650
運転時間(強/標準)(分) 20/40
重量(Kg) 1.4
スイッチ ボタン
ちなみに性能がCL181と変わらない「CL182」もあります。 CL181はカプセル式、CL182は紙パックタイプです。 CL182の方がコストはやや安いのですが、紙パックタイプなのでランニングコストがかかります。 そのため、長期的に見てコストを抑えたい方は「CL181」がおすすめと言えるでしょう

充電式クリーナー18VバッテリーCL281FDRFW

18Vの中で吸込仕事率がもっとも高いのがCL281FDRFWです。 パワフルモードで60Wと強力で、標準モードで50分の作業時間となります。 ボタン式なので手間もなく、カプセル式でコスト削減です。

750mLと大容量なので、ゴミ捨て頻度も減らせます。 家がかなり大きい方や現場で使用するのもアリでしょう。
吸込仕事率(パワフル/強/標準)(W) 60/42/15
集塵方法 カプセル式
容量(mL) 750
運転時間(パワフル/強/標準)(分) 15/20/50
重量(Kg) 1.4
スイッチ ボタン式
CL281と性能が同じ機種が「CL282」です。 CL282は紙パックタイプなので、好みで買い分けましょう。 ここまで紹介した18Vの比較表を書くので、参考にしてください。
CL181FDZW CL281FDRFW
吸込仕事率(パワフル/強/標準)(W) 37/10 60/42/15
集塵方法 カプセル式 カプセル式
容量(mL) 650 750
運転時間(パワフル/強/標準)(分) 20/40 15/20/50
重量(Kg) 1.4 1.4
スイッチ ボタン ボタン式
CL181とCL281のコスト差は、約5,000円程度です。 ただ、性能はCL281が高いため「性能」「コスト」のどちらを重視するかで決まります。

「コスパ重視」→「CL181」or「CL182」
「性能重視」→「CL281」or「CL282」  

ただ、「18Vじゃ性能的に満足できない...」方もご安心ください。 次章で紹介する40Vmaxは、マキタ製クリーナーの中でも群を抜いています。

40Vmax

充電式クリーナー40VmaxバッテリーCL001GRDW

CL001GRDW
マキタ製クリーナーで最高性能の「CL001」シリーズです。2021年に発売されており、吸込仕事率は驚異の125W。 エコモードで掃除をすると、1時間の大台を超え80分間の作業が可能に。 容量自体は普通ですが、性能は群を抜いています。
吸込仕事率(パワフル/強/標準/エコ)(W) 125/70/45/20
集塵方法 カプセル式
容量(mL) 730
運転時間(パワフル/強/標準/エコ)(分) 16/25/40/80分
重量(Kg) 1.6
スイッチ ボタン
※40vmaxのバッテリーは2019年に新発売した最新モデルです。 詳しくは「【マキタ】40Vmaxバッテリー情報を工具のプロが解説」をご覧ください。

マキタのクリーナーが人気な理由と注意点

ここまで見てきたとおり、マキタのクリーナーは「軽さ」に加えてリーズナブルな価格帯が人気で、建設現場の内装工事の時や家庭用として使用している方も多いです。

本体の重量が1kg程度なので取り回しもよく、手に入りやすいことからマキタのクリーナーは人気な工具の一つとなります。ただ、布団専用ノズルが販売されていないため、その点は注意してください。

まとめ

マキタのクリーナーは性能の幅がとても広いため、家庭・仕事どちらのニーズにも応えています。 軽量機種が多いため、使いやすさも◎ クリーナーを選ぶときは、ぜひマキタ製も検討してください。

ただ、クリーナーは長く使用するものということもあり、7.2Vの機種でも1万円を超えることも。 そんなときはアクトツールのオンラインショップをチェックしてみませんか?

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