【工具のプロが解説】マキタの草刈機を買うときのポイントとオススメ機種を徹底解説!

草を刈るときに非常に便利な草刈機。数あるメーカーから草刈機は販売されており、その種類もさまざまです。その中でも大手工具メーカーのマキタは草刈機に対して力を入れており、種類が非常に多い印象です

ただ、マキタの草刈機は種類があまりにも多いため...

どの機種が良いのかわからない...
そもそも草刈機の選び方ってどうすれば良いの?

と悩んでいる方も多いはず。
そこでこの記事ではマキタの草刈機を選ぶときのポイントに加えて、オススメの機種を厳選して紹介します!ぜひ参考にしてくださいね(^ ^)

マキタの草刈機を選ぶときのポイント

マキタの草刈機を選ぶときは、

-特徴
-ハンドルの形状
-動力
-刃


上記4つがポイントとなります。

特徴

マキタ製草刈機の特徴は「機種が豊富」「性能バランスが高い」「バッテリー式がある」ことの3つです。マキタのカタログを見るとわかるように、マキタは草刈機に非常に力を入れています。

そのため種類が多く、マキタならではの手堅く性能バランスが良い機種も多い印象です。さらにバッテリー式の草刈機もあり、操作がカンタンで環境にもやさしい機種を販売していることも特徴の一つ。

そのため「多くある機種の中から草刈機を選びたい」「操作がカンタンな機種が良い」という方は、ぜひマキタの草刈機を選びましょう!

ハンドルの形状

草刈機は種類ごとにハンドル(持ち手)の形状も異なるため、草刈機を選ぶときの大事なポイントとなります。

マキタのハンドルの種類は「U字(両手)ハンドル」「ループハンドル」「2グリップハンドル」の3つが代表的。下記からそれぞれの特徴を紹介するので、参考にしてください(^ ^)

U字(両手)ハンドル

(引用:マキタ-カタログ

最もポピュラーなハンドル形状です。なお、両手ハンドルは「U字ハンドル」と呼ばれることもあります。 「両手ハンドル」という名前そのままに、両手で使用します。

両手で使用するので、安定感は抜群。また、横方向へ伐採をする作業の時に便利です。その為、平地で作業をする方は両手ハンドルがおすすめです 両手ハンドルは肩掛けストラップを付けることができ、腕にかかる負担が減るのもポイント。疲れない姿勢で長時間作業をする際にも持ってこいの形状です。

デメリットとしては自由度が低いことです。両手ハンドルは横方向への伐採作業には向いていますが、急斜面の傾斜地には向いていません。その為、作業をする環境によっては不向きなハンドルのタイプとも言えます。

ループハンドル

(引用:マキタ-カタログ

ループハンドルは、持ち手が円形状になっているタイプです。両手ハンドルのように身体を固定しない為、作業の自由度が高くなるのが大きなメリット。 平地・傾斜地どちらでも使えるという意見がある一方、両手ハンドルより安定感がないので平地ではやや使いづらいという意見もあります。

ループハンドルのデメリットとしては、安全性と重量。作業時の自由度が高くなるので、作業中に刃部分が近づくことも。危険な持ち方で作業をすると、ケガをしてしまう可能性があるので要注意です。

また、ループハンドルはほぼ腕の力で刈払機を持って作業をすることになります。人にもよりますが、重さを感じやすいハンドルタイプとも言えます。

2グリップハンドル

(引用:マキタ-カタログ

ツーグリップハンドルは、2箇所の持ち手を握って操作する形状です。手首の角度を変えることで、様々な地形に合わせた作業ができます。ループハンドルよりも作業の自由度が高いです。

その為、仕上げの作業をする際に重宝されるハンドル形状と言えます。 デメリットとしては、安全性と効率の2つです。先ほど紹介したループハンドルと同じく自由度が高いハンドルである一方、刃が作業者に近くなりやすいです。その為、正しい使い方をしないと危険です。

また、ツーグリップハンドルは先ほど紹介した2形状とは違い直接「柄」のグリップを握って作業をします。その為、刈払機を腕で支えることになるので長時間の作業には向かないという意見もあります

動力

マキタの草刈機には「エンジン式」と「バッテリー式」の2種類に大別されるため、どちらを選ぶかポイントです。それぞれの特徴は下記のとおりとなるため、ぜひ参考にしてください!
動力 メリット デメリット
エンジン式

・比較的パワーがある機種が多い
・長時間の使用にも対応

・作業開始までに時間がかかる
・作業音が大きい

バッテリー式 ・軽量で取り回しが良い
・作業場所を選ばずに作業が可能
・エンジンがかけやすい
・バッテリー低下で作業途中で停止する可能性がある
作業場所・環境によってどちらを選ぶかは変わります。たとえば比較的パワーがある機種が良い、もしくは長時間の使用を検討している場合は「エンジン式」がオススメ。ただし起動に少し時間がかかり、作業音が大きいのはデメリットです。

逆にバッテリー式はエンジンもかけやすく、軽量で取り回しが良い点がメリットとなります。さらにエンジン式と比べて作動もしやすいため、初心者の方にもオススメできます。

ただ、バッテリー低下で作業途中で停止してしまう可能性があり、長時間の作業をする場合はエンジン式のほうが良いかもしれません。

最後が「刃」です。下記の表にまとめましたが刃には「チップソー」「金属刃」「ナイロンカッター」の3つがあり、それぞれ得意な作業が異なります。
種類 特徴
チップソー ・最もポピュラー
・刃の先端に金属のチップが付いている
・オールマイティに使用可能
金属刃 ・広範囲に草を刈るときにオススメ
・反動が大きい
ナイロンカッター ・柔らかい草向け
・塀や大きな岩など障害物がある箇所でも切り込んでいける

「草刈機」と「刈払機」の違い

また大きな違いではありませんが、マキタでは充電式とエンジン式で呼称を区別しています。

注意!草刈機の取扱作業者は講習の受講が必要

草刈機をご自身の敷地で利用する場合などは、特に講習等は必要ありません。ただ、草刈機を「公共事業(国・地方公共団体からの依頼による仕事)」で使う場合は、刈払機取扱作業者の資格を取る必要があるため、念の為注意しておきましょう!

オススメのマキタ製草刈機をご紹介!

ここまでがマキタの草刈機を選ぶ時のポイントとなるため、ぜひ参考にしてください!ここからは工具屋であるアクトツールが厳選したオススメのマキタ製草刈機を紹介します(^^)

もし...

選び方はわかったけど、逆にどれがいいかわからなくなってきた
とりあえずオススメ機種が知りたい

という方は、今回紹介する機種の中から選ぶのもアリです!

充電式

40V

MUR012GZ
MUR012GZ
(引用:マキタ

一つ目に紹介したいのが40Vmaxバッテリーが採用されているMUR012GZです。こちらの機種はマキタの公式サイトで「世界最強」と言われている通りパワーが圧倒的に強く、広範囲な作業ができること

1充電あたり400坪(1,320平米)の作業ができます。さらに草の密度によって自動変速を行う「ロングドライブモード」も搭載しており、プロ向けの草刈機となります。逆に日常使いとして使用する場合ややオーバースペック気味になるため、その場合は後ほど紹介する「18V」の草刈機がオススメです。

草刈刃 255mm(DCホワイトチップソー)
回転数 0〜6,400min-1
質量 7.9〜8.5Kg
MUR005GZ
MUR005GRM
(引用:マキタ

MURoo0GZも40Vmaxバッテリーを採用しており、30mlエンジン式と同じ程度の使用感が特徴です。1充電あたりの作業量は約68坪(約224平米)となり、MUR012GZよりかは控え目です。

ただし2機種の価格をマキタのカタログで見てみると5,000円程度の差しかありません。5,000円の差を高いと見るかは人それぞれですが、MUR012は1充電あたりの作業量(40Vmax×2本)が長く、パワーを重視する方はMUR012を選択しても良いでしょう。

ただ、コストを重視する方」や「そこまでパワーはいらないけど40Vmaxの機種が良い」という方は、MUR005GZがおすすめとなります。

草刈刃 255(DCホワイトチップソー付)
回転数 0〜7,000min-1
質量 5.2Kg
MUR006/007/009G
なお、下記のとおりMUR005DZの他にハンドル形状の異なる機種が3種類販売されております。(性能は同じです)
MURo006GZ Uハンドル(左右非対称)
MUR007GZ ループハンドル
MUR009GZ 2グリップ

18V

MUR369UDG2
MUR369UDG2
(引用:マキタ

MUR369UD2は18Vバッテリー機種となり、モーターが後端に配置されていることで重心バランスが良く、作業効率をUPさせることが期待できます。こちらの機種も「楽らくモード+3スピード」機能が搭載されており、草の密度で自動変速をし、パワーの段階を3段階に変更も可能です。

パワー・性能のバランスが取れている機種で、プロ・DIYユーザーどちらの方にもオススメできます。

草刈刃 φ255mm(DCホワイトチップソー付)
回転数 0〜7,000min-1
質量 6.0Kg
MUR369AD/LD/WD2
なお、下記のとおりMUR369UDG2の他にハンドル形状の異なる機種が3種類販売されております。(性能は同じです)
MUR369AD2 Uハンドル(左右非対称)
MUR369LD2 ループハンドル
MUR369WD2 2グリップ
MUR190UDRG
MUR190UDRG
(引用:マキタ

「18Vの機種でコスパが良い機種が良い」という方は、MUR190UDRGはいかがでしょうか?先ほど紹介したMUR369UD2より回転数は劣りますが、圧倒的にコスパが良くなります

ツールレスシャフトロックでチップソーから樹脂刃へカンタンにチェンジでき、楽らくモード+3スピードに変速もできます。先端のモータ部分が660gと軽量で、初心者の方にも扱いやすい一台となります。

草刈刃 φ230mm(DCホワイトチップソー付)
回転数 0〜6,000min-1
質量 3.2Kg
MUR191UD/190LD/191LD/190WD
なお、下記のとおりMUR190UDRGの他にハンドル形状の異なる機種が3種類販売されております。(性能は同じです)
MUR191UD Uハンドル/分割棹
MUR190LD ループハンドル/標準棹
MUR191LD ループハンドル/分割棹
MUR190WD 2グリップ/標準棹

背負式

MUR201CZ
MUR201CZ
(引用:マキタ

MUR201CZは背負式の草刈機となり、長時間作業をする方にオススメです。別売りのポータルブルユニットPDC1を併用し、30ml背負エンジン式と同じ程度の使用感を実現。

18Vバッテリーを4本搭載することができ、その場合は1充電あたりの作業量は驚異の約2時間。また伸縮式吊りベルトがあり先端部も軽量なため、長時間の作業をするユーザーにぴったりの一台となります。

草刈刃 φ255mm(ホワイトチップソー付)
回転数 0〜7,000min-1
質量 3.9Kg

エンジン

4ストローク

MEM428XC
(引用:マキタ-カタログ

MEM428XCは低騒音で環境にやさしいエンジン型草刈機となります。ナイロンコード式なので障害物の多い場所でも利用でき、先端部はアルミ製。そのためタップ時の衝撃・摩耗にも強く、耐久性も期待できるでしょう。

草刈刃 φ420mm
排気量 24.5ml
質量 5.4Kg
MEM2655UH
(引用:マキタ-カタログ

MEM2655UHは低振動&棹振れ防止が特徴の機種です。のため作業ストレスを感じづらく、より効率の良い作業が期待できるでしょう。先ほど紹介したエンジン式の「MEM428XC」より草刈刃が小さいため、作業用途に合わせて選び分けましょう!

草刈刃 φ230mm
排気量 25.4ml
質量 5.5Kg

2ストローク

MEM2100U
(引用:マキタ-カタログ

排気量21mlと小型のエンジンなので、価格も割安。入門編としても使用可能ですが、少々作動音と振動が大きいので環境によっては不向きかもしれません。ただ、軽めなので取り扱いが簡単です。

草刈刃 φ230mm
排気量 21ml
質量 3.9Kg
MEM2610U
(引用:マキタ-カタログ

MEM2610Uはオールラウンドタイプで、楽らくスタート仕様機能付き。排気量は26mlなのでパワーも十分。草刈刃はφ230mmなので、小範囲の作業にオススメです。一方大規模な作業となると、こちらの機種では大変かもしれません。

草刈刃 φ230mm
排気量 26ml
質量 5.1Kg

まとめ

いかがでしたか?

マキタは草刈機に非常に力を入れており、種類が多く性能バランスも取れた機種が多いです。さらに充電式は使いやすく、大手工具メーカーならではの信頼感も◎。

ぜひ、今回紹介した選び方を参考に、あなたにピッタリの草刈機を選びましょう!ただ、新品の草刈機は非常に高価です。そのため「買い替えたいけど、予算がない」「とりあえず今の機種を使い続けるしかない...」と悩む方もいるかと思います。

そのようなときはぜひ、アクトツールのオンラインショップをのぞいてください!アクトツールではマキタの草刈機を格安で販売しており、きっとあなたが欲しい一台もあるはずです!

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