【徹底解説】マキタの丸のこのおすすめ機種&選び方

丸いノコギリを高速で回転させて素材を切断する丸ノコ。プロの建築現場ではもちろん、最近ではDIYなどで一般方にもよく利用される電動工具です。

そんな丸ノコのなかでも、マキタの丸ノコは圧倒的な使いやすさとマキタならではの安定したパワーや切れ味が魅力です。電動工具のトップメーカーでもあるので、安心して使える信頼感もありますよね!

とはいえ、マキタの丸ノコは50種以上も種類があり、どのモデルを選べばいいかがわかりづらいという方もいると思います。

そこで今回の記事では、そんなマキタの丸ノコの選び方や、機能別のオススメの機種をご紹介していきます。
丸ノコをお探しの方や、マキタの丸ノコの特徴の違いに興味のある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

マキタの丸ノコの選び方は?

たくさんの種類があるマキタの丸ノコ。
ご自身の作業環境や、使用用途によって適した丸ノコを使用するのが大切です。選び方のポイントとしては、以下の3つです。
  • 電源
  • 用途
  • 外径
以下で詳しく解説していきます。

電源

まずは電源です。
マキタの丸ノコには、大きくわけて充電式とAC電源式があります。 それぞれの主な特徴は以下のとおりです。
充電式
  • 室内でも屋外でも、場所を選ばず使用できる
  • コードがないので、取り回し性が良い
  • バッテリーが切れれば使用できない(予備バッテリーを持っていれば解決)
  • 価格がAC電源式よりも高い

充電式は、なんといってもどこでも使用できるその手軽さが特徴です!

大きな木材を切断したりする際は、どうしても電源のある室内でやるのは難しくなりますよね。
そんなとき、屋外でも手軽に使える充電式は重宝します。 ただ、バッテリーが切れてしまえば使用はできません
そんなときは、予備バッテリーを保持していれば、バッテリーを交換するだけで連続使用が可能です。

AC電源式
  • 電池切れの心配なく使用できる
  • パワーがいつまでも衰えない
  • バッテリーがないぶん、比較的軽い
  • 電源のある場所でしか使用できない(ポータブル電源を持っていれば解決)
AC電源式は、コードがあるぶん取り回し性は低くなってしまうものの、気軽に手を出せる価格の安さや軽さなどの魅力があります。 屋内で簡単にDIYをする際や、庭の電源の届くところで木材をカットするなど便利に使えます。 初めて丸ノコを購入する方にもオススメです! AC電源式は、電源がある場所でしか使用できないのがデメリットとなります。 ただ、キャンプ用などでもしポータブル電源をお持ちであれば、それに接続することで屋外でも丸ノコが使用できますよ。

用途

どれも似た形のように見えるマキタの丸ノコですが、実は細かな性能の違いがあります。どのモデルを選んでもきちんと成果を出してくれることは間違いありませんが、性能の違いを知って購入すればより使い勝手がよくなりますよ。
ここでは、マキタの丸ノコの主な性能をご紹介します。

集じん機能付き

集じん機能付きのモデルは、木材を切断した際にでる細かい粉じんを、切断と同時に吸い取り掃除してくれるタイプです。

誤って粉じんを体内に吸い込んでしまうことも防げますし、掃除の手間も省けて便利です。

別売りのワイヤレスユニットを取り付ければ、無線連動(Bluetooth)対応の集じん機との連動集じんができます。

パワー重視

パワーを重視しているかたにオススメなのが、マキタの最上級バッテリーである40Vmaxバッテリータイプです。

一般的な14.4Vや18Vの丸ノコと比べると圧倒的にパワーに差があります。

40V充電式丸ノコは、マキタの従来AC機と比べても切断スピードは約2倍! クラス最速の切断スピードを誇ります。パワーや作業スピードを追求する場合には40Vmaxシリーズの丸ノコがオススメです。

際切りベース

際切りベース仕様の丸ノコは、その名のとおり際切りに適したタイプです。

サブベースを取り外すことによって、壁際ギリギリなどの際切りが可能になります。

傾斜切断(左傾斜)は15度で、本体を傾けながら際ギリギリの切断ができます。 限られた場所や範囲での作業が必要な方にはオススメのモデルです。

電子制御

電子制御とは、電子制御が組み込まれたモーターが搭載されているタイプです。 電子制御が付いた丸ノコは、簡単に電子丸ノコとも呼ばれます。

丸ノコの電源をいれても、木材を切断する前の場合(無負荷時)は、モーターが自動で約80%程度の回転しか上がらないように制御してくれます。

また、負荷がかかる材を切断する際にも、自動で電子制御をしてモーターの故障を防いでくれます。 電子制御がついていれば、静音性や安全性などを高めてくれます。

外径

(引用:モノタロウ
丸ノコのノコ刃(チップソー)には、さまざまなサイズがあります。
現在マキタから販売されているノコ刃の外径サイズは、85mm~380mmです。 125mm~165mmのサイズが、最も人気があります。
それぞれの刃に合わせて丸ノコ本体のサイズも変わってくるので、互換性はありません

ノコ刃が大きければ大きいほど、大きな木材が楽に切断できるようになりますが、そのぶん丸ノコ自体の重量も重くなります。
主に切断する木材の大きさに合わせて、必要なノコ刃のサイズと丸ノコを選択しましょう。

また、近年マキタで発売されている深切タイプの丸ノコは、より深くノコ刃が入るように設計されています。 そのため、同サイズの丸ノコと比べても、より厚みのある木材を切断できます。

マキタの丸ノコのおすすめ機種は?

マキタの丸ノコの特徴や選び方がわかりましたか? ここからは、工具のプロであるアクトツールが選んだ、オススメの丸ノコのご紹介です!

性能別にまとめていますので、使用用途に合わせてご自身にぴったりの丸ノコを見つけてみてくださいね。

なお、今回紹介するオススメのマキタ製丸のこを表でまとめるので、あわせて参考にしてください。

機種名 目的 特徴
HS6403 造作作業 粘り強い高速切断が魅力で、マキタの従来機と比べて切断スピードが約70%アップ。
KS002GZ 集塵機能付きが良い方 内部構造が見直され、ボックス内を粉じんや風がスムーズに流れるように。
HS474DZB 際切り作業 精度と剛性が追求された高品質アルミサブベースは、取り外しが可能
HS001GRDXB パワーが必要な作業に 40VmaxLi-ionバッテリー+ハイパワー大型ブラシレスモーターが内蔵
HS472DRG 軽量さをお求めの方に 小型かつ軽量ボディが特徴で、幅は166mmと最小級で、重さはバッテリーをいれても2.5kgほど
HS474DZB 18Vとの互換性 ブラシレスモータのサイズとコイル巻数アップすることにより、圧倒的なパワーを実現

それでは、一つずつ見ていきましょう!

造作目的

マキタ 造作用精密マルノコ 刃径165mm/切込65mm アルミベース HS6403

まずは、造作用精密丸ノコであるHS6403です。 こちらは電源式の丸ノコなので、電源に接続しながら使用します。 粘り強い高速切断が魅力で、マキタの従来機と比べて切断スピードが約70%アップしています。 負荷がかかっている状態のときには、ランプを点灯するお知らせ機能が搭載。 切断時の負荷状態を目視できるので、最適な負荷でも切断が可能です。
ノコ刃寸法 外径165mm(使用できる刃物径155~165mm)
商品寸法 (長さ×幅×高さ) 285 × 189 × 245 mm
電源 単相100V
回転数(回転/分) 4,100 min-1
最大切り込み深さ 65mm(0°) / 45mm(45°) / 54.5mm(傾斜左5°)
重量 2.7 kg
コード 5m

集じん機能

マキタ 125mm 充電式防じんマルノコ 40Vmax KS002GZ

KS002GRDX
続いては、集じん機能つきの丸ノコKS002GZです。 クラス最高の自己集じん散る約87%! 内部構造が見直され、ボックス内を粉じんや風がスムーズに流れるようになりました。 集じん機とはBlutoothで無線連動し、本体のスイッチをONにすれば集じん機も自動で起動します。

集じん機能はもちろん、40Vmaxシリーズならではのハイパワーも魅力です。 作業で選べる2つのモードに切替えが可能で、使用用途に応じて「スピードモード」と「静音エコモード」が選べます。

「スピードモード」時は素材に応じて自動変速し、軽負荷時は高速回転に、重負荷時は高トルクでスピーディに作業ができます。
ノコ刃寸法 外径125mm / 内径20mm
商品寸法 (長さ×幅×高さ) 262 × 187 × 248 mm
電源 バッテリー式 36V(40Vmax)
回転数(回転/分) スピードモード:7,500 min-1 静音エコモード:5,000 min-1
最大切り込み深さ 47mm(90°) / 30mm(45°)
重量 2.9 kg

際切り

マキタ 125mm 充電式マルノコ 18V HS474DZB

際切り作業にも向いているのが、HS474DZBです。 精度と剛性が追求された高品質アルミサブベースは、取り外しが可能。 アルミベースを取り外せば、幅の狭い際切りでもしっかり行えます

自動変速機能がついており、厚い材料・硬い材料はパワフルに、薄い材料・軟らかい材料は高速に切断できます。 切れ味が自慢の鮫肌プレミアムホワイトチップソー付です。
ノコ刃寸法 外径125mm / 内径20mm
商品寸法 (長さ×幅×高さ) 256 × 183 × 246 mm
電源 バッテリー式 18V
回転数(回転/分) 5,400 min-1
最大切り込み深さ 47mm(90°)
重量 2.7 kg

パワー

マキタ 充電式マルノコ40Vmax 刃径165mm/切込66mm HS001GRDXB

とにかくパワフルな丸ノコが欲しい!という方にオススメなのが、HS001GRDXBです。 HS001GRDXBには、40VmaxLi-ionバッテリー+ハイパワー大型ブラシレスモーターが内蔵。 従来のマキタAC機と比べて、切断スピード約65%アップしています。

さらには、作業に合わせて選べる「新・二刀流」2駆動モードが搭載。 「仕上げモード」を使えば、定回転制御かつ低騒音なのでリフォーム現場や内装工事に役立ちます。 「スピードモード」を使えば自動変速をして、硬い材料はパワフルに、 軟らかい材料は高速で切断してくれます。

本機はもちろん、バッテリーも、防じん・防水保護等級「IP56」を取得。 キックバック反動低減「AFT」も搭載されています。
ノコ刃寸法 外径165mm / 内径20mm
商品寸法 (長さ×幅×高さ) 299 × 188 × 258 mm
電源 バッテリー式 36V(40Vmax)
回転数(回転/分) スピードモード:5,500 min-1 仕上げモード:4,100 min-1
最大切り込み深さ 66mm(90°)
重量 3.3 kg

軽さ

マキタ 充電式マルノコ14.4V 刃径125mm/切込47mm HS472DRG

HS472DRG
小さなボディに圧倒的なパワーが魅力なのが、HS472DZです。 マキタ従来機と比べて、作業能率は約30%アップ!(メラピ厚さ45mm×長さ300mm切断時) 高速回転で、切り始めから軽快に作業が行えます。

小型かつ軽量ボディが特徴で、幅は166mmと最小級で、重さはバッテリーをいれても2.5kgほどとなります。 作業が長時間に及ぶ場合は、少しでも重さが軽いほうが助かりますよね。 とくに力のない方や、女性の方にもオススメです。
ノコ刃寸法 外径125mm / 内径20mm
商品寸法 (長さ×幅×高さ) 256 × 166 × 246 mm
電源 バッテリー式 14.4V
回転数(回転/分) 5,400 min-1
最大切り込み深さ 47mm(90°)
重量 2.5kg

互換性

マキタ 125mm 充電式マルノコ 18V HS474DZB

互換性重視であれば、HS474DZのような18V機種がオススメです。 ブラシレスモータのサイズとコイル巻数アップすることにより、圧倒的なパワーを実現。 小型・軽量ボディながら、力強い切れ味が魅力です。

付属のアルミベースを取り外せば、際切りもできます。 1回の充電で、厚さ38×幅235mmの2×10材を約390本切断でき、スタミナもばっちりです!
ノコ刃寸法 外径125mm / 内径20mm
商品寸法 (長さ×幅×高さ) 256 × 183 × 246 mm
電源 バッテリー式 18V
回転数(回転/分) 5,400 min-1
最大切り込み深さ 47mm(90°)
重量 2.7kg

丸のこ使用時に起こるキックバックの原因と対処法

丸のこを使用していると、突然丸のこが後ろ向きに走り出す「キックバック」という現象が起こることがあります。キックバックが発生する原因として、

・反りのある木材や硬い素材の切断をしている
・切り落とす方の材料が落ちたとき
・素材が乾燥していたり、湿った木材を切断するとき
・のこ刃の進行方向が曲がっていたとき

などが考えられるため、上記のような状態で作業をするのは控えましょう。その他、安定した台で作業をすること、切断する材料ごとに刃の調整を行うことも大切です。

ただ、キックバック対策を取ったとしても、必ず防げるわけではありません。そのため作業時は体を半身に構え、丸ノコの後ろから逃して手や足を丸のこ後部に置かないようにしてください。

まとめ

いかがでしたか? 今回は、人気のマキタの丸ノコについて解説をさせていただきました。 みなさんの丸ノコ選びの参考になれば幸いです。 たくさんの種類が販売されていますが、ご自身の作業環境や用途に応じて、適切なモデルを見つけましょう。 アクトツールには、便利なオンラインショップもございます。 マキタはもちろん、さまざまなブランドの丸ノコを取り揃えております。 丸ノコの購入を検討している方は、ぜひアクトツールのオンラインショップも覗いてみてくださいね!

アクトツールで丸ノコをさがす!

それではまた、次回の記事でお会いしましょう!