マックスのコンプレッサーの選び方&おすすめ機種【徹底解説】

ホチキスなどオフィス用品を手がけているマックス(MAX)。あまりイメージはないかもですが、じつは電動工具やエア工具も販売しています。

とくにマックス製エア工具の評判は高く、現場の職人さんからの評価は上々。マックスが販売しているエアコンプレッサーの特徴は「軽量&静音」。

作業中、周囲に音の配慮をするシーンなどでもかつやくが期待できます。
性能も十分で、中にはBluetooth連携ができる機種も。
エアコンプレッサーを買うならぜひ検討してほしいメーカーの一つです。

しかしエアコンプレッサーにも種類があり、それぞれ性能は異なります
そのため使用用途に合った機種を選ぶことが大切(^^)

そこでこの記事では、エアコンプレッサーの選び方を5つのポイントに分けて紹介します(^^)

記事後半からはオススメのマックス(MAX)製エアコンプレッサーをピックアップするので、ぜひ最後までチェックしてくださいね!

エアコンプレッサーの選び方と種類

これからエアコンプレッサーを選ぶときに気を付けるポイントは、下記の5つです。

-タンク容量
-吐き出し空気量
-馬力(出力)
-タンク内最高圧力
-オイルフリー式と給油式

それでは、それぞれカンタンに見ていきましょう!

タンク容量

エアコンプレッサー選びでもっとも大事なのが「タンク容量」です。

たとえば「AK-HL1270E3」のタンク容量は11L。
タンク容量の数値が大きくなると、その分運転時間が長くなります。シンプルなことですが、溜められる空気量が多くなるためです。

機種によってタンク容量は異なり、小さいコンプレッサーだと「4.5L」大きいものだと「30L」を超える機種も。作業時間が長くなるのはメリットですが、タンク容量が大きくなると重くなるのがデメリットです

そのためタイヤの空気入れなど軽作業であれば、小さい機種を選ぶことをオススメします。

記事後半で、使用用途ごとにどのくらいのタンク容量があった方がいいかをまとめるので参考にしてくださいね(^^)

吐き出し空気量

吐き出し空気量とは、エアコンプレッサーがタンク内に空気を溜める時間・量を表した数値です。メーカーによっては「吐出量」と表示されることもあります。

上記表は「AK-820」と呼ばれる機種の仕様ですが、吐出量を見ると「50Hz運転時:65L/分」と書いてあります。
言い換えると、AK-820は1分間で65Lの空気を溜めることが可能ということです。

つまり吐き出し空気量(吐出量)の数値が大きいと、それだけエアコンプレッサータンク内へ空気を溜める時間は短くなります

そのためエアコンプレッサーを起動して、すぐに使いたい方は吐き出し空気量の大きい機種を選ぶことがポイントです。

馬力(出力)

馬力とは、エアコンプレッサーのパワーです。メーカーによっては「消費空気量(L)」「Kw」など表示が異なるので、注意しましょう。

先ほど紹介した「吐き出し空気量(吐出量)」は、馬力の数値で大きく変わります。馬力の数値が高いとその分、たくさんの空気を供給することができます

つまりたくさんの空気が必要な「サンドブラスト」などの作業を行う場合は、より馬力が高い数値である必要があります。理由はカンタンで、「エアコンプレッサーの空気供給量」<「作業中に必要な空気量」の場合、途中で作業が止まる可能性があるためです。

たとえばエアコンプレッサーにエアツールを付けて作業をしたい場合、「コンプレッサーの馬力(コンプレッサーが供給する空気量)」>「消費空気量」にすることをオススメします。

たとえばエアツールの消費空気量が「300L/min」だったとします。
一方購入したエアコンプレッサーの馬力が「100L/min」では、エアツールに供給する空気が足らなくなってしまいます

そのためエアコンプレッサーを買うときは、馬力を確認することが大切となります。

ただ、エアコンプレッサーの馬力は最低でも1馬力(0.75kw)以上がオススメです。理由はカンタンで、1馬力以下になると使用できないエアツールもあるためです

タンク内最高圧力

タンク内最高圧力とは、エアコンプレッサータンク内の最大圧力を表した数値です。最高圧力が高いと、その分作業できる時間も長くなる傾向に。

タンク内圧力は0.8MPa以上であることが多く、プロ用の機種になると圧力が「4MPa」を超える場合も。DIYやカンタンな作業であれば、多くても「1Mpa」までの機種で十分でしょう。

一方、現場工事で使用するならば圧力の数値が高い機種を検討することをオススメします。

オイルフリー式と給油式

エアコンプレッサーには「オイル式」と「給油式」の2つがあります。

それぞれカンタンに特徴を紹介するので、参考にしてください。

オイルフリー式

オイルフリー式とは文字どおり、オイルを使わないエアコンプレッサーです

家庭用ならメンテナンスが楽で、オイルが混じらないクリーンな空気を出すことができます。

一方、騒音や振動が大きいため周りに音の配慮をするシーンでは使いづらい点がデメリット

給油式

給油式は騒音・振動が小さいため、周りへ音の配慮をする必要があるシーンでかつやくします

オイルを使っているので耐久性も高く、長期間使用できることも期待できます。

逆にデメリットはオイル交換です。給油式なので定期的にオイルを交換する必要があり、メンテナンスをしなければいけません

また、空気中にオイルミストが混じるため、食品や薬品などの用途には向きません。

用途から選ぶ

ここからは作業用途ごとに、タンク容量が最低限どのくらいある方がいいのかを紹介します。ぜひ、参考にしてくださいね(^^)

エアタッカー、釘打ち機を使う


エアタッカーや釘打ち機を使用する場合は、8Lあれば十分でしょう。
一日中使用する場合などであれば、13Lの機種を検討しても良いと思います。

エアダスター、エアブローでの清掃・ホコリの吹き飛ばし・乾燥作業

本格的にエアダスターなどで清掃をする場合、長時間の作業が予想できます。そのため最大で「30L」の容量は必要かもしれません

作業内容によってはもう少し容量を減らしても良い場合もあるので、作業時間によってタンク容量を選びましょう。

タイヤの空気入れ

タイヤの大きさにもよりますが、タンク容量は「3L〜13L」あれば十分でしょう

空気を入れるだけであればそこまで時間もかからないはずなので、最大でも13Lあればストレスフリーで作業ができると思います。

タイヤ交換

一方タイヤそのもをの交換する場合は、長期間使用することが考えられます。そのためタンク容量は「30L」程度ある機種をオススメします

逆に7Lや11Lなどの機種を選ぶと、途中で止まるなどストレスを感じる可能性もあります

サンドブラストを使う

サンドブラスト(砂吹き)は表面に研磨剤を吹き付ける工事なので、タンク容量も30Lなど大きめにすることをオススメします

エアブラシやカップガンによる塗装

カスタムペイントなどカンタンな塗料などで使うエアブラシならば、「3L」大きくても「8L」あれば問題なく使えるでしょう。

エアコンプレッサーのおすすめ機種

ここからはオススメのマックス(MAX)製エアコンプレッサーを紹介します。

ここまで読んで「とりあえずオススメの機種が知りたい」という方は、ぜひ参考にしてくださいね(^^)

11L

AK-L1270E2P

「塗装・光触媒・薬剤噴射」など吹き付け作業をするならこちらの機種がオススメ。タンク容量11Lで持ち運びの良さ・静音性・排気臭の少なさのバランスとが取れており、建設現場でもよく使用されているイメージです。

エアチャックが2種類あり、塗装業界でよく使われている「細径・小型」と釘打ち機で使用される一般的なエアチャックがあります

付加機能も多彩で「ブレーカー落ち低減モード」や「いっぷくタイマー」などが代表的。Bluetooth対応機種なので、スマホと連動することも可能です。

タンク容量 11L
吐出量 AD:127〜239L/分 FAD:50〜128L/分
圧力調整範囲 0.1〜0.83MPa
重量 15kg
圧力 常圧

AK-HL1270E3

タンク容量・機能が最高性能である「AK-HL1270E3」。「とにかく性能が良い機種がいい!」という方は、AK-1270E3シリーズを検討することをオススメします。

運転モードは静音・AI・ハイパワーモードに切り替え可能で、静音性も◎。
ブレーカー落ち低減モードから高音LEDなどの機能はもちろん、Bluetoothにも対応します。

3連結もできるので、エアの量を増やしてストレスフリーで作業もできます。
さらにタンク容量可変式なので、16L〜27Lまで容量を増やすことも可能。タフな現場で使用する方にオススメの一台です。

タンク容量 11L
吐出量 AD:127〜238L/分 FAD:50〜90L/分
圧力制御範囲 2.5〜4.4MPa
重量 16kg
圧力 常圧・高圧


ちなみに「AK-HL1270E3」からはブラックも販売しています。


また、タンク容量を「27L」にしたAK-HL1270E3はこちら。

建設現場でもなかなか見たことはありませんが、タンク容量が27Lもあるとサンドブラストなど長時間の作業でも利用することができるでしょう。

10L

AK-HL9700E

タンク容量が10Lあるので、内装はもちろん造作・板金施工などにも使用できるAK-HL9700E。10Lと重量15kgと軽量で、V1・V5の連続打ちが可能です。

Bluetooth機能など付加機能を取っ払ってあり、シンプルで使いやすい一台となっています。モーターを従来機から大きくし、トルクUP。

一方低回転化を実現し、静音性はUP。
別途部品を買うと「2連結」「3連結」もできるので、大量にエアが欲しい方にもオススメの一台です。

タンク容量 10L
吐出量 AD:173L/分 FAD:55L〜85LL/分
圧力制御範囲 約2.5〜3.0MPa
重量 15kg
圧力 常圧・高圧

8L

AK-HL1110EA

AK-HL1110EAの特徴は、圧力の自動切り替えです。「AIモード」「パワーモード」「静音モード」に切り替えることができ、AIモードはエア消費量に合わせて圧力の自動調整を行います。

一方静音モードは内装・仕上げ工事にピッタリで、パワーモードはエア消費が一定。作業に応じてエアの圧力が変わるため、効率的な作業が可能です。

高トルク共振低減モーターを搭載しており、低振動で作業音も61dBと低め。
ちなみに別途専用カプラ・ホースを買って、2連結もできます。

タンク容量 8L
吐出量 AD:127L〜194L/分 FAD:46L〜72L/分
圧力制御範囲 約2.5MPa〜4.4MPa
重量 14kg
圧力 常圧・高圧

AK-HL1110E2

先ほど紹介した「AK-HL1110EA」と性能がほぼ同じの「AK-HL1110E2」ですが、大きく異なるのが「Bluetooth」機能です

コンプレッサーの電源・運転モードの切り替えをスマホで行うことができ、カスタムモードで自分好みの設定も可能。

ブレーカー落ち軽減モードやカレンダー機能など、スマホと連携することで多くのお役立ち機能を使用することができます。

コンプレッサーをカスタマイズして自分専用機種を作り上げたい方に、ぜひ検討してほしい機種です。

タンク容量 8L
吐出量 AD:127L〜194L/分 FAD:46L〜72L/分
圧力制御範囲 約2.5MPa〜4.4MPa
重量 14kg
圧力 常圧・高圧
AK-HH1110E2

ちなみに「AK-HL1110E2」の高圧専用である「AK-HH1110E2」も販売しています。使用する工具によっては、高圧を検討しても良いでしょう。

タンク容量 8L
吐出量 AD:127L〜194L/分 FAD:46L〜72L/分
圧力制御範囲 約2.5MPa〜4.4MPa
重量 14kg
圧力 高圧

4.5L

AK-820

マックス製エアコンプレッサーでもっとも容量が小さいAK-820。サンドブラスト・タイヤ交換など大量に空気が必要な作業には向きませんが床張り作業などの内装工事やリフォームにオススメの一台です

取っ手がついているので持ち運びにも便利。
タンク容量は4.5Lと小さいですが、補助タンク設備口を装備しているので増量も可能です。

木工作業からDIY作業まで使用できるので、軽作業しか行わないのであればぜひ検討して欲しい一台です。一方、エアタッカーなどを本格的に使用する場合少々物足りない可能性があります。
タンク容量 4.5L
吐出量 50Hz:65L/分 60Hz:75L/分
取り出し最高圧力 0.95MPa
重量 19kg

まとめ


マックスはエア工具の品質が良く、エアコンプレッサーは現場のプロから高い評価を得ています。

ただ、タンク容量など性能が大きく異なってくるので、使用用途に合わせてピッタリの機種を選びましょう。

とは言ってもエアコンプレッサーは工具の中で高価な商品です。
たとえば新品で「AK-1270E3」を買うと、30万円を超えてきます

そのため、

こんなに高いとなかなか手が出ない
もう少し安ければ買えるんだけど...

と悩む方もいると思います。
そんなときはぜひ、アクトツールのオンラインショップをチェックしてみませんか?

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