マルチツールのおすすめ機種・選び方【徹底解説】
マルチツールを一台持っているだけで、できる作業の幅がグッと広がる優れものです。DIYをする上で、必須と言っても良い工具でしょう。 今回は、そんなマルチツールを選ぶ際のポイントを4つの項目に分けて紹介します。
記事の後半からは、アクトツールがおすすめする機種を紹介します!
選ぶ際のポイントは非常に簡単なので、ぜひ最後までご覧いただければと思います。
マルチツールの選び方は?
マルチツールを選ぶ時のポイントは、下記の4つです。・電源
・替刃
・用途
・メーカー
それでは、一つずつ解説していきます!
電源
マルチツールの電源は「コード式」か「充電式」のどちらかです。下記の通り、それぞれ特徴があります。
電源 | 特徴 |
コード式 | ・作業時間に限りが無い ・電源コードが無いと使用できない ・コードが邪魔になることも |
充電式 | ・電源コードが不要 ・バッテリーの劣化で寿命がある ・作業時間が有限 |
コード式
コンセントに挿して使用できる「電動コード式」タイプは、常に電源が供給されるので作業時間に限りがありません。もちろん永遠に作業をするのは無理ですが...(^_^;)
長時間の作業をするのが前提であれば「電源コード式」がおすすめです。 デメリットとしては、電源コードが無い場所では使用できません。また、コードが作業中邪魔になる可能性があります。
充電式
「充電式」のマルチツールは、バッテリーで動きます。電源コードが不要なので、コンセントが無い環境で作業をする方には「充電式」がおすすめ。また、持ち運びをしたい方にもおすすめです。
コードレスなので、コードが邪魔になることもありません。 充電式のバッテリーには容量があり、10.8V〜18Vまでが一般的。容量が大きくなれば、その分作業時間も長くなります。
デメリットとしては、バッテリーの充電が切れるので、作業時間が有限だということです。また、バッテリーも何度も使用していると劣化を感じるケースもあります。
コード式・充電式はそれぞれメリット・デメリットの特徴があります。
環境や使用用途によってどちらかを選びましょう!(^^)
替刃
マルチツールは、刃(ブレード)を変えることでさまざまな素材を切断・剥離・研磨することができます。ブレードはマルチツールを購入する時に付属品として付いてくるケースもあります。もし付属品としてブレードが無ければ、新たに購入する必要があります。例として、大手工具メーカーの「マキタ」が販売している替刃(ブレード)を見ていきましょう。
※下記マキタのカタログサイトより画像を引用します。
ご興味がある方はカタログ(makita)からご覧下さい。
ちなみに他メーカーのHiKOKIなどもたくさんの替刃があります。 刃の種類は先程挙げた「カットソー」の他、用途ごとに分けて3つあります。
使用用途 | 刃の種類 |
切断、切り抜き | カットソー、ラウンドソー |
研磨 | サンディングパット(ペーパー) |
剥離 | スクレーパ |
ただ、刃の種類ごとにまた細分化されます。分かりにくいと思うので、画像を使って紹介します。 例えば「マルチツールを使って無垢木材を切断したい」と思ったとします。
その場合「カットソー」の刃がおすすめです。
次に、マキタのカタログを見ると下記の替刃が相当します。
上記の通り、カットソーの中でも無垢木材を切断するのに適しているブレードがあります。上記の表に照らし合わせれば「TMA057 BIM」「TMA058 BIM」が該当します。
一方、カットソーを使って鉄板・釘・軟鋼板を切断したいのであれば、下記の枠線で囲んだブレードが適しています。 これはカットソーに限ったことではなく、ラウンドソー・サンディングパット・スクレーパなどの刃も同じです。素材に適したブレードがあります。 その為、あなたがマルチツールを購入する際、付属品として多種多様な刃がある機種を選ぶことが大切。
また、あなたが使用したい用途のブレードがあるかを必ずチェックしましょう。 もし刃が無い場合でも、Amazonなどで購入できるので心配不要です(^o^)
注意点として、マルチツールを使う際は「振動」があるので、替刃の消耗が割と激しいです。 その為、交換が必要になるケースもあるのでスペアとして購入しておいても良いかもしれません。
用途
切断・研磨・剥離ですね。ただ、ブロウなどはできません。また「切断」に特化しているレシプロソーとマルチツールを比べると、性能はレシプロソーが優位です。DIYなどのちょっとした作業であればマルチツール。
一方、専門的に切断作業を行うようであれば、レシプロソーを選ぶ方が効率も良いケースがあります。 その為、作業用途や専門性も含めつつマルチツールを検討しましょう。
メーカー
最後にメーカー選びです。ここでは、マルチツールを販売しているメーカーを紹介します。もちろんどの企業も信頼性は抜群です。 もし迷っている方は、メーカーから選ぶのも一つの方法です。マキタ
1915年に創立されている老舗企業。現在は日本の「総合電動工具メーカー」と称され、国内シェアは60%とトップレベル。日本国内だけでなく、世界40カ国にも事業を展開しており品質も高い評価を受けています。DIYから建設仕事をしている方向けの工具まで、数多くの工具がそろっているのも魅力の一つです。
ハイコーキ
たまに「ヒコーキ」と読んでしまう方もいますが、元々は日立グループの一員でした。知名度はマキタよりもやや劣勢と言った感じもありますが、技術がとても高い印象です。独自技術が電動工具に盛り込まれることも多く、工具はHiKOKI一択の職人さんも多いです。
ボッシュ
今回紹介している「マルチツール」を初めて販売したのがボッシュです。世界最大の工具メーカーで、ドイツが発祥。工具メーカーの先駆けとも言えるメーカーで、使い勝手良し・パワー良し・安全良しの三拍子がそろっています。マルチツールに限って言えば、最も性能を進化させているメーカーとも言えるでしょう。
マルチツールのおすすめ機種
ここからは先程紹介した3つのメーカーを元に、おすすめのマルチツールを紹介します。 マルチツール選びに迷っている方や「どの機種も良く見えてきた...」という方は、ぜひ参考にして下さいね。マキタ
1位 TM3010CT
マルチツールの中ではお買い得の2万円程度でありながら、DIYはもちろんリフォームでも充分使える機種。ブレード交換の際は工具が要らず、初心者の方でも刃の取り替えも楽々です。
ソフトスタート機能も搭載されており、起動した際に作業箇所がズレる確率も大幅低下。ダイヤル変速機能もついているので、素材・作業用途に適した振動スピードにできます。お財布に、初心者に優しい一台と言えます。
電源 | AC100V |
振動数 | 6,000 〜 20,000min-1(回/分) |
本機寸法 | 長さ 283mm ×幅 68mm ×高さ 87mm |
質量 | 1.6kg |
2位 TM51DRG(18V)
バッテリー式のマキタ製マルチツール。上記の販売価格はバッテリ・充電器付きです。単体購入だと20,091円。44種類の先端工具を使用でき、様々な素材・作業用途に使うことができる優れもの。
木材・金属・釘の切断はもちろん接着剤の削り取りまでバラエティ豊かです。バッテリーには「残量表示」「自己診断機能」の2つが搭載。バッテリーの確認ボタンを押すと、バッテリー残量を表示します。
故障時はライトが点滅しユーザーにお知らせする機能もついている万能型です。
電源 | バッテリー式(コードレス) |
振動数 | 6,000 ~ 20,000 min-1(回 / 分) |
本機寸法 | 長さ 340 mm ×幅 80 mm×高さ 122 mm |
質量 | 2.2kg |
3位 TM41DRG(14.4V)
(引用:マキタ公式サイト)
先程紹介した「TM51DRG(18V)」と性能はかなり似ているTM41DRG(14.4V)です。ただ、こちらは電圧が14.4Vで1充電あたりの作業時間は34分程度。また、TM51DRGと比べてじゃっかんですがコンパクトな設計になっています。
工具の取り付け角度は360度どこでも対応可能でありながら、ハイパワーなので効率の良い作業を実現。ちなみにマキタの電動工具はグリップが握りやすい機種が多く、疲れにくいのもポイントの一つです。
電源 | バッテリー式(コードレス) |
振動数 |
6,000 ~ 20,000 min-1(回 / 分) |
本機寸法 | 長さ 340 mm ×幅 80 mm×高さ 104 mm |
質量 | 2.1kg |
HiKOKI
HiKOKIのマルチツールは厳選されており、4種類のみです。1位がCV18DBL(18V)の他に、14.4V・10.8Vの3機種。 2位で紹介するCV350という電源コード式が1種類で、合わせて4種類。つまりバッテリー容量が多くなるだけですので、ここでは、最もバッテリーが大きいCV180DBLと電源コードの機種を1種類ずつ紹介するに留めます。
1位 CV18DBL(18V)
HiKOKIのイチオシ「マルチボルチ蓄電池」がセットで付属しているCV18DBL。本体のみだと24,267円です。ちなみに「マルチボルト蓄電池」は18Vと36Vどちらにも使用できる便利品です。
37種類の先端工具を付け替えができ、ツールレスで交換可能です。
コードレスなので取り回しも楽々。
電源 | バッテリー式(コードレス) |
振動数 | 通常モード (ダイヤル1~5) : 6,000~20,000 オートモード (ダイヤルA) : 15,000⇔20,000 |
本機寸法 | 307×122mm |
質量 | 2.0kg |
2位 CV350V
電源コード式なので、作業時間を気にする心配がないCV350V。ツールレスで先端工具の取り付けが簡単なのはもちろん、自動変速モードも採用されています。工具が作業をしていない時の騒音・振動がかなり低減されており、切り込身をする際に刃先も合わせやすいのがポイント。
パワフルでありながら軽量なので、快適&効率良しの作業を実現できます。ちなみにアクセサリケースがついてくるので、先端工具を入れる時にも便利です。
電源 | AC100V |
振動数 | 通常モード:6,000~20,000min-1 自動変速モード:15,000⇔20,000min-1 |
本機寸法 | 280×96mm |
質量 | 1.5kg |
ボッシュ
1位 GMF 50-36
高速振り子振動で、面一切断&ポケット切断が効率的に行なえます。ハイパワー500Wモーターを搭載しており、重作業にも対応。スターロックマックスブレードと組み合わせることで鉄筋&弾性シーリング材の切断から除去までの作業も可能になっています。
電源 | 電源コード式 |
振り子振動数 | 8,000-20,000回/分 |
梱包サイズ | 44.5 x 37 x 14 cm |
質量 | 1.6kg |
2位 GMF40-30L
(引用:BOSCH公式サイト)
ブレードを"1秒"で取付・取り外しができる「スナップインシステム」を採用しており、替刃の取付がワンタッチ。LEDライトも付いており、どんな環境の作業場所でも対応可能。
フローリングの突き合わせ部分など、以前は難しかった場所の作業もできるようになり、マルチツールの先駆けボッシュの意地を感じます。
電源 | 電源コード式 |
振動数 | 20000毎分回転数 |
梱包サイズ | 44 x 36 x 13.5 cm |
質量 | 1.5 Kg |
3位 GMF30-28
(引用:BOSCH公式サイト)
今回紹介したマルチツールの中では最安値でお得なGMF30-28。価格対性能比は最高水準で、エルゴノミクスデザイン「ハンドル」を採用しており、快適&簡単な操作を実現。タイル切断、ボード壁切り抜き、表面研磨に適しています。
素材は木材・プラスチック・金属なので、使用用途によっては入門編として購入するのもアリです。
電源 | 電源コード式 |
振動数 | 20000毎分回転数 |
本機寸法 | 38.2 x 13.2 x 9.2 cm |
質量 | 1.5 Kg |
まとめ
いかがでしたでしょうか? 今回はマルチツールを選ぶ時のポイントを3つ紹介しました。 また、記事の後半からは私達アクトツールがおすすめしたい機種をランキング形式で紹介しました。 ぜひ、参考にして下さいね(^^)ちなみに私達アクトツールでは数多くのマルチツールをご用意しています。価格は安く、性能は高くの美品・良品の機種を数多くとりそろえております。
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アクトツールでは自社内にて工具のメンテナンスができる体制を整えており、もしアクトツールで購入した電動工具が壊れた場合、店舗まで持ってきていただければ修理対応を行います。また、定期的なメンテナンスも行っており、売ったら売ったままにはしない営業スタイルを貫いています!
さらにもう一つの特徴が「高価買取」です!前述のとおり、アクトツールは自社内で工具のメンテナンスが可能です。そのため買い取った工具の修理・メンテナンスを外部へ委託する必要がないため、その分のコストが浮きます。 浮いたコストを買取価格に上乗せすることができるため、結果的に「高価買取」が実現しています!
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