【失敗しない!】パナソニックのインパクトドライバーのおすすめ機種と選び方
締付工具から切断工具まで幅広く販売しており、その中でも今回は「インパクトドライバー」にスポットを当ててご紹介します。
パナソニック製インパクトドライバーは少数精鋭なので、選びやすいです。ただ、選ぶときのポイントが3つあるのでこの記事で説明します。
記事後半からは、パナソニックが販売しているインパクトドライバーを全機種紹介します!
ぜひ、インパクトドライバー選びの参考にしてくださいね(^^)
それでははじめましょう!
パナソニックのインパクトドライバーの特徴とは?
パナソニック製インパクトドライバーの特徴は、
- デュアル方式
- 即フルモード機能
- コンパクト
上記3つです! それぞれ次章から紹介します(^^)
デュアル方式
(引用:パナソニック公式サイト)
パナソニック製インパクトドライバーの大きな特徴は、本体のみ購入すれば「14.4V」「18V」どちらのバッテリーでも使用できるデュアル方式です。
そのため「14.4Vのバッテリーしかないから、18Vのインパクトドライバーが使えない!」と言うことは起こりません。
パナソニック製は「14.4V」なら取り回しが良く、「18V」なら長いネジ締めも効率良く行うことが可能なマルチインパクトドライバーです。作業に応じて使い分けができることもメリットの一つ。
デュアル方式とよく似ていますが、ハイコーキからもマルチボルトバッテリーが販売されています。
詳細を知りたい方は、「【初心者向け】ハイコーキのマルチボルトの特徴・互換性・種類は?」を参考にしてください。
即フルモード機能
(引用:パナソニック公式サイト)
「即フル」モードがついている機種もあります。
名前のとおり、トリガーを引くといきなりフルスピード(強モード)で回転する仕組みです。
イメージ画像は下記のとおり。
(引用:パナソニック公式サイト)
ずっとフルモードだと弱いパワーで締め付けを行いたいときに不便ですが、もちろん「弱」「中」に切り替えできるスイッチもあります。
作業内容によってパワーの使い分けも可能です。
コンパクト
(引用:パナソニック公式サイト)
パナソニック製は全体的に「コンパクト」&「スタイリッシュ」な機種が多いです。
ヘッドサイズが業界最短の「98mm」とコンパクトで、狭い場所でかつやく。
さらに間柱の間にビス打ちをするときや、入り組んだ場所でも便利なコンパクトさが特徴です。
パナソニックのインパクトドライバーの選び方!
パナソニックのインパクトドライバーを選ぶときは、下記3つのポイントがあります。
- トルク
- バッテリー式
- オイルパルス式
トルク
パナソニック製インパクトドライバーのトルクは「26N・m」〜「170N・m」と幅広いです。トルクが強くなれば、その分パワーも強くなります。
それぞれ機種によって異なるため、用途に合ったインパクトドライバーを選びましょう。
ちなみにトルクと作業用途の目安は下記のとおりです。
トルク | 作業用途 |
20〜30N・m | ・ネジ締め ・M8までのボルト締め |
70〜100N・m | ・ネジ締め ・M12までのボルト締め |
100〜170N・m | ・固着したネジ外し ・木工、鉄工穴あけ |
結論として「家具の組み立て」や「数10本程度のネジ締め」ならば、20〜30N・mでも問題なく作業ができるはずです。
ややプロ寄りのDIYをする方や、現場で使う方は100N・m以上のインパクトドライバーを検討しても良いでしょう。
バッテリー式
「パナソニック公式サイト」を見るとわかるように、バッテリー式のみ販売しています。そのため「どうしてもコード式(AC)が良い」と言う方には、オススメできないメーカーです。
ただ、バッテリー式は電源を確保する必要がなく、あらゆる環境に対応できるメリットがあります。コードレスなので、コードが邪魔だと感じることもありません。
オイルパルス式
ただし、14.4Vから1機種のみ販売しています。
パナソニックのインパクトドライバーの現行の全機種ご紹介!
10.8V
パナソニック製10.8Vは1機種のみ販売しています。EZ1P31
-外壁へのエアコンダクト取り付け
-鋼材へのスイッチBOX取り付け
の他にも、上向きで作業をする必要がある「照明器具取り付け」時や「廃線ダクトの取り付け」にも便利な一台。
トルクは165N・mと通常の作業をする分には十分。低速スタートができるので、カムアウトもしづらい設計です。初心者の方にもオススメ。
最大締め付けトルク | 165N・m |
回転数 | 0〜2,750回転/分 |
打撃数 | 0〜3,700回/分 |
本体寸法(全長×全高×全幅) | 138×190×65mm |
本体質量 | 0.80kg(バッテリー付き:1.1kg) |
12V
パナソニックは12Vのインパクトドライバーとして「EZ6506X」と「EZ7207X」の2機種を販売しています。最初に書いておくと、よりパワーが欲しいなら「EZ7207X」がオススメ。ただし今回紹介する12V機種はリチウム電池ではなく、ニッケル水素電池対応です。
EZ6506X
シンプル機能なので、使い方もカンタン。初心者から中級者の方にオススメしたい一台です。
最大締め付けトルク | 98N・m |
回転数 | 0〜2,800回転/分 |
打撃数 | 0〜3,000回/分 |
本体寸法(全長×全高×全幅) | 155×219×54mm |
本体+バッテリー質量 | 1.45kg |
EZ7207X
先ほど紹介したEZ6506Xと寸法はそこまで変わらず、Amazonで値段を見ても数千円「EZ7207X」が高いだけなので、あまり差はありません。
コストを気にせず12Vのインパクトドライバーが欲しいなら「EZ7207X」が良いでしょう。
最大締め付けトルク | Hモード:125N・m Sモード:70.0N・m |
回転数 | Hモード:0~2,300回転/分 Sモード:0~1,600回転/分 |
打撃数 | Hモード:0~2,300回/分 Sモード:0~2,100回/分 |
本体寸法(全長×全高×全幅) | 158×237×58mm |
本体+バッテリー質量 | 1.5kg |
14.4V
パナソニックからは14.4Vのインパクトドライバーを1機種販売しています。
EZ7545
従来のオイルパルス機種「EZ7203」より作業量がアップし、質量・全長はよりコンパクト設計になっています。IP56試験に合格しており、ほこりや粉塵にも強い作りです。
最大締め付けトルク | Hモード:40.0N・m Sモード:26.5N・m |
回転数 | Hモード:0~2,600回転/分 Sモード:0~2,300回転/分 |
打撃数 | Hモード:0~1,500回/分 Sモード:0~1,000回/分 |
本体寸法(全長×全高×全幅) | 163×235×59mm |
本体+バッテリー質量 | 1.65kg |
14.4V/18V
ここからは14.4Vと18Vの使い分けが可能な、デュアル方式のインパクトドライバーを紹介します。EZ1PD1
ヘッド部分を見るとわかるように、98mmとかなりコンパクトです。フラッグシップモデルですが、初めてインパクトドライバーを購入する方にもオススメです。
ネジ締め時の押し付け力が従来品の半分で良く、カムアウトを低減しているためです。さらにアングルアタッチメント・スミ打ちアタッチメントを付けることができ、狭所・隅・壁際などあらゆる場所で作業可能。
内装工事をする方にもオススメの一台と言えるでしょう。
ただ、「トルクが高い方が良い」という方は次の「EZ6A1」がオススメです。
最大締め付けトルク |
18V 強モード155N・m 中モード120N・m 弱モード40N・m 14.4V 強モード140N・m 中モード120N・m 弱モード40N・m |
回転数 | 強モード:0〜2,700回転/分 中モード:0〜1,600回転/分 弱モード:0〜1,000回転/分 テクス用モード:0〜2,700回転/分 |
打撃数 | 強モード:0〜4,100回/分 中モード:0〜3,100回/分 弱モード:0〜2,100回/分 テクス用モード:0〜2,100回/分 |
本体寸法(全長×全高×全幅) | 18V(5.0Ah) 98×243×59mm 18V( 3.0Ah) 98×227×59mm 14.4V(5.0Ah) 98×235×59mm |
本体質量 | 1.5kg |
EZ76A1
高負荷作業にも強く、ネジ締めスピードは約1.25倍(EZ75A7と比較)です。
即フルモードがついており、作業効率化もアップ。
ただアタッチメントはついていないので、「狭い場所で作業をするケースが多い」場合は、EZ1PD1を選ぶ方が良いでしょう。
最大締め付けトルク |
18V 強モード:170N・m 中モード:150N・m 弱モード:26N・m 14.4V 強モード:160N・m 中モード:150N・m 弱モード:26N・m |
回転数 | 強モード:0~2,800回転/分 中モード:0~1,450回転/分 弱モード:0~950回転/分 テクス用モード:0~2,800回転/分 |
打撃数 | 強モード:0~3,100回/分 中モード:0~2,500回/分 弱モード:0~1,800回/分 テクス用モード:0~2,500回/分 |
本体寸法(全長×全高×全幅) | 18V(5.0Ah) 127×240×60mm 18V (3.0Ah) 127×224×60mm 14.4V (5.0Ah) 127×232×60mm |
本体質量 | 1.7kg |
EZ75A7
機能はシンプルですが、Amazonを見ると値段はEZ75A7の方が安めです。
機能よりもコストやシンプルさにこだわる方にピッタリの一台です。
最大締め付けトルク | 18V:160N・m 14.4V:155N・m |
回転数 | 強モード:0~2,500回転/分 中モード:0~1,450回転/分 弱モード:0~950回転/分 テクス用モード:0~2,500回転/分 |
打撃数 | 強モード:0~3,100回/分 中モード:0~2,900回/分 弱モード:0~1,900回/分 テクス用モード:0~1,200回/分 |
本体寸法(全長×全高×全幅) | 118×242×66mm |
本体質量 | 1.7kg |
EZ75A1
最大締め付けトルク | 18V:155N・m 14V:150N・m |
回転数 | 強モード:0~2,500回転/分 中モード:0~1,400回転/分 弱モード:0~1,000回転/分 |
打撃数 | 強モード:0~3,000回/分 中モード:0~2,800回/分 弱モード:0~2,000回/分 |
本体寸法(全長×全高×全幅) | 143×242×61mm |
本体質量 | 1,65kg |
ペン型インパクトドライバーもアリ!
EZ7521
もっとトルクが低くても良いなら、ペン型インパクトドライバーもオススメ。実はパナソニックから「7.2V」のペン型インパクトドライバーも販売しています。
トルクは25N・mと控えめですが、「家具の組み立て」や数本ネジ締めをする程度ならこちらの機種がオススメ。狭い場所でも持ち運びしやすく、取り回しも良いです。DIYユーザーはもちろん、床下工事をするときにも役立ちます。軽量なので作業時の負荷もかなり抑えることができます。
最大締め付けトルク | 25N・m |
回転数 | 0〜2,300回転/分 |
打撃数 | 0〜2,600回/分 |
本体寸法(全長×全高×全幅)mm | 235×146×44 |
本体質量 | 550g |
まとめ
パナソニックのインパクトドライバーは、コンパクトで取り回しに優れた機種が多いです。ボックス支持金具の取り付けなどでも重宝されるでしょう。パナソニックは2022年8月現在、販売している機種は「8種類」と少数精鋭。大手企業なので、インパクトドライバーが故障した時の修理体制もバッチリです。ぜひ今回紹介した機種の中から、選んでみてくださいね(^^)
とはいっても...
「やっぱり新品で買うのは高い」
「もう少し安ければ買うんだけどな」
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