【18V最高性能】マキタ製「TD172DRGX」18V充電式インパクトドライバーを徹底解説!

マキタ製18Vのフラッグシップモデル「TD172DRGX」のご紹介です。 TD172DRGXは2021年1月22日に販売しており、最新型のインパクトドライバーです。

2018年に従来機の「TD171DRGX」が発売されてから、3年越しとなります。 18Vの中でもトルクが強い機種で、性能は最高レベル
使いやすさもトップクラスで、現場の職人さんがメイン機として利用しているイメージです。

そこでこの記事では、TD172DRGXの製品仕様をカンタンにご紹介します。
記事後半からは他機種と性能を比較するので、ぜひ参考にしてくださいね(^^)
18Vのインパクトドライバーをはじめて買う方にもオススメの記事です!

マキタのインパクトドライバー「TD172DRGX」の製品仕様

マキタ製「TD172DRGX」の特徴は下記のとおりです。

  • 最大締め付けトルク180N・m
  • コンパクト&軽量
  • 新ワンタッチビットスリーブ
  • ライトモード
  • カラーリング追加
  • プラスチックケースの改良

まずはもっとも大事なトルクから見ていきましょう。

最大締め付けトルク180N・m

18Vのインパクトドライバーで、トルクは180N・mとパワーも十分
締め付け能力と回転数・打撃数は下記のとおりです。
締め付け能力(mm)
小ネジ M4〜M8
普通ボルト M5〜M16
高力ボルト M5〜M14
コーススレッド 22〜125

回転数・打撃数

打撃モード 回転数(min-1)[回転/分] 打撃数(min-1)[回/分]
最速 0~3,600 0~3,800
0~3,200 0~3,600
0~2,100 0~2,600
0~1,100 0~1,100
木材 0~1,800 0~3,800
ボルト (正転時) 0~3,600 0~3,800
テクス用 (薄板) 0~2,900 打撃開始直後に停止
テクス用 (厚板) 0~3,600 0~2,600

180N・mが必要な作業としては、

  • ネジ締め
  • 固着ネジ外
  • 木材へのコースレッドビス打ち(〜125mm)
  • 穴あけ

がメインです。

ただ、トルク「180N・m」はパワーが強い部類に入ります。
そのためネジ締めのときはパワー調整をしないと、素材が破損するケースもあるので注意してください
プロが使うなら「足場の設置工事」「解体工事」や、大工さんのメイン機としてかつやくするでしょう。
また、本格的なDIYをする方にもオススメです。

コンパクト&軽量

(引用:マキタ公式サイト

後半でも詳しく紹介しますが、ヘッド長さが114mmとコンパクトに
マキタは電動工具をスリムにする技術も高く、取り回しの良さもポイントです。 隅打ち角度も約10.5度と小さい角度で作業もできます

(引用:マキタ公式サイト

壁・天井際へネジを寄せて打ち込みでき、床に近い場所でも作業がしやすい設計です。

新ワンタッチビットスリーブ

(引用:マキタ公式サイト

今までスリーブを引いてビットを交換するのが基本でした。
しかしTD172DRGXではスリーブを引かずに、ただ押し込むだけでビット交換が可能になりました

さらにアンビル剛性は従来機(18V)から約25%アップし、不意のビット抜けも低減。 アンビルとはビットを差し込む部品で、アンビル剛性がアップすることで耐久性向上も期待できます。ビット交換を何回もする方にとって、ひじょうに便利な機能です

ライトモード

(引用:マキタ公式サイト

今までは作業中だけLEDライトが付く仕様でした。
しかし今回ライトモードが搭載され、常にライトが点灯する仕組みに

正逆回転切り替えレバーを中立にし、トリガーを引くとLEDライトのオンオフを切り替えることが可能です。
ライトは機体の左右に2つ付いており、何も操作をしないと1時間後に自動消灯します。 暗い場所で作業するときはもちろん、簡易的な照明としても役立ちます

カラーリング追加

(引用:マキタ公式サイト

プロ用電動工具のカラーといえば、マキタが「青」でハイコーキが「緑」が一般的でした。 しかしTD172DRGXでは5種類のカラーがあり、好みの色にあわせて購入することが可能に。
黄色のインパクトドライバーは現場でもあまり見かけず、他の職人さんと取り違えることもありません

(引用:マキタ公式サイト

ちなみに別売りでカラーバンパーもあるので、自分好みにカスタマイズができます。

プラスチックケースの改良

(引用:マキタ公式サイト

TD172DRGXのケースも改良されました。
一つはIP65の取得です。 IP65を取得していることで「カバー内にチリ・ホコリが入らず、水の影響を受けない設計」であることを意味します。
ちろん絶対こわれないわけではありませんが、耐久性は大幅アップ。 さらにバッテリー収納が4本まで可能に。

(引用:マキタ公式サイト

なかなか1日でバッテリー4本を使い切るのは大変ですが、
予備バッテリーの収納にも役立ちます。 ケースサイズは今までと同じなので、不便になることもないでしょう

TD172DRGXをオススメしたい方とは?

  • 多種多様な機能が欲しい方
  • 18Vでパワーが欲しい方
  • 現場で使用する方

TD172DRGXは18Vインパクトドライバーの中でも、トルク・機能がトップクラスです。トルクが高いとネジ締め効率も上がるため、現場でたくさんネジを締める方にオススメ

打撃モードも変更でき、あらゆる作業でかつやくします。 耐久力も高く、使いやすさも抜群。現場のプロはもちろん、本格的なDIYをする方にも向いている機種となります。

逆に、 「機能はシンプルで良い」 「毎日10本程度のネジを締めるだけ」 「家具の組み立てやカンタンなDIYで使いたい」 という方は、TD172DRGXはオーバースペックかもしれません

その場合は、下記から紹介する機種も検討してみてくださいね。

TD149DRFX

できる限り機能をシンプルにした18Vインパクトドライバーが欲しい方は「TD149DRFX」がオススメです。
「ブラシレスモーター・打撃モード切り替え・楽々モード」が搭載されていない機種です。ただし防滴・粉じんから機体を守る「アプト(APT」とLEDライト、ワンタッチビット装着機能はついています。

シンプルな機種が良い方はTD149DRFXがオススメただトルクが165N・mとTD172DRGXよりもやや低いので注意してください
最大締め付けトルク 165N・m
回転数 0〜2,300 min-1(回転/分)
打撃数 0〜3,200min-1(回/分)
全長 135mm
質量 1.5kg

TD138DRFX

18Vにこだわらない方は14.4VのTD138DRFXもオススメです。

打撃モードや楽々モードがついていないシンプルな一台となります。 マキタの公式サイトで「TD172DRGX」と「TD138DRFX」の標準小売価格を比べると、約3万円弱TD138DRFXがお得です。(2022年7月現在)

スペックが高いとコストも比例して上がるのが通常なので
、「TD172DRGXだとスペックが高すぎる...」という方はTD138DRFXを検討しても良いでしょう。
ただTD172DRGXは18V、TD138DRFXは14.4Vとバッテリーが異なるので注意してください

最大締め付けトルク 160N・m
回転数 0〜2,400
打撃数 0〜3,200
全長 135mm
質量 1.4kg

TD022DSHXB

家具の組み立てやカンタンなDIYだけならば、ペン型のインパクトドライバーもオススメです。「TD022DSHB」はマキタのペン型で、電圧は7.2V。

トルクは25N・mと控え目ですが、家具等の組み立てならこの機種でも十分でしょう。コンパクトなので使いやすく、狭い場所でも作業が楽々。工具袋にも入るので、サブ機としてもかつやくします。

手回しドライバーとしても使えるため、追い締めにも便利です
最大締め付けトルク 25N・m
回転数 0〜2,450min-1(回転/分)
打撃数 0〜3,000min-1(回転/分)
全長(長さ×幅×高さ) 折り曲げ時:227×42×144mm ストレート時:282×42×52mm
質量 0.55kg

「TD172DRGX」と他のインパクトドライバーと比較してみた!

ここからはTD172DRGXとハイコーキのWH 18DDL2を比較します。

TD172DRGXとWH18DDL2を比較してみた!

ここからはハイコーキのWH18DDL2と性能の比較を行います。 マキタにするかハイコーキにするか迷っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

トルクを比較する

機種 最大締め付けトルク
TD172DRGX 180N・m
WH18DDL2 177N・m
トルクを比較するとTD172DRGXがやや高い結果に。 締め付け能力はどちらも下記のとおりです。
締め付け能力
小ネジ M4〜M8
普通ボルト M5〜M16
高力ボルト M5〜M14

ここまではあまり変わりませんが、回転数・打撃数から異なってきます

回転数

TD172DRGX 回転数(min-1)回転/分 WH18DDL2 回転数(min-1)回転/分
最速 0〜3,600 パワモード 0~2,900
0〜3,200 テクスモード 0~2,900
0〜2,100 ノーマルモード 0~2,900
0~1,100 ソフトモード 0~900
木材 0~1,800 - -
ボルト (正転時) 0~3,600 - -
テクス用 (薄板) 0~2,900 - -
テクス用 (厚板) 0~3,600 - -

TD172DRGXの方が回転数が多く、モードの種類も多い結果になりました。 ボルトモードがあることも特徴です

打撃数

TD172DRGX 打撃数(min-1)回/分 WH18DDL2 打撃数(min-1)回/分
最速 0~3,800 パワモード 0~3,900
0~3,600 テクスモード 0~1,900
0~2,600 ノーマルモード 0~3,900
0~1,100 ソフトモード 0~1,800
木材 0~3,800 - -
ボルト (正転時) 0~3,800 - -
テクス用 (薄板) 打撃開始直後に停止 - -
テクス用 (厚板) 0~2,600 - -
TD172DRGXの方がモード数は多いですが、打撃数を見るとWH18DDL2の「0〜3,900(min-1)」が最も高い結果に。

質量を比較

質量はどちらも約1.5kgなので、重量は変わりません。 ただ、サイズは異なります。

機種 サイズ
TD172DRGX(長さ×幅×高さ)mm 114×81×236
WH18DDL2(全長×高さ×センタハイト)mm 127×237×29

全長だけを見るとTD172DRGXの方がコンパクトです。

防滴・防じん機能

TD172DRGXには防滴・防じん機能のアプト(APT)が、WH18DDL2にも防じん・防水の「IP56」等級をそなえています。

ただしマキタの場合ケースも防じん・防水なので、その点マキタが一歩リードです。

ここまでのとおり、
いろいろな打撃モードを使いたい
よりコンパクトな方が良い
という方は、TD172DRGXがオススメでしょう。

さらに「よりトルクの数値が高い方が良い!」という方も、TD172DRGXがオススメです。

マキタのインパクトドライバー「TD172DRGX」まとめ

TD172DRGXは18Vの中でトルク・性能どちらも高く、打撃モードを変更することも可能です。
そのため職人さんや本格的なDIYをする方にピッタリな一台となります
プラスチックケースにバッテリーも4つ入るので、予備バッテリーの収納能力も十分。コンパクトなので、内装工事など狭い場所でも活躍するでしょう。

とはいっても、

新しく買い換えたいけど値段が高すぎる...
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