マキタのバンドソーの選ぶ時のポイントとオススメ機種!

バンドソーは、名前のとおり帯状(バンド)になった刃(ソー)を回転させることで素材を切断できる電動工具です。切断スピードはもちろん切断した面がキレイなので、他の切断工具と比べて仕上がりの良さが特徴です。

また、バンドソーは火花が飛ばないため安全性も比較的高い工具の一つ。その中でも今回は「マキタ製バンドソー」にスポットを当てて紹介します(^^)

本記事ではバンドソーの「ブレード」の種類と選び方をはじめ、バンドソーの選び方とマキタ製バンドソーの機種を紹介します。今バンドソー選びでお悩みの方や、買い替えを検討している方はぜひ参考にしてくださいね!

ブレード(替刃)の種類・選び方

バンドソーの選び方を知る前に、カンタンに「ブレード」について紹介します。バンドソーは、ブレードを回転させることで金属・木材を切断することが可能です。ただ、ブレードにも実は種類があり、たとえばブレードは種類によって「山数」が異なります。

なお山数とは、1インチの間に何個の山があるかを指し、山数の少ない方が切断スピード速く、山数の多いブレードの方が切断面はキレイになる傾向に。そのため作業内容に応じた「山数」のブレードを購入しましょう。

また、ブレードには「合金刃」と「ハイス刃」の2つがあり、それぞれの特徴は下記のとおりです。

合金刃:普通・特殊鋼材に適している
ハイス刃:ステンレス鋼・重切削に適している

このようにブレードは「山数」と「素材」が異なることで、それぞれ得意な作業が異なってきます。そのため作業内容に応じてブレードを選ぶようにしてください(^^)

マキタのバンドソーの選び方

PB001GRDX
(引用:マキタ

この章から実際にマキタ製バンドソーの選び方について紹介します!...とは言ってもカンタンで、バンドソーを選ぶときは「電源」「タイプ」「切断するもの」の3つを軸にすることで、あなたにぴったりのバンドソーが見つかるはずです。それぞれ解説していくので、一緒に見ていきましょう(^ ^)

電源

まずは「電源」です。バンドソーは電動工具なので、当然ですが電源を確保しないと稼働しません。バンドソーの電源を確保する方式には「充電式」と「単相100V」の2つがあり、それぞれ特徴が異なります。

充電式(40Vmax)

充電式のバンドソーは、バッテリーをバンドソーに装着して電源を確保します。つまりコードレスの状態で作業ができるため、取り回しが非常に良いです。

そのため建築現場など、動き回りながら作業を行うプロの職人さんにもオススメ。一方デメリットは、作業時間に限りがあることです。バッテリー式は作業時間が決まっており、長時間作業をすると途中で電源が切れてしまう可能性があります。

ただ、マキタは「40Vmax」と呼ばれる非常に強力バッテリーを発売しており、フル充電で約28分・実用充電で約19分使用できるバンドソーもあります。

単相100V

単相100Vのバンドソーは、コード式なので常に電源を確保しながら作業を行うことができます。そのためパワーが持続しやすく、作業途中で電源が切れる心配もありません。

なので「作業場所が変わらない」+「長時間作業をする」のであれば、単相100Vを検討しても良いでしょう。逆にデメリットは、常に電源を確保しなければいけないことです。

言い換えれば取り回しが悪く、動き回りながら作業を行うことがしづらいです。 このように「充電式」と「単相100V」はそれぞれ特徴が異なってくるため、作業用途・環境にあわせて選ぶようにしてください(^ ^)

タイプ

次に「タイプ」です。実は「バンドソー」と一括りで言っても、異なる形状の機種が販売されています。代表的なタイプとして「ポータルブルタイプ」「ハイブリッドタイプ」「メタルタイプ」の3つに分かれており、次章からそれぞれ特徴を紹介します!

ポータブルタイプ

PB180DRGX
(引用:マキタ

ポータブルタイプは充電式のバンドソーで、持ち運びが可能です。取り回しの良さを追求した機種で、軽量なものが多く素材が重すぎて動かせないときに便利ですね。また、高所作業など電源が供給できない場所でも活躍する用途性の高いバンドソーとなります。

ハイブリッドタイプ

(引用:マキタ

ハイブリッドタイプは「卓上タイプ」と「ポータブルタイプ」が組み合わさっているタイプで、本体と卓上部分を切り離すことが可能です。そのため作業場所を選ばず作業ができるので、利便性が高く使い勝手の良い機種となります。

メタルタイプ

メタルバンドソー マキタ
(引用:マキタ

メタルタイプは、電線ケーブル・丸鋼・ガス管などの束ね切りが得意なバンドソーです。このようにバンドソー一つとっても種類が異なるため、作業内容に応じて適したタイプを選ぶようにしてください!

切断するもの

最後のバンドソーを選ぶ時のポイントは、何を切断するかです。下記をご覧ください。
(引用:マキタ-カタログ

上記のように、バンドソーは機種ごとに切断能力が異なります。また、バッテリータイプだと1充電あたりの作業量も異なってくるため、必ずバンドソーを買う前に...

どのくらいの厚さの材料を切断するのか
どのくらいの作業量を行う予定なのか

を確認し、作業内容に適した性能の機種を選ぶようにしてくださいね。

マキタのバンドソー 全機種紹介

ここからはマキタのバンドソーを全機種紹介します!それぞれの特徴を紹介するので、ぜひ購入する時の参考にしてくださいね。

PB001GRDX

PB001GRDX

(引用:マキタ

PB001GRDXは「40Vmax」バッテリーで稼働するバンドソーで、完全にプロ向け仕様となります。ブレードの最大周速3.2(m/s)で切断スピードは従来機に比べて約2.3倍。太い径の鉄鋼管を切断するときに活躍し、ハイパワーブラシレスモーターが採用されているため、出力&耐久性も◎。

スピード調整ダイヤルもついているので、材料ごとに適したパワーで作業を行うことができます。

切断能力/直角時 丸パイプ:φ120mm
角パイプ:127×120mm
1充電あたりの作業量(炭素鋼鋼管Ø114.3×厚さ6.0mm) 約15本
寸法(長さ×幅×高さ) 510×231×302mm
質量 6.7Kg

PB180DRGX

PB180DRGX

(引用:マキタ

PB180DRGXは18Vバッテリー式のバンドソーです。マキタの従来AC機器よりも作業スピードが速く、「取り回しの良さ」と「パワー」どちらもお求めの方にオススメ。重心上にバッテリーを配置する設計になっており、刃先へ最適な加重がかかります。18Vバッテリーをお持ちの方は、こちらの機種を検討しても良いでしょう。

切断能力/直角時 丸パイプ:φ120mm
角パイプ:120×120mm
1充電あたりの作業量(炭素鋼鋼管ø48.6mm・厚さ3.7mm) 約30本
寸法(長さ×幅×高さ) 508×231×302
質量 6.5Kg

PB184DRGX

PB184DRGX
(引用:マキタ

PB184DRGXは新アルミフレームを採用している機種で、ブレード外れ・スリップを抑制する高剛性のバンドソーとなります。また「ブラシレスモータ×定回転制御」で、重負荷作業をする時の回転落ちも抑制。全長は373mmとコンパクトで、使い勝手の良い一台です。

切断能力/直角時 丸パイプ:φ51mm
角パイプ:51×51mm
1充電あたりの作業量(炭素鋼鋼管ø48.6mm・厚さ3.7mm) 約40本
寸法(長さ×幅×厚さ) 373×162×223
質量 3.5Kg

2107F

★マキタ(makita) ポータブルバンドソー 2107F【草加店】
2107Fは定置式にも変更できる機種で、各種鋼材・鋼管の切断に適した一台。筒型ハウジングで繋いでいるため、高剛性ボディである点もポイントが高いです。

また、蛍光灯付きなので暗い場所でも作業がしやすく、ホイルカバーの開閉は工具レス。ブレード交換もカンタンで、使い勝手の良いバンドソーです
切断能力/直角時 丸パイプ:φ120mm
角パイプ:120×120mm
消費電力 710W
寸法(長さ×幅×高さ) 508×188×256mm
質量 6.3Kg

2107FW

★マキタ(makita) ポータブルバンドソー 2107FW【川口店】
2107FWはテーブルタイプとしても使用できるコンター機能付きのバンドソーです。また、トーションスプリングが内蔵されており、正確な切断が可能に。プラスチック・電力通信ケーブル・アルミサッシ・鋼管など幅広い材料の切断に適しています。
切断能力/直角時 丸パイプ:φ115mm
角パイプ:100×100mm
消費電力 710W
寸法(長さ×幅×高さ) 688×328×353〜665mm
質量 26Kg

B185

メタルバンドソー マキタ

(引用:モノタロウ

B185はフレーム強度が高く、精度の高いバンドソー。「切断精度調整ノブ」も搭載されており、材料にあわせてブレードに加わる荷重を4段階調整が可能です。ほかにも口金Rに固定ボルトを採用しており、角度切断も高い精度で行えるため、Cチャンの角度切りにも。

切断能力/直角時 丸パイプ(90°):180mm
角パイプ(90°):150mm
電源 コンデンサ始動モータ100V・200V
寸法(長さ×幅×高さ) 975×415×415mm
質量 49Kg

まとめ

いかがでしょうか?今回はマキタのバンドソーを選ぶ時のポイントに加えて、全機種をご紹介しました。ぜひバンドソーを選ぶ時の参考にしてくださいね。

最後にまとめてくと、マキタのバンドソーを選ぶときは「電源」「タイプ」「切断するもの」の3つを軸にすることで、きっとあなたにピッタリの一台が見つかるでしょう!...ただ、このような方もいるかと思います。  

バンドソーを買い替えたいけど、予算がない...
今の機種は古いけど、とりあえず使い続けるしかないか...

確かにバンドソーをはじめ、電動工具というのは新品で買うと高い買い物です。新しくバンドソーを購入すると数万円を軽く超える機種も多く、なかなか手が出ないという方も多いはず。

そのようときは、ぜひアクトツールのオンラインショップをチェックしてください!アクトツールではマキタをはじめ他メーカーのバンドソーを豊富にご用意しております。ご興味がある方は、下記のボタンから見てみてくださいね(^^)  

アクトツールでマキタのバンドソーを買う!