釘打ち機のおすすめ機種・選び方【徹底解説】

2023年6月更新

カナヅチを使って釘を打つ作業はかなり苦痛ですよね。数本であれば問題ありませんが、数百本もの釘を手動で行うのはかなり辛いはず( ;∀;) そんな時に活躍するのが「釘打ち機」です。

圧縮された空気を利用して釘を打つ工具で、作業スピードが段違いで早くなります。金槌でトンカンする労力もかかりません。 DIYで購入する方はもちろん、建設現場でも必須ツールとなっています!

しかし、釘打ち機一つとっても色々な種類があります。間違った種類を購入してしまうと思ってたのと違う...」となってしまうことも。そうならない為にこの記事では、工具屋のプロである私たちが釘打ち機の選び方を徹底解説します。

記事の後半からは私たちが本気でおすすめしたい釘打ち機を紹介しますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね(^^)

釘打ち機の選び方は?

釘打ち機を選ぶ際に確認するポイントはたった3つです。

常圧or高圧
釘を打つ材質(用途)
メーカー

どれも簡単なので、チェックしてみて下さいね(^^)

常圧・高圧

釘打ち機は圧縮された空気を使って釘を打つ工具。その為、エアコンプレッサーが必要です。エアコンプレッサーには「常圧」と「高圧」の2種類があり、それに合わせて釘打ち機も常圧と高圧の2つがあります。 先に常圧と高圧の特徴をまとめると下記の通り。
特徴
常圧 ・エアが高圧化
・大型
・低価格
・DIYで使用するケースが多い
高圧 ・エアの気圧が小さい
・反動が少ない
・建設現場で使用するケースが多い

常圧

常圧は、エアの気圧が小さいので作業時に反動を感じやすいことが多いです。また、高圧に比べて大きい機種がたくさんある印象。低価格なのでDIYや入門編として使用するのであれば、常圧もおすすめです。

高圧

常圧と比較して小型でありながら、パワーが強い高圧。大量の釘を一気に打つことができるので、効率だけを見れば高圧の方が優れています。作業時の反動を受けづらく、作業時に音も常圧に比べて静かなケースが多いです。

ただ、DIYで一度に数本の釘しか打たなかったり、太い釘を使わないのであれば「常圧」でも問題ないと思います。 用途と価格を考慮してどちらかを選択しましょう(^○^)

ちなみに、エアコンプレッサーを選ぶ際に確認しておきたいポイントは「コンプレッサーの選び方&おすすめ機種【徹底解説】」にまとめているので合わせてご覧ください!

釘を打つ材質(用途)

常圧・高圧のどちらにするかが決まったら、次は釘を打つ材質に適した機種を選びましょう。釘を打つ材質は「内装・駆体・フロア・コンクリート・下地・鋼板・石膏ボード・サイディング」などが挙げられます。

釘を打つ材質によって、機種は変わります。 例えばmakitaのカタログを見ると、下記のように記載されています。
「外装・内装」にしか使用できない機種もあれば、「駆体・コンクリート・下地・銅板」に釘を打てる釘打ち機もあります。
機種によって大きく変わるので、購入前に必ず確認するようにしましょう。

「釘の種類」も合わせて確認!

釘打ち機で使う釘も、機種によってそれぞれ対応した釘を使う必要があります。代表的な釘の種類は下記の通り。
釘の種類 用途
N釘 一般的な釘
BN釘 2×4材に使われる釘(細め)
GN釘 石膏ボード用
CNZ釘 メッキ付き
CN釘 2×4材に使われる釘(太め)
SN釘 シージングボード用
釘打ち機のカタログを見ると、対応している釘の種類が記載されていますので合わせて確認しましょう!

メーカー

最後にメーカーを選びましょう。釘打ち機を販売しているメーカーは多岐に渡ります。 今回紹介する3つのメーカーは、建設業で働いているプロが使用するものからDIYまで、数多くの工具を用意しています。

もし迷っている方は、今回紹介する3社の中から選ぶのもアリですよ!

makita

(引用:マキタ公式サイト

国内で工具トップシェアを誇るmakita。日本だけではなく、海外へも支店を広げる総合電動工具メーカーです。建設現場には必ずと言っていいほどmakita製の電動工具があり、DIYからプロが使う工具まで数多くの釘打ち機が販売されています。

HiKOKI

日立工機の事業を継承した「工機ホールディングス」が使用しているブランドです。会社名ではありませんが、「HiKOKIの〇〇電動工具」と言う形で販売されているので、HiKOKIとして紹介します。18Vと36Vのどちらも使用可能なマルチボルトシリーズを開発しており、利便性が良いことで知られています。

MAX

マックス株式会社

(引用:MAX公式サイト

ホチキスや朱肉などの文房具を扱っているMAXですが、実は釘打ち機を初めて作成したメーカーです。他にもエアコンプレッサーや住宅設備機器などの建設関連の資材から農業・食品包装関連の資材までジャンルを問わず良品を制作しています。

釘打ち機は銃刀法になる!?

結論から言うと、なりません。釘打ち機はトリガーを引くことで、釘が発射されます。下記の赤枠で囲んである部分がトリガーです。トリガーを引くことで釘が発射されるのは、普通に考えて非常に危ないですよね。 ただ、日本で販売されている釘打ち機は先端を押し付けない限り釘は発射されません。その為、正しい方法で使用している限りは釘打ち機が銃刀法違反になることはありません。

釘打ち機のおすすめ機種

ここからは私達アクトツールがおすすめしたい釘打ち機をメーカーごとにランキング形式で紹介します! 「多すぎてどれがいいのか分からない...」と言う方は、ぜひチェックしてみて下さいね。 

マキタ

1位 AN636H

内部構造を見直し、高耐久を実現。タフでありながらコンパクトな機種です。従来のモデルからトップキャップ幅を細くし、スパイクスリムノーズで釘打ちが更に狙いやすくなっています。自動切り替え可動式ドライバガイドもついており、釘交換も楽々。こだわりの釘打ち機です。

釘補填数 ワイヤ釘:200本〜400本
使用釘長さ シート釘:32~65mm(200本)、ワイド:26~65mm
梱包サイズ ‎35.56 x 35.31 x 17.53 cm
重量 4.14 Kg

2位 AN622

65mm釘を一発打ち込みができるパワフルな機種です。N釘を始め「CN釘・GN釘」も使用可能。下地、サイディング、内装から2×4材まで使用できマルチに活躍する釘打ち機です。   

釘補填数 ワイヤ釘:200・250・300本/1巻、シート釘:200本/1巻
使用釘長さ ワイヤ釘:45/50/57/65mm、シート釘:40~50mm(ワイド)
梱包サイズ ‎40 x 40 x 14 cm
重量 4.2 Kg

3位 FN350DRG

FN350DRG

「面木」を狙い通りに軽々狙えるFN350DTG。どの方向にもしっかりと打ち込むができ、幅木や窓枠など仕上げの釘打ち機としても使用可能できる利便性が高い一台となっています。

釘補填数 仕上げ釘:100本
使用釘長さ 仕上げ釘:15・20・25・30・35mm
梱包サイズ ‎48 x 32 x 12 cm
重量 2.3 Kg

4位  AN936H

駆体、2×4材、下地から銅板(3.2mm)までの素材に使用できる一台。材質はアルミを使っており、軽量で片手でも使用可能。また、片手でエアダスタボタンも操作でき、効率も◎です。

釘補填数(1巻本数) ワイヤ釘:120〜300、シート釘:200
使用釘長さ ワイド:45〜75mm、N釘:45〜90mm、CN釘:50〜90mm
梱包サイズ ‎29 x 12.5 x 33.2 cm
重量 2.7 Kg

5位 AN902

   連続打ちと単発打ちに切り替え可能。山巻ワイヤ釘にも対応しており、打ち込むの深さも調整可能です。間柱の間にもスイスイ入り、根太、たる木、各種2×4材の斜め打ちも決まるハイパワー釘打ち機です。

釘補填数 ワイヤ釘:150-300 本 (1 巻 )
使用釘長さ ワイヤ釘:45 ~ 90mm
梱包サイズ ‎43.18 x 40.64 x 17.78 cm
重量 3.5 Kg

6位 AN534H

交換式コンタクト&太径ドライバで、マルチな種類の釘を正確に打ち込むができる便利な釘打ち機。makitaお得意の片手でエアダスタボタンも付いており、ストローク量をベストにし低反動も実現しています。

釘補填数 ワイヤ釘:200~400本、シート釘:200本
使用釘長さ ワイヤ釘:32~50(mm)、シート釘/ナロー19~50(mm)、ワイド:27~50(mm)
梱包サイズ ‎34.4 x 34.4 x 16.6 cm
重量 4.22kg

7位 AN504

深さの調整ができる「下地専用」の釘打ち機。N釘は使用できませんが、新細径ノーズ&240度回転式フックで効率UP。

釘補填数 ワイヤ釘:200、400 本 / 巻
使用釘長さ ワイヤ釘:27 ~ 50 mm
梱包サイズ ‎34 x 12 x 31 cm
重量 2kg

HiKOKI

1位 NV90HR2(S)

ロール釘90mmまで打つことが可能なNV90HR2(S)。用途に合わせて、簡単に面一調整が可能な便利な機種。圧力を3段階に切り替えて、パワーの切り替えでができます。従来品から100gの軽量化にも成功し、軽量と利便性のどちらも失わない釘打ち機です。

釘補填数 針金連結釘:120本、150本、200本、250本、300本、シート連結釘:200本
使用釘長さ N釘:50〜90mm、CN釘:50〜90mm、BN釘:75〜90mm
梱包サイズ ‎40 x 38 x 15 cm
重量 4.8kg

2位 NV65HR2(S) 

こちらはロール釘65mmまで可能。パワー切替可能なHiKOKI「NV65HR2(S)」です。スマートノーズを採用しており、先端が見やすく正確に打ち込みが可能となっています。斜め打ちでも滑りづらいスパイク形状を採用。釘頭をしっかり打ち込んでくれます。

釘補填数 針金連結釘:200本・250本・300本・400本、シート連結釘:200本
使用釘長さ N釘 : 50〜65mm、CN釘 : 50〜65mm、GN釘 : 40mm
梱包サイズ ‎40 x 37.6 x 16.6 cm
重量 4.3kg

3位 NV50HR2(S)

ロール釘の長さが50mmでも問題ない方は、より安価なNV50HR2をおすすめします。先程紹介した2機種と同じように、パワー切り替え機能とスマートノズルが採用されています。性能よりもコストを重視している方にぴったりの機種です。

釘補填数 針金連結釘:250本・300本・400本、シート連結釘:200本
使用釘長さ N釘 : 50mm・CN釘 : 50mm・GN釘 : 40mm
梱包サイズ ‎41 x 38 x 17 cm
重量 4.2 Kg

MAX

1位 HN-65N3DG

部品交換・切り替え不要で「79種類」の釘に対応できる優れもの。ロングドライバが搭載されているので、打ち込み力もUPしています。エアダスタももちろんついており、風量調整も可能となっています。

ネイル補填数 100本・200本・250本・300本・400本。
使用釘長さ こちらから
梱包サイズ (H)302 ×(W)126 ×(L)298 mm
重量 2kg

2位 HN-50N3(D)-R

(引用:MAX公式サイト)  

こちらはダブルノーズトップ方式を採用しており「133種類」の釘に対応するマルチ釘打機。在来・2×4材、軒天、鋼製束施工まで活用できるので、幅広い素材や用途で使用可能です。

ネイル装填数 100本・200本・250本・300本・400本
使用釘長さ こちらから
梱包サイズ (H)289 ×(W)126 ×(L)278 mm
重量 1.7

3位 CN-890K

(引用:MAX公式サイト

常圧の釘打ち機で、従来製品よりも打ち込み力が10%UPしています。下地、躯体、2×4から梱包木箱まで使用可能。新マガジンを採用しており、長い釘の装填も楽々。

ネイル装填数 150 本・200 本・250 本・300 本
使用釘長さ ワイヤ釘専用(常圧):90mm、ネイラワイヤ専用サイズ:全長350mm
梱包サイズ ‎40.5 x 36.2 x 15.8 cm
重量 3.6kg

まとめ

いかがでしたか?

今回は釘打機を選ぶ際のポイントと、アクトツールがおすすめしたい機種を3メーカーごとに紹介しました! 参考になれば嬉しい限りです(^^)

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