【電動/エア】タッカーのおすすめ機種・選び方をご紹介
建設現場はもちろん、DIYでも活躍するタッカー。
使い方がとてもカンタンで、壁紙やイスカバーをはり替える日常的なシーンでも使用できます(^^)
そのためDIYで購入する方も多いです。
しかしタッカーにもエア式・電動(充電式)と種類があり、使用するステープルによっても機種が変わります。(ステープルの説明は後述します)
そこでこの記事ではタッカーについてわかりやすく説明した後、タッカーを選ぶときのポイントを3つ紹介します。
どれもカンタンなので、ぜひチェックしてくださいね。
記事の後半からはオススメのタッカーをエア式・電動式に分けて紹介するので、タッカー選びで迷っている方にもオススメです。
タッカーとは?
タッカーをカンタンに言えば「大きくて強力なホチキス」です。
ただ、用途は普通のホチキスと異なります。
ホチキスは紙をまとめる時に使いますよね。
一方タッカーは、木の板・壁紙に使用ができます。
そのため壁にクロスを貼るとき、利用されることも多いです。
またイスの裏側を見てみると、ホチキスのように布地が留められていることがあります。これらはタッカーによって留めたケースが多いです。
ちなみにホチキスで使用する「ハリ」のことを、タッカーでは「ステープル」と言います。ホチキスのハリと同じく、「コ」の字型なのが特徴。 ホチキスよりも強力で、木などにも使用できます。
1万円を切るタッカーもたくさん販売されており、コスパも良いのが特徴。 あつかいやすい工具です。ちなみにタッカーと似た商品で「ピンネイラ」「フィニッシュネイラ」と呼ばれる工具があるので、次章からカンタンに紹介します。
タッカー・ピンネイラ・フィニッシュネイラ・フロアタッカーの違い
タッカー・ピンネイラ・フィニッシュネイラ・フロアタッカーの大きな違いは、使用するクギ(ステープル)の種類です。長さ・太さが異なり互換性がないので、たとえばタッカーのステープルを使ってピンネイラを使うことはできません。
タッカーで使用するクギ
タッカーで使用する「ステープル」は、コの字型でホチキスの針と似ています。2本の足で固定するので、固定力が強いです。
一方、打ち込み跡が目立ってしまうのがデメリットとも言えます。
目に見えない場所を固定するさいによく使用され、断熱材・防音シート留めなどで利用することが多いです。
ピンネイラで使用するクギ
ピンネイラで使用するクギは、線径が0.6mmとひじょうに細いのが特徴です。
そのため、打ち込み跡が目立たないのが大きな特徴。一方細いために、固定する力は弱い傾向にあります。
内装工事で化粧材の取り付けで使用することが多く、デメリットである「固定力の弱さ」を利用し仮止めに使われることもあります。
フィニッシュネイラで使用するクギ
フィニッシュネイラでは「仕上げクギ」と呼ばれるクギを使います。線径が1.9mmなので「ピンネイラ」のクギよりも太いのが特徴。
固定する力もピンネイラより強く、カラバリエーションがたくさんあります。
なぜさまざまな色があるかというと、打ち込み跡を目立たなくするためです。
たとえばベージュの椅子にフィニッシュネイラを使用するときは、同じくベージュの仕上げクギを利用します。結果的に、打ち込み跡が目立たなくなります。
フロアタッカーで使用するクギ
工具にはさまざまな名称がある!?
- タッカーは「エアネイラ」
- フィニッシュネイラは「仕上釘打機」
- ピンネイラは「ピンタッカー」
と呼ばれることもあります。
メーカーごとに呼び名は変わりますが、同じ工具を指すので安心してください。さて、ここまでカンタンにタッカーの特徴と他工具との違いついて解説しました。 次章からはタッカーの選び方についてまとめます。
タッカーの選び方
タッカーを選ぶときのポイントは、下記の3つです。
- エア/電動
- メーカー
- ステーブル
次章から一つずつチェックしていきましょう。
エア/電動
タッカーにはエア式と電動式(充電式)があります。特徴をまとめると、下記の通りです。
メリット | デメリット | |
エア式 | ・操作がカンタン ・コスパ◎ | ・取り回しは△ |
電動式 | ・コードレスで、取り回しが◎ ・エアコンプレッサーが不要 | ・値段が高め |
エア式タッカーの特徴
エア式タッカーの特徴は、操作性とコスパです。
操作性がカンタンな機種も多く、長時間の作業にもピッタリ。
ただエア式タッカーは、文字通り「エアー(空気)」がひつようです。
そのため「エアコンプレッサー」もあわせて用意するひつようがあります。 その点はデメリットと言えるでしょう。
エアコンプレッサーとホースをつなぎ作業をするので、電動式に比べて取り回しはやや劣ります。
一方コスパは電動式にくらべて良いので「狭い場所では使用しない」「エアコンプレッサーを持っている」ケースと、コストをおさえたいときはエア式がオススメです。
ちなみにエアタッカーと一緒に使用するエアコンプレッサーですが、タッカー以外にもさまざまな電動工具に使用できます。タイヤの空気入れなど日常のシーンでも使えるので、持っておいても損はないエア工具と言えます。
「コンプレッサーの選び方&おすすめ機種【徹底解説】」もあるので、あわせてチェックしてくださいね(^^)
電動式タッカーの特徴
電動式タッカーの特徴は、コードレスによる取り回しの良さです。
エアコンプレッサーが不要なので、その点がメリットと言えます。
場所を取らずに保管でき、パワーも十分にある機種も多いです。
一方デメリットは、作業時間に限りがあること。
そして値段が高いことです。
充電式のエアタッカーなのでいつかは電源が切れます。また、値段も高くなる傾向も。ただ「エアコンプレッサーがない」「せまい場所で作業をする」という方は、電動式タッカーをオススメします。
常圧/高圧
エアタッカーには「常圧式」「高圧式」があります。
こちらも先に特徴をまとめます。
特徴 | |
常圧式 | ・長時間の作業向き ・コスパ◎ |
高圧式 | ・軽量 ・安定した打込力 |
常圧式
高圧と比較して、長時間の作業に向いているのが「常圧」となります。 また、コスパが良いのも特徴の一つ。高圧式
常圧より小型で軽量な機種が多い「高圧式」です。 安定した打込みが可能となります。 ただ、常圧式よりも価格が高くなる傾向にあるので注意が必要です。メーカー
タッカーを選ぶときは、メーカー選びも大事です。 そこでここからは信頼性・性能が良いタッカーを製造している企業を紹介します。 タッカー選びで迷っている方はこの中のメーカーから選ぶのもアリですよ(^^)マキタ
電動工具市場でトップを走るマキタ。グローバルに市場を広げており、「電動工具で迷ったらとりあえず安定のマキタ!」と言う方も多いほど、信頼できる電動工具メーカーです。
営業所が多いため、修理に出しやすいのも大きな特徴。パワーが強力なエアタッカーを販売しており、実用的で丈夫です。 プロの職人さんによく利用されている印象です。
ハイコーキ(HiKOKI)
電動工具市場でマキタと常にシェアを争っているのが、ハイコーキ(HiKOKI)です。もともとは日立グループで、技術力が高いのが特徴。独自の技術を電動工具へ組み込むのがうまく、シェアを拡大しています。
マックス
ホチキスなどオフィス用品を製造・販売するマックスですが、タッカーも販売しています。種類が多く、プロからDIYで利用する方まではば広いニーズに対応。エア工具の評判がよく、エアタッカーのシェアもかなり高い印象です。
ステープル
記事冒頭でカンタンに紹介しましたが、エアタッカーでは「ステープル」を使い、壁紙などを留めます。
ステープルにも種類があり、4mm〜10mmが一般的。
この数字はステープルの幅です。
4mmであれば幅がせまいステープル、10mmであれば幅が広いステープルとなります。使用するエアタッカーごとに、ステープルの幅が変わるので注意しましょう。
4mmステープル
エアタッカーでよく使用されるのが、4mmステープルです。
幅がせまいので、打ち込み跡を目立たなくするときに利用します。
10mmステープル
4mmステープルよりもはばが広い10mmステープル。4mmよりも目立ちやすいので、イスの裏側など目立ちづらい場所でよく使用します。 ほかにも7mmステープルもあり、より強度が高くなります。
上述した4mm・10mmステープルよりも線が太いため、フロア材など硬い材料への打ち込みによく使われているイメージです。
さらに9mm幅のRT線と呼ばれるステープルもあります。 ただ、初めてタッカーを買う方は一般的な4mm・10mm対応型がオススメです。
タッカーのおすすめ機種
ここからはオススメのタッカーを合計6機種紹介します。
エア・電動に分けて紹介するので「どのタッカーがいいのか分からなくなってきた...」という方は、ぜひチェックしてください。
エアタッカーのおすすめ機種
マックス
TA-225
エアタッカーのシェアが高いマックスのTA-225。TA-225ではステープルがなくなるとピストンが止まり、空打ちを防止します。
安全性が高い機種で、ステープルの残量も一目でわかる残量表示窓も嬉しいポイント。打ち込みの深さに合わせて深さを調整でき、性能的にもバランスが取れた一台となります。 最初の一台にもってこいの機種と言えるでしょう。
常圧/高圧 | 常圧 |
使用ステープル | 4mm幅(4J) |
装填数(本) | 100 |
クギの長さ(mm) | 13〜25 |
ハイコーキ
N2504MB
使い勝手の良いN2504MBの紹介です。 先端部分がスッキリしており、狙った場所への打ち込みがカンタンな「スマートプッシュ」が搭載されています。
ダイヤル操作で単発・連続打ちの切り替えもでき、清掃のためのエアダスタ機能も。 さらに打ち込み深さを変えられるダイヤル機能もあり「さすがハイコーキ製」と言える一台でしょう。
常圧/高圧 | 常圧 |
使用ステープル | 4mm幅(4J) |
装填数(本) | 100 |
クギの長さ(mm) | 13〜25 |
マキタ
AT425HE
マキタのAT425HEの特徴はなんといっても軽量&コンパクトです。高圧専用設計ではクラス最短の高さ151mmで、質量は0.9kgと軽量です。
軽くてコンパクトですが、機能も満載。
から打ち防止機能・打ち込み深さ調整はもちろんついています。 さらにエアダスタの風量調整ダイヤルもあり、ホコリや木屑の吹き飛ばしにも便利です。
常圧/高圧 | 高圧 |
使用ステープル | 4mm幅(4J) |
装填数(本) | 100 |
クギの長さ(mm) | 13〜25 |
電動タッカーのおすすめ機種
マックス
TJ-25
TJ-25の特徴は「低反動」です。 ステープルを打ち込むときの反動で生じやすい「機械ブレ」「パワーロス」を抑える反吸収機構が搭載。
クギ浮きや部材の破損を抑えます。 充電式タッカーなので、ホースの取り付けも不要。1充電あたりで約4,000本の作業ができ、スタミナも十分です。 細かいポイントですが、LEDライト付きで夕方の作業も可能。
電圧 | 18V |
使用ステープル | 10mm幅(10J) |
装填数(本) | 100(MAX:111) |
クギの長さ(mm) | 13〜25 |
ハイコーキ
N3604DJ
柔らかい防水シートから木材まではば広い材質に対応するN3604DJ。1充電あたりの作業量は、先ほど紹介したマックスと同じく約4,000本となります。
強力スプリングと反動低減機構が搭載されており、作業性もアップ。
速射性もダントツで、連続打ちも楽々です。 ツールレスで打ち込み深さの調整もでき、空打ち防止機能ももちろんあります。溝打ち用・平打ち用のノーズキャップがあり、プロの職人さんへオススメしたい一台です。
電圧 | 36V |
使用ステープル | 4mm幅(4J) |
装填数(本) | 100 |
クギの長さ(mm) | 13〜25 |
マキタ
ST113D
最後に紹介するのが、マキタのST113D。 軽量&ショートボディで、取り回しも楽々です。コンタクトアーム方式を採用しており、単発・連発打ちが可能となります。
素早く安定した打ち込みが実現でき、断熱材留めなどで広く利用されているイメージです。 電動式のエアタッカーの中ではコスパも良いのが特徴。ただし、タッカーの中では少し珍しい9mm幅のRT線ケーブルなのでご注意ください。
電圧 | 10.8V |
使用ステープル | 9mm幅(RT線ケーブル) |
装填数(本) | 150 |
クギの長さ(mm) | 7〜10mm |
まとめ
いかがでしたか?
今回はタッカーについてのカンタンな紹介と、選ぶときのポイントを紹介しました。
ぜひ、参考にしてくださいね。迷っている方は今回紹介したオススメのエアタッカー・電動カッターから選ぶのもアリですよ(^^) また「タッカーを買いたいけど予算が...」という方もご心配なく!
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